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「滅びの前のシャングリラ」の感想 ネタバレはないです

夢に出てくるような不確かさ。
でも誰しもが考え得る人生最後の日

この日に向かっていく4人の物語
『滅びの前のシャングリラ』を読破。

1ヶ月後小惑星が地球に衝突し、
この世界は滅びる。と巻頭にあり

非現実的な言葉にSF系のストーリーを思い出した。馴染みなく読むのを躊躇ったが、
著者、凪良ゆうさんの前回作
『流浪の月』に影響を受け今回も本を手に取った。


読んだ後、自身の最後の日を考えるよりもなにも、『心の中の光は何なのか』を考えてしまった。

自分自身にとっての光とは
いってらっしゃいと見守ってくれる家族
いつも応援してくれてるファンの皆さん
笑顔をくれる友達、大切なひとたち

そして

好きなことに時間を使える孤独

暗闇に潜りたくなることだってあるし
なんならずっと寝ていたいと思う日もある

そんな光を全て包み込んで自分なのだと、
暗闇をも照らすほどの光が
人の中に眠っているのだと感じられた作品。

それぞれの光の形を考え出すとキリがない

感じようといれるようになりたい。


人生最後の日に悔いを残さないように
と生きるのもいいけど、
最期の最期になっても、もう少し生きて、
悔いを作り続ける人生もいいかもなーと

探検家のような心を持たせてくれた作品でした。

数ある選択肢から正解ばっかり選ばなくていいよね

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