記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

2部6章「妖精円卓領域アヴァロン・ル・フェ」を読み返して

おはこんばんにちは、七海です。

今回は、ふと暇つぶしにつけたYOU TUBEで、2部6章「妖精円卓領域アヴァロン・ル・フェ」を攻略していた方がいたので、読み返した感想になります。
ネタバレになりますので、まだ「アヴァロン・ル・フェ」をクリアしていないネタバレ不可のマスターは、ブラウザバック推奨になります。


許されよ、許されよ

我らが罪を、許されよ


よろしいですか?



よろしいですね??



では、しばしお付き合いください。
罪なき気にしない者のみ通るがいい。


まずは第6異聞帯「妖精円卓領域アヴァロン・ル・フェ」までの道筋をば。

2部5章の舞台、オリュンポスでクリプター最強の魔術師・キリシュタリアに勝ったマスターとマシュ。
が、オリュンポスの空想樹は燃え上がり、キリシュタリアはクリプター仲間であったはずのベリル・ガットに殺されてしまいます。

そして「異星の神」に関する重要な情報を得てしまったカドックはリンボによって致命傷を受けてしまいますが、ロシア異聞帯で密約を交わしていたアナスタシアの頼みを受けたラスプーチンにより救助され、カルデアに託されます。

一方、インド異聞帯でカルデアに負け、オリュンポス異聞帯に避難していた、4人目のクリプター:スカンジナビア・ペペロンチーノ。
彼は、クリプターとしてのけじめのためにベリルを討つと決め、単独で第6異聞帯へ潜入。

そしてカルデア一行はリンボとの決着をつけるのですが、シバがとある未来予測をしたことで、一行は第6異聞帯へいくことに。
それは、地球白紙化を上回る地球の崩落。
その出所が西洋、イギリス・・・第6の異聞帯でした。

オリュンポスの空想樹を燃やしたのは第6異聞帯から放たれた「ロンゴミニアド」。
当初、シオンやダ・ヴィンチたちは空想樹がない以上、第6異聞帯は自然に崩壊するだろうと予想していました。が、地球崩落とあっては一大事。
また、「異星の神」対抗のためにそのロンゴミニアドが欲しいカルデア一行は、一路第6異聞帯を目指すことになります。

上陸した第6異聞帯は、妖精が繁栄している文字通りの「妖精國」。
が、ネモとホームズが、意識はあり動けるものの、謎の霊騎の不調を感じ、このことから「第6異聞帯は汎人類史を完全拒絶している」という結論に至るカルデア一行。
そのため汎人類史のサーヴァントは召喚できず、調査班としてマシュとダヴィンチとともに第6異聞帯の地を踏み出すマスター。
が、その直後にマスターは謎の霧によって気絶し、マシュ、ダヴィンチとはぐれてしまう。
その後なんやかんやとありながら、マシュやダヴィンチとやっとの思いで合流できたマスターは、現地で出会った妖精「アルトリア・キャスター」や「ガレス」に「ノクナレア」、現地人の「パーシヴァル」、数か月前に召喚された汎人類史の英霊「オベロン」、一足先に第6異聞帯に乗り込み「ペペロン伯爵」として地盤を固めていたペペロンチーノなどの助力を得て、妖精國の王「モルガン」を倒しにいく・・・という形になります。

この章、単行本4冊分のシナリオだけあってさまざまな登場人物がでてくるのですが・・・モルガン、妖精騎士3人、アルトリア、オベロン、そしてプレイアブルではないものの、位置的に重要な位置にいたキャラクターたちにはそれぞれに複雑な事情があります。
そしてこれまた一部例外を除いて、「そりゃこうなっても仕方ないよな」と同情するところもあり・・・簡単に一言で善悪、良し悪しを言えないのが、いい意味で後味の悪さを出しています。

はてさて、そんな中で・・・
現在、メインストーリーは奏章Ⅱ「不可逆廃棄孔イド」まで公開されているわけですが、ここまでやっていると、「アヴァロン・ル・フェ」の中でも、ちょいちょい伏線があったんだなぁということがわかります。

ますはここ。
断章で、トネリコが楽園の妖精としての使命を捨て、妖精を救わずブリテンを守ると方針を考え直したところ。

ミクトランまでクリアすると、「異星の神」の「異星」とはカルデアスであったことがデイビットから告げられます。
カルデアスとは、1990年に完成したカルデアの発明品の1つで、正式名称は「疑似地球環境モデル・カルデアス」。
地球の魂をコピー・再出力した疑似天体球で、もう1つの名前は「人理保証天球」。

地球の極小モデルであろうと、地球というオリジナルが存在している以上、地球とカルデアスは似ていても別の星であり別の世界。
そして地球白紙化は、カルデアス地球の地表と「置換」されたため起こったものです。

また後編ラストでモルガンを倒したあと、

とも発言しています。
このことから、すでにモルガンは「異星」=カルデアス、もしくはカルデア起因の「何か」があり、後述のトネリコ時代の言葉から「人理の壁」のことも把握していたんだな、ということが知れます。

また、断章最後でマシュに告げられたトネリコのこの言葉。
この「人生の解析」と3つの心。

うーん、3つの心・・・「3つ」の心、ねぇ・・・
あっれれぇぇ、どこかで聞いたような気がしますねぇ・・・?(すっとぼけ)

ええ、はい、前述した通り、おそらくこれは奏章オーディールコールですね。

理解しようとする心=アルターエゴ
受け入れようとする心=アヴェンジャー
はね除けようとする心=ルーラー

なのではないかと。トネリコの言葉を借りれば、
奏章Ⅰでは「本当の自分」諦めず放棄せす探し、”理解する”お話。
奏章Ⅱでは「復讐心」を”受け入れ”なおも挫けず憎まないお話だったんじゃないのかな、と。

このころからカルデアス、天球、異星、人理の壁のことを把握している(しかも3つと数までぴったり!!!)とか、一発でカルデア召喚式のこととかレイシフトのこととかも見破るし・・・ほんと陛下どれだけのスペックあるの・・・


さてさて、お次ですが・・・

1枚目の画像は、皆さまご存じ「アルトリア・キャスター」。
2枚目の画像は、「断章」で出てきた「トネリコ」です。
ぱっと見ではわかりづらいのですが、この二人、よーく見ると細かいところが違います。ざっと上げると、以下の通り。

①胸元のリボン、
アルキャスが青、トネリコは黒

②胸元リボンについている宝石
アルキャスが青、トネリコが赤。

③服の袖口のボタン
アルキャスが赤、トネリコが黒

④髪を縛っているリボン
二人とも黒のようですが、トネリコの方が大きめ

⑤帽子の模様

⑥持っている杖。


実は、このトネリコ=モルガンとわかるのは、後編の中盤の終わりごろ。
「え、モルガンなの?!」となったマスターもおおいはず。


さて、では最後に・・・モルガンと玉座で会話をした「カルデアの者」について。

この「同じ立ち位置にいた者として」。
同じ立ち位置、それはつまり「汎人類史を塗りつぶす」「惑星の崩壊」。

このことから、前々から言われていた通り、このカルデアの者はおそらくゲーティアなのではないでしょうか。
かつてソロモン王の遺体に巣食い、「ソロモン王」として人理焼却したことで、カルデア以外の外の世界は無の世界となりました。
ゲーティアは実際に「人理焼却」という人類史の塗りつぶしを行い、モルガンもまた、「妖精國の拡大」という形で汎人類史の塗りつぶしを行おうとしている。

しかもカルデアの者は、「かつて」と言っています。
「かつて」・・・つまり、この人物にとっては過去のことだということです。
また、道中でもマスターやマシュ、ダヴィンチちゃんたちからも「ロマニの姿をした誰か」ということはすでに言われています。

このことから、「過去」に「この星が崩壊」し「人類は消え去る」、「汎人類史を塗りつぶす」という立場にいた者。
何人か該当する者はいても、「ロマニ・アーキマン」に縁がある物はただひとり。
それが、魔神王ゲーティアです。
前述通り、ゲーティアはソロモンの遺体に巣くって人理焼却を行いました。
そのため、ソロモンが受肉したロマニの遺体も使うことが出来ているのではないでしょうか。

奏章もすでにⅡ章まで終わり、あらかじめ公言されている情報からするとアルエゴ、アヴェンジャー、ルーラーの存在意義・深堀りが各1章ずつ、そしてカルデアへ・・・という流れだと思われるので、折り返し地点。
ーーーだと思われますが、型月、きのこがそんなあっさり行かせるわけがない。
きっと奏章Ⅱまで公開されていても、まだまだきっと序盤も序盤かとw
だって2部5章や「アヴァロン・ル・フェ」の前例がありますしね!

アヴァロン・ル・フェは前述とおりシナリオ量が過去最大量文庫本4冊分。
前編は9章、後編15章で終わり・・・かと思えば、まさかまさかの戴冠式編が6章ありますというとんでもないことに。
2部5章についても、「あれ、アトランティス?」と思いきやまさかのアトランティス・オリュンポスの2部だてというサプライズ。
マスターたちはいろいろな意味で阿鼻叫喚だったに違いない。


というわけで、今回は2部6章「妖精円卓領域アヴァロン・ル・フェ」を読み返しての伏線についてでしたが、いかがでしたでしょうか。
よろしければ感想いただけますと嬉しいです。
それでは次回の記事でお会いしましょう!(* ̄▽ ̄)ノ~~ マタネー♪





よろしければサポートお願いします! いただいたサポートはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!🌼