見出し画像

離乳食のための体づくり講座のまとめ

私が通っている歯医者さん主催「離乳食を始めるにあたっての赤ちゃんの体づくり」という講座を受けてきたので備忘録。初zoom!
離乳食を進めるには赤ちゃんの体の発達が大切ですよという内容。
講師は幼稚園の園長さん(保育士)、二児の母。
あくまで聞いた内容で、ソースとかは調べてない。

体づくりで大切なのは「体幹・目・ボディイメージ」

キーワードは①体幹②目③ボディイメージ

①体幹​

赤ちゃんの発達は、以下の順で、それぞれ鍛えられる筋肉がちがう
仰向けて足を上げる ・・・腹筋

寝返り・上体起こし ・・・背筋

ずりばい

はいはい ・・・重心コントロールと体幹

おすわり

自力でのおすわりでは腹筋と背筋を使うが、バンボなどの椅子を使うと筋肉を発達させることができなかったり、猫背になったりするリスクがある。
なるべく自力で座れるまで椅子は使わないほうが良い。

体の中心(正中線)の安定も大切。
遊びに取り入れながら感覚を掴めるようにするのがおすすめ。
・赤ちゃんが仰向けに寝ている状態で、足元に座る。胸の真上あたりにおもちゃを持って注目させる。
・仰向けの赤ちゃんの両手両足をまとめて持って、左右に揺らす。
・大人があぐらをかいている間に座らせ、一緒に左右に揺れる。
など

体は中心から末梢へ発達していく。
例えば、鉛筆や箸を持つような指先を器用に使う動作ができるようになるためには、体幹→肩→腕…と順番に発達させる必要がある。
そのためにも仰向け・うつ伏せ・はいはいなどで全身を鍛えることは重要。

②目

大人や周りのものを見ることで、つかみたい、舐めたいという意欲につながっていく。
食事をしている様子をみせることで「食べたい」の欲求も生まれる。

遠くを見る→副交感神経優位(リラックス)
近くを見る→交感神経優位(活発)
泣いているときに立って抱っこしたほうがいいのはそのせいかも。

テレビを見せるのはなるべく避ける。
じーっと見ているのは目の刺激が強いためで集中しているわけではない。脳波が認知症の人と同じだったという研究結果も(!)。

③ボディイメージ

赤ちゃんは、自分の体の形は球体のようなイメージを持っている。
自分の体の形や大きさを知る=ボディイメージ
ボディイメージが掴めていないと、危険な高いところから飛び降りたり、他の子にぶつかりやすかったりといったことが起こりやすい。
これも遊びに取り入れながらトレーニングするのが○。
・全身を1秒に5cm移動くらいの速度で撫でる、そのとき「手」「足」と名前も教えながらコミュニケーションをとる
・指を一本ずつ優しく握って離す を繰り返す

口の感覚(イメージ)
大きなおもちゃや手・こぶしを入れてえずく動作によって、口の大きさや口に入れられるものの大きさを確かめている。
だからえずいていても止めなくてOK
おもちゃのサイズの目安はトイレットペーパーの芯の穴より大きいものを(誤嚥防止)。
洗った生の人参丸ごとなどもおすすめ(!)

離乳食

「首が座る」「大人の食事に興味を持つ」「スプーンを口に入れても押し返さない」が合図。
※首が座る…うつ伏せで上体を起こして、首を左右に動かせればOK
大人の食事の見せ方は膝に座らせると良い。椅子NGのため。

スプーンに赤ちゃんの親指第一関節分くらいの量を乗せて与える。
下唇にスプーンを置いてあげて、食べたらまっすぐ引く。
赤ちゃんの顎を上げて流し込むような入れ方&スプーンを上に引くのは避ける。食べにくいし赤ちゃんも疲れてしまう。
赤ちゃんははじめは舌を前後にしか動かせない。

飲み物は白湯がベター。
最近は水を「味がない」といって飲めない子どもが増えている。
飲み物の飲ませ方はスプーン→コップ→ストローの順。
コップは100均にある小さい計量カップがおすすめ。小さく、透明で赤ちゃんの口も見えるので使いやすい。
ストローで吸う動作は発達に不要だし、初めからストローだとなんでも吸い込んで取り入れるようになってしまうので使うのは最後。3歳くらいからでOK。

離乳食は本来大人のメニューを味付け前に取り分けるもの。
炊飯器で一緒におかゆを作ったり、人参などを入れて温野菜にしてすりつぶすなど、手間をかける必要はなし。
おかゆを作る際にカップに昆布やにぼしを入れて炊くとタンパク質も取りやすい。
インスタとか見ると綺麗に作ってあるものが多くて焦ってしまうかもしれないが、そういうことに時間をかけるなら10分でも体を休めてたほうがいい。

BLW(Baby Led Weaning)やタンパク質から始める離乳食など、考え方や進め方も多様。自分がやってみたいもの、赤ちゃんが嫌がらないものなら試してOK。

離乳食を与える際も、自力で座れるようになるまでは大人の足の上などに座らせてあげる。

成長してくると、お皿を投げたりコップを倒したりと遊びまくるけど、探究心・好奇心の発達には良い。
例えば「コップの中身を別の皿に入れる」という動作は、「点と点を線で結ぶ」という力に繋がる。
とはいっても毎日付き合うのは大変なので、休日で大人が二人いるときや、心に余裕があるときなど、たまに遊ばせてあげるくらいでもOK。

所感など

離乳食を始めるタイミングはだいたい知っているとおりだったけど、離乳食を上手に食べてくれる、スムーズに進めるために体づくりから必要って考え方はなかったので新鮮だった。

BFについては原材料が気になるみたいなニュアンスだったので、買うときは表示チェックが必要かな。。
たんぱく質から始める離乳食は興味深かった。ググったらMEC補完食っていうらしい。WHOも離乳食ではなく補完食という表現を使ってる。
ただたんぱく質スタートの離乳食については、小児科のブログ1件のほかは、WordPressのアフィブログばっかり。本は1冊あったけど、分子栄養学などやや信じていいのかな〜って感じのものだった。。。
鉄分他不足する栄養については添加されたBFとか赤ちゃん向けサプリ(要検討)で補う方が安心かも。。

経験が知識になって知恵になる。なるべくやりたいようにやらせる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?