幸せは「デンボのおにぎり」

デンボとは、アニメ「おじゃる丸」に登場するキャラクターである。蛍をモチーフにしており、喋る。
「デンボのおにぎり」とはそのデンボが握ったおにぎりのことである。おじゃる丸の作中で何度も登場してくる。

話は変わって。
私は幼少期に朝ごはんを食べない子供だった。
正確には寝起きが悪くて、とてもじゃないけど何かを食べることなんか出来なかった。
見かねた母が、食欲が無い私でもつまめるようにと作ったのが親指の先くらいの大きさのおにぎりだった。
そう、まるでデンボのおにぎりのような。
それからそのおにぎりは我が家で朝だけでなく登場するようになったのだけれども、それが何となく普通サイズのおにぎりよりも美味しい気がする。違うのはサイズだけなのに。
少ないものは美味しく感じるのだろうか。
そういえば、ケーキは最初の一口が1番美味しくて、それ以降はどんどん美味しくなくなっていくという心理学的観点からの研究結果があると聞いたことがあったような…

これからは欲張らず、少しだけを有難く頂いて、美味しさの頂点に近いうちに食べ終わりたいものである(多分無理)。

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