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悪くはないが……「聖闘士星矢 The Beginning」の感想 

実写版聖闘士星矢を先日観てきたので、その感想を箇条書きで書きたいと思います。

まず初めに

私は原作漫画の聖闘士星矢をほとんど知りません。聖衣〈クロス〉と呼ばれる鎧みたいなものを着て必殺技を叫んで戦う、くらいのイメージです。その点、あらかじめご了承ください。

好きだったところ

・星矢を演じた新田真剣佑は本当にカッコよかったです。しっかりと鍛えられた肉体から繰り出されるアクションはどれも素晴らしかったし、強さに説得力もありました。彼のファンならこの映画も問題なく楽しめるのではないかと思います。
・上でも少し触れましたが、アクションシーンが好みでした。斬新さなどはありませんが、見応えのある格闘アクションだったと思います。
・賛否分かれている聖衣〈クロス〉のデザインですが、個人的にはけっこう好きでした。ここは本当に好みが出るところだと思います。


嫌いだったところ

・キャラクターの掘り下げが非常に薄かったです。要素としては良くなりそうなものが多かっただけに非常に勿体なく感じました。特に今作の敵であるネロ。終盤になって聖闘士であることが明かされますが、正直それまでそこらのモブと大差ない扱いだったので、急に変身されてもそこまで盛り上がりませんでした。何か今後ライバルになりそうな感じでしたが、あんま好きにはなれなそう……
・正直アクションシーン以外はかなり微妙でした。特に中盤の辺りは物語としても動きが少なく、けっこう退屈でした。というか敵側がかなりマヌケというか準備が足りないというか……
・今作のヒロインであるシエナが最後紫色の髪になりますが、正直似合ってないと感じました。それまであまりコスプレっぽくなくて良いと感じていたのに一気に冷めました。普段は金髪のままでいて、力使う時だけ紫になる、くらいのバランスで良いと思います。


総括

いろいろと惜しい作品でした。原作の聖闘士星矢っぽさがどれだけあるかは全然分かりませんが、盛り上がりどころが少なく、正直かなり微妙です。もし続編が作られるなら、もっとアクション満載の勢いのある映画にしてくれると嬉しいです。
……興行収入的に頓挫するかもしれませんが。

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