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海外旅行はもう行かないかも

世界的な病に見舞われる前までは、定期的に海外に行くことが楽しみのひとつだった。
だが、2020年1月を最後に国際線の飛行機に乗っていない。そんな状態が続いた1年間は、早く行けるようになればいいなあ、とただ漠然と思っていた。
しかし、行けない状況が続くにつれ行きたい欲が段々と薄くなっていく。

最近YouTubeで、4K映像で海外のいろいろな街をただ散策するチャンネルが増えてきた。長いもので5時間もあるチャンネルも存在する。
そして、ドライブ映像も。
ドライブ映像を見ていると、もう自分がその街にいて運転している気分になる。
シカゴ、マイアミ、NY、ドバイ、モナコ、ロンドン、マドリード、ミラノ、シンガポール、LA...
たくさんの街に、ベッドで横になっているだけで行った気になってしまう。

そして、東京の首都高映像はその中でも抜きん出て楽しい。自分が運転していると見られない景色も見られる。夜の首都高は本当に素晴らしい。
コメントを見ていると、海外の方からも東京は別次元だ、と書かれていたりする。

旅行とは大概がリラックスするために行くものだ。しかし実際行くとなると、ビザが要る国もあるし、パスポートの期限を確認するところから始まって、ホテルとエアの予約、日程調整、荷物のパッキング、フライト、着いたら着いたで、一日の予定をこなす。そして、帰国準備。
時間に縛られたくなくて、リラックスしたくて旅行に行くのに、結局は時間で動かねばならない。
これはよく考えたら、気力体力がなければできないことだ。
更には時差ボケも加わる。

歳を重ねたせいか、フットワークも重くなった。
YouTubeで気軽にドライブできる海外で十分とは言わないが、この2年で完全に気力を失くしたようだ。
段々と日本からも海外に行けるようになってきているが、今は悲しいかなどこにも行きたくなくなってしまった。

今後また行きたくなるのかもわからないが、「便利な時代」とは、楽しみさえも便利になることなのかもしれない。

#海外旅行 #バーチャル旅行

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