女性アイドルヲタがはじめて男性アイドル【JO1】の沼に落ちた話

こんにちは！！！最近巷で

#あなたのJO1はどこから

のタグが流行っていると聞きつけ

私も簡単にお話させていただけたらなーと！！

タイトルにもある通り私、生まれてからずっと女性アイドルしか推したことがありません。小さな頃からミニモニや月島きらりちゃんに憧れ、ハロプロ、AKB、地下ドル、Kポ、坂道などなど熱量は違えど大半のジャンルを履修してきた筋金入りの女性ドルオタです。小中学生の頃なんかは嵐やEXILEが大ブームで、周りの同級生が誰派だのとキャピキャピしていた時も、話に入れず外からぼんや〜り眺めているだけでした

自分が男性アイドルにハマれなかった理由として、男の子が愛嬌をしたりカッコつけたパフォーマンスをしているところにどこか共感性羞恥を覚える感覚があったことと、男性アイドルを推す自分にも恥ずかしいような気持ちがあったのかな、たぶん

かっこいい女性アイドルもこの世にはたくさんいるし、きっとこのまま一生男性アイドルにはハマらないんだろうな〜と思って生きてきました

そんな私がJO1の皆の存在を知ったのはproduce101JAPANが放送されていた2019年冬

友人が拓実くん1pickで、暇さえあれば日プの魅力を熱弁したり、会うたびに拓実くん今週は○位だったと教えてくれたことがきっかけでした

YouTubeでパフォーマンス映像をたまに見たり、週間順位を覗く程度でしたが、そのうち上位常連組などの顔と名前が一致してきたりもして...

とはいえ男性アイドルに興味もなかった私は彼らに対して「カッコイイ！」とか特別な感情を抱くことはなく、なんなら「めっちゃ一般人じゃん。本当にこの子たちアイドルになれんの？」くらいに思っていました

余談ですが、当時私にも1pick(と呼べるほど入れ込んでいたわけではないのですが)がいたものの、F前に落ちてしまいました。そのあとは好き顔だからって理由で何回か與那城さんに投票したりした

そして無事友達からも拓実くんデビューの報告をもらって、おめでとうと言ったことを覚えています

〜

それから程なくしてコロナが流行したり個人的に忙しかった時期というのもあって、あっという間に半年以上の月日が流れました

1pickが脱落し周囲にJAMもいなかった私はデビュー後追おう！というモチベーションも特になく、誰がデビューしたとかもそこまで認識しないままおすすめに出てくるMVを見たり見なかったり・・・それくらいの関心の薄さでした

そんなある日、特にきっかけがあったわけでもないのですがふと

「そういえば結局誰がデビューしたんだろ」

と興味本位で日プの公式サイトを開きました

本当に何かあったわけじゃなくてただの気まぐれだったんです、でも多分それって日々ニュースやSNSでJO1の名前を何気なく目にしていて、サブリミナル効果的に興味関心が生まれたってことなのかなって思います

と、話は戻りますが、最終順位のページを見たところ見覚えのある名前がちらほら

「あーやっぱり蓮くんと豆ちゃんはいるのね、瑠姫くんも聞いたことある...うんうん...」

そして私はとある名前を目にしてこう思います

木全？......キゼン？って誰だ...............

私のオタク人生を変えた木全翔也との出会いです

友達から毎週話を聞いていたはずなのに聞き馴染みのない名前。それもそのはずで彼は本当に本編で出番が無い。後日友達(※この子も結局デビュー後追ってないのでJO1に関する知識がプデュで止まっている)当時の彼への印象を聞いたら"なんか地味で.....弁当吐きそうになってた人"でした(失礼すぎ)

ギラついた雰囲気を纏ったメンバーが多くいる中で、異質にも思える純朴なビジュアル。いつもそわそわと気恥ずかしそうにしていて掴みどころがない振る舞い。いったい彼はどんな子なんだろうとネットで検索しまくったところ、木全翔也の魅力を語る者は口を揃えて

"パフォーマンスになると人が変わる"

"彼にしか出せないオーラと色気"

と言うのです

......それってつまりどういうこと........？

さらりとJO1や日プ時代の動画を見返しましたが、彼のパフォーマンスは豆や蓮くんのような超絶技巧タイプではありませんし、拓実くんのような最強のポテンシャルの持ち主という感じでもありません

それなのに惹きつける魅力って何なんだろう。もっと他の動画を見てみよう、これはどうかな、これはどうかな.......

そうです、もうこの時すでに私は木全翔也の沼に片足を深くうずめていたのです

気づいたらJO1にまつわるすべての動画で彼の姿を探しては、その一挙手一投足から目が離せなくなっていました

ある時私はついに

「これ...もう好きになっちゃってる？」

と気づきます。一度認めたら最後

今まで「癖のないダンスだな〜」とか「何考えてるか分かんない顔してるな〜」と思っていたものがすべて突出してキラキラと輝いて見えるようになりました

木全のオタクになった今、「木全翔也の魅力は？」と聞かれても、私はうまく答えられる自信がありません。強いて言うなら

「木全翔也という人間がアイドルをしている、それこそが魅力なのではないか」

練習生時代から変わらない天然なキャラクター

自分の魅力に気づいていなさそうなところ

それでもただ自分の夢や理想だけを見てひたむきになれるところ

これらの魅力が彼のパフォーマンスには顕著に表れてるんです、素直すぎる、面白すぎる

(JO1のメンバーってプデュというサバイバル生活を通して個を磨く経験をしてきたからなのかみんな性格がパフォーマンスにしっかり出てるんですよね。"人を惹きつける"ってスキル云々ではなく、自分の個性をどうパフォーマンスに落とし込むかってことなんだなって、こういう発見ができたのもJO1に出会えたからだな...)

私が彼の魅力をうまく伝えられないのは当然と言えば当然かもしれません

木全翔也自身が、自分のパフォーマンスをデフォルメさせたりカテゴライズ化させることなく、感覚的にアウトプットしているように思うんです

基本のダンススタイル自体はとても正確で理知的なんですけどね。そんな彼が雰囲気や仕草ひとつで匂い立たせる独特の世界観にぞくっとさせられる瞬間が何度もあります

彼がメディアで何度か発言している「自然体の自分」という言葉をしっかりと体現している。誰とも比較することができないその形容し難い魅力に多くの人は魅了されているのではないでしょうか！？

JO1にいることが木全翔也の強みであり、木全翔也がいることがJO1の強みのような気がします

私は今まで女性アイドルしか推してきませんでしたが、日プの練習生やJO1のパフォーマンスを見て、本気で夢に向かって努力する人はみんな輝いていて、そこに年齢や性別、過去なんて関係ないんだなと思いました　　

小さい頃から無意識に抱いてきた「男の子はこうあるべき！」といったジェンダーバイアスを彼らは一瞬で吹き飛ばしてくれた

私のアイドルに対するおかしな固定概念をぶち壊し、新しい世界の扉を開いてくれたJO1、ありがとう。今、私は胸を張って男性アイドルが、JO1が好きだと言えます

はじめて好きになれたのがJO1でよかったな

おっしまい！