貰ったもの

はじめまして。笹食レッサです。
今日少し心が温まる事がありました。

夕方、用事があって電車に乗ろうと駅に向かいました。
駅の目の前まで行くと、野球の帰りであろう少年少女と大人がいました。

結構な人数で、ゾロゾロと歩いています。
小学生らしく、話をしながらガヤガヤと話しています。
改札に向かう階段を降ろうとした時、階段には横いっぱいに広がって降りている小学生が…。
人数も歩幅も違うので、まばらに空いています。後ろにもまだたくさんいます。

歩きもゆっくりの為、後ろを付く形で歩きます。
追い越そうにも、階段いっぱいに広がっているので難しく。
その時でした。

「人来てるから、右に寄って！！」

私の右後ろを歩いていた、3〜4年生ぐらいの男の子が前に声をかけたのです。
しかし、前を歩いていた子達は、話に夢中で気づかなかったようで道は空きませんでした。

結局何も変わらなかったのですが、そうやって声を上げれる事ってすごいと思いました。
これまで、小学生って周りを見れていないイメージがありました。

直接お礼を言いたいぐらいでしたが、そんな事をするとレッサが不審者認定されてしまうので、心の中で。

たとえ届かなくても、
声を上げた事に意味があるのです。

声を上げてくれた彼は、声が届かなかった事をどう思ったでしょうか。
もしかすると、声を上げた事を少し後悔したかも知れません。
でも、こうやって誰かの心に残っているのです。
私も彼みたいな人間になれたらと、心の底から思いました。

彼に何かしらの幸運が降り掛かればいいなぁ。