【本誌感想】スパイファミリーMISSION:89・謎の姉さん使い

今回はユーリくん回だ！
と思ったら開始早々3コマ目でトラックに轢かれた。ぼーっとして轢かれないで〜〜
「いてて」で済むあたり、黄昏が慄いたヨルさんとの蛮行（と書いてスキンシップ）の賜物なのね（笑）
普通に出社して上司に病院行けとも言われないの何？？
姉に会いに行けてないことの方が重症だと言わんばかりの反応面白すぎるでしょ。

ユーリくんの過去話と子どもっぽさ

この回ではユーリくんの過去話をチラ見できたので嬉しい。飛び級のエリートは分かってたけど、まさか14歳で大学進学していたなんて。生意気な態度で姉以外に興味なしのふてぶてしさ〜でもそれは非力な自分に苛立ってただけなんだね。
クロエとの関係性も明らかに。大学時代の先輩だったんだ〜！「ユーリくん」呼び&タメ口いいね。
クロエにとってユーリくんは、上官でありながら歳下の子ども。だから平手打ち喰らわせて自分を大事にしなさいと諭すことができるんだね。真っ直ぐ自分を叱ってくれる、こういう関係性って貴重だよね。
（クロエに2回目殴られて、んばってなってる時のユーリくんの顔がじわじわくる）

ヨルさんとユーリくんはお互いを支えにして二人で助け合って生きてきたから、自分よりも他人を優先する優しい人たち。
でもユーリくんが死んだらヨルさん悲しむし、逆も然り。自分を大切にというのはヨルさんにも言えることなんだよね。

ユーリくんが恋人作らないのって、姉以外の女性というか人間に興味ないからだと思ってたけど、恋愛に浮ついたらヨルさんが気を悪くすると思ってるの？ユーリくんに家族以外の大切な人ができたら喜ぶに決まってるじゃない！！
盲目なんだよねえ。「姉さんの幸せ」を自分の中で拡大解釈して好きすぎるあまりヨルさんの気持ちをきちんと理解できてないし、暴走しちゃってる。そういうところがエリートだけど若いというか青いというか、まだまだ子どもなんだなと。
恋愛云々でないにしても、クロエみたいに真正面から叱る人がそばにいてくれるなら少し安心。

なんかもう……規格外の姉弟

冒頭のトラックに轢かれて出勤もなかなかだけど、細かいセリフも笑えるんだよね〜！
姉を守るモチベーションを失くしたらカスも残らないのがユーリ・ブライア。
とんでもないエリートって自覚あるんだ……

この姉弟、結局似たもの同士なのよね。
車内からの匂い嗅ぎ分けたり気配を察知したり、身体が信じられないほど頑丈で車に轢かれても平然としてたり。
あのロイドさんがドン引きするくらい異常値叩き出してる強さ（笑）
ヨルさん、豪華客船の時匂いしないって言われてたのに。この姉弟って雪山で遭難しても無事に再会できそう。
ユーリくんのシスコン具合が……ロッカーや部屋に飾った写真といい、匂い嗅ぎ分けといい、ヨルさんがほんわかと広い心で受け入れてしまう人だからいいけど、一般的にはストーカーの域なのよユーリくん。

ユーリくんがどこまでもユーリくん

姉さんパンチ！姉さんキック！
技名叫ぶタイプの子だわ。ANE波動（笑）
謎の姉さん使い認定されてしまって、初回読みで深夜に笑いが止まらなくなった。

幼ヨルさんがぐうかわ。
自分のせいで姉がボロボロになったら悲しいと訴える弟に、「ハチの攻撃もイノシシの攻撃も全部避けられるようなスピードを身につけるね」とニッコリ笑顔。
無茶ではなくなればいいと。こんなに幼い子どもたちなのにタフすぎる。
ところでこの幼ヨルさんが絶妙に可愛すぎてずっと見てしまう。

差し入れの料理をロイドが作ったと分かった途端に戻すのがユーリくんらしい。
食べ物を粗末にしたらダメってヨルさんが言う？？幼い頃からユーリくん、ヨルさんの手料理吐きながら食べてたよ。絶対栄養摂取できてないよあれ（笑）

ユーリくんが想像するロイドさん、逮捕時点で衣服がボロ布になってる。ヨルさんや夜帷もだけど、妄想の中のロイド・フォージャーぶれぶれすぎて面白い。
アーニャちゃんの鼻垂れダミアンや、ダミアンのアーニャちゃん少女フィルターもだけど、相手の人物像を自分本位のイメージである程度形作ってしまうという風刺？いや遠藤先生そんな深いこと考えてないよ（オタクは深読みする生き物なので……）

ユーリくんの「えっじゃあ好きなの？」には「好きです」と即答できるようにならないとヨルさん！！そこ大事なところなので。
でも、夫婦仲や結婚を疑うのはやめて、ひたすらロイドさんを排除しようと嫌いだよねって圧をかけた質問するあたり、ユーリくんは姉の幸せがフォージャー家にあると、結婚は一応認めているのかな？ただロイドさんは認めないという天邪鬼。
初対面の義兄弟が仮面被って礼儀正しく会話してるのも好きだったな〜

右腕に銃創のある人物を調べてるって黄昏ピンチ案件にならないか心配。スパイファミリーはちょっとしたセリフが次の話に繋がるから油断できない……

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