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近所の夏祭りの焼きそばでたのしいお昼ごはん

2024.8.18(日)

町内の小さなお祭りが開催されるとのことで、焼きそば引換券を持って母と会場に向かいました。

焼きそばは無料で、そのほかにもフランクフルトや唐揚げ、ポテトフライなんかも買えるんだとか。

破れた網戸を張り替えている父に「今から焼きそばもらいに行くけど、フランクフルトとか唐揚げとかも欲しい?」と聞くと、
「唐揚げ!…あとフランクフルト!」との返事。

私もたまにはフランクフルトなんか食べようかな、なんてわくわくしながら母とお祭り会場へ。

炎天下のなか、てくてく40歩くらい歩いて、あっというまに到着。
それもそのはず、お祭り会場は家からすぐ近くの公園なんです。
小さいころからおなじみの、第一公園。

お祭りなのか分からないくらいの、こじんまりとした感じは相変わらず…。

だけど、これがいい。
この町のお祭りはこれがいい。
小学生の頃は私もお祭りに参加する側だったから、変わらないしょぼめの姿が少し愛おしく思えるのでした。

とは言っても気になるのが、子どもがいないこと。
私たちのころは子どもたちがお店を手伝ったり、お神輿を担いだりしていたのに、今は子どもなんてひとりも見当たらない…。

そこで盛り上げてくれているのは町内のおじさまおばさまたち。
受付をしてくれる人や焼きそばをくれる人も、見渡す限りベテランの方たちで、若くても50代。
顔を真っ赤にしながら楽しそうにお祭りを回していました。

猛暑の中、がんばってくれてありがとう。
心の中で唱えつつ、焼きそばとフランクフルト、それから唐揚げを手に帰宅。

まわりとなじめずお祭りが憂鬱だった小学生の私へ、12年後の今はこうしてふらっと焼きそばをもらいに来たりなんかしているよ。

この入れ物がまた祭りらしくていいんだよな、と父。
うんうん、分かるよ。

こうして本日はお祭りムードのお昼ごはん。
たまにしかないこの茶色尽くしの食卓も、今日は嬉しい。

パリッとしたキャベツの焼きそば、こんがりフランクフルト、からりと上手に揚がった唐揚げ、どれもおいしいおいしい。

父も「このフランクフルトは焼き目をつけてるから、香ばしくていいなあ。」とご満悦。
母の作ったおにぎりも平らげていました。

夏バテの母は焼きそば一点集中型。

私はと言えば、茶色いお祭りフードたちの濃い味に耐えかねて、白いごはんを持ちだす始末。
途中から、焼きそばを差し置いてごはんを食べるという自由人っぷりを発揮。

公園のほうからは祭りらしい音は聞こえてこないので、祭囃子のBGMをかけながらの、陽気な時間となったのでした。

茶色ばっかりのお祭りごはんに
うれしい瓜の浅漬け。
梨も旬になってきた
ばんざい!



結局、子どもがいないせいか午後になっても「わっしょい!ピッピッ!(ホイッスルの音)」という恒例だったお神輿の掛け声も聞こえてこず…。

だけど近くでお祭りをやっているんだというわくわく感が心地よい、そんなお盆最終日なのでした。


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