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なぜあんなに食べてるのにガリガリなの?

たまに、フツーにたっぷり食べているのに、ものすごく痩せている人っていませんか?
絶対に私よりも多く食べているのに、脂肪が全然ない。
痩せているというより、ガリガリというレベル・・

なんで??と不思議になりますよね。

実はアーユルヴェーダではそういったガリガリさんの謎も
しっかり解明されているのです。


「食べても痩せている人が羨ましい」

「あそこまで太らないともはや心配」

たくさん食べてもガリガリな人の特徴と、なぜ太らないのか?について記します。


ガリガリな2つの原因 〜体質と消化不良〜


どれだけ食べても太らないのは2つの原因があります。

一つは、生まれ持った体質。

骨、肌、目の形、髪の毛、性格など・・
目に見える、ある共通の特徴が見られます。


もう一つは、
消化不良を起こしていること。

たくさん食べてはいるが、
それがエネルギーや栄養に変換されていないパターン。


生まれ持った体質によるもの


生まれつきの体質によって脂肪がつきにくいことがあります。
アーユルヴェーダの体質診断をするとヴァータと診断されるタイプです。


ヴァータの特徴

  • 手首が細い

  • 乾燥しやすい

  • 皮膚が薄い/血管が見える

  • 筋肉がつきにくい

  • 骨がボキボキ鳴る

  • 目が細い/ 小さい

  • 寒いのが苦手

  • 便秘しやすい

  • 疲れやすい

  • 長時間食べなくても平気

  • 眠りが浅い、不規則

  • せっかち

  • 忘れっぽい

これらによく当てはまる人はヴァータタイプと診断され、
とくに脂肪がつきにくい場合が多いです。


ハードゲイナーという体質

筋トレの世界でよくハードゲイナーという言葉がささやかれます。

ハードゲイナーとはまさに、脂肪や筋肉がつきにくい人のこと。

どれだけ筋トレをしても通常と比べて筋肉が大きくなりにくく、いわゆる「大きな体」にはなりにくいのです。

全員が同じメニューの筋トレ、同じ食事をしても、
どれだけたくさんプロテインを飲んでも・・・
体質によって筋肉・脂肪のつき具合は全く異なります。

ハードゲイナーや、ヴァータタイプのように
もともと痩せ方で脂肪のつきにくい体質の人は本当に存在します。


消化不良を起こしている

太らない原因の2つ目は、
消化不良を起こしていること。

ヴァータタイプはもともと消化器官が弱いので、
とくに消化しにくい食事には注意が必要です。


「どんなに良いものを食べても消化できなければ毒にもなる」
これはアーユルヴェーダの代表的な考え方です。

スーパーフードも、ジャンクフードも、
消化吸収がうまくされなければ、体の組織になることなく流れ出てしまう。

消化しにくい食べ方をしていると
良くも悪くも、食べたものが体の一部にならないと考えます。

反対に、消化に負担のかかる食事を避けることで
うまくエネルギーとして食べ物が吸収されれば、
身体の組織は発達し大きくなります。

たくさん食べているのに太らないという人は
消化吸収が大きなネックとなっている場合が多いのです。


ガリガリな人も太ることができる?


あれだけ太らないとたくさん食べれて羨ましいなぁ・・と思う人もいれば
反対に、食べても太れない・・と真剣に悩む人も多いです。


では、太りたい場合にはどうしたらよいか?

アーユルヴェーダが提案するのは2つ。

  • 消化を妨げない

  • オーグメンティング食材をとる


ガリガリな人が程よく脂肪をつけ、健康的な体つきになるためには
この2つが最重要です。


消化を妨げない食べ方


食べたものを効果的に血肉に変えるには、
消化を妨げないことを最優先に考えます。


消化を妨げない食べ方

  • 冷たいまま食べない

  • 空腹になってから食べる

  • リラックスして食べる

  • 具沢山にしすぎない

  • 1度目のゲップで食べるのをストップする

これらはすべて、消化への負担を減らすことが目的です。


食べたものを消費するためのエネルギー


食べ物の消化にも、エネルギーを消費します。
食事中の10%のエネルギーを消費すると言われています。

肉100グラムでは、約15キロカロリーを消費。

米やおやつ、その他食べ物の組み合わせ、食べる時間などによっても
消化にかかるエネルギー量は変動します。


食べてカロリーを摂取していると思いきや、カロリー消費もしているのです。


消化を妨げる食べ方は
胃腸の過労働につながります。

(例えば・・冷たい飲食、ながら食べ、ダラダラ食べる...etc)


反対に、

食べることに集中し、温かいもの、おいしく癒される食事は
消化吸収をよくアシストします。


オーグメンティング食材を多く摂る



オーグメンティングとは、強化するという意味。

食べ物で言うと、穀物、野菜、新鮮な乳製品、果物などが代表的です。
ほのかな甘味を感じる食材をイメージすると良いです。

これらの食べ物は滋養やエネルギーを高め、身体の組織づくりになくてはならない、とくに栄養豊富な食べ物。


■オーグメンティング食材

  • 米(白米・玄米・もち米)

  • 小麦

  • うどん

  • さつまいも

  • 人参

  • かぼちゃ

  • アボカド

  • ズッキーニ

  • 大根

  • れんこん

  • ギー(純粋なバター)

  • フルーツ

  • 牛乳

  • はちみつ

  • デーツ

痩せ型・脂肪がつきにくいヴァータタイプは、
積極的にオーグメンティング食材をとることが大切です。


ダイエットで、サラダ中心の食事、糖質制限、断食などを行うと、
体質バランスを大きく崩すことが多くあります。

断食や糖質制限が向いているカパというタイプもいますが、
ヴァータ体質の人にとっては太る・痩せるどころか
体調不良の要因となってしまうでしょう。

一食に60%のオーグメンティング食材を入れることが目安です。

食卓をパッと見たときに、6割の米やイモ、甘みのある食材があるか
確認してみましょう。


この食事をしばらく続けると、数日で体の安定、
肌の艶、潤いを感じることができるようになります。


あんなに食べてもガリガリなのは体質と消化不良が原因


あなたの知っている不思議な身体の持ち主は、
もともとの体質、あるいは食べたものが消化吸収されていないことが原因と考えられます。

もし自分が太れない、食べているのに体が変わっていかないと感じるのであれば

  • 消化を妨げないこと

  • オーグメンティング食材を多く撮ること

この2点を意識してみてください。

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