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新オスマン帝国外伝~影の女帝キョセム~#10

あらすじ
警備隊長デルヴィーシュの策により配下の者をすべて追放された
太皇太后サフィエは、次なる手を打とうとデルヴィーシュに
皇女ファーリエとの縁談を持ちかける。
一方、サフィエに対抗するため、先帝の妃ハリメと母后ハンダンは
互いに反感を抱きつつも急速に接近していた。
側女アナスタシアは両親への手紙が送られていなかったことを知り
悲しみに打ちひしがれるが、覚悟を決めたかのように手紙を投げ捨てる。
皇帝アフメトは、新たに就任したイスラムの長老や宰相たちとの御前会議に臨む。
※チャンネル銀河公式ページより

みなさん、こんばんは。高星七子です。
今回からはストーリーを追わず、印象に残ったところを書いていくことにしました。

デルヴィーシュ、皇女との結婚を承諾!

なんと、警備隊長は皇女ファーリエとの結婚話を承諾します。
ほおお。警備隊長とはもう呼べなくなるのね。
デルヴィーシュ・パシャ? なかなかいい響き(笑)

でもハンダン妃は気に入らないだろうな

ファーリエはギライ弟と密かに付き合ってるから、いきなり持ち上がった縁談に拒否反応。
いままで3人もの高官に嫁いで、1人は戦死、1人は高齢で死亡、1人は処刑。これでは地位を与えるためのトロフィーでしかない。
そりゃ、拒否もしたくなります。

しかしギライ兄弟の作戦、ハリメ妃を捕まえたご褒美にファーリエさんをお嫁に、あいや、ファーリエさんのお婿にしてください。というのは
通用するのかなあ

アナスタシア、寝所のバルコニーから身投げ!?

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女官長ジェンネトに両親への手紙を託していたナシア。
しかしジェンネトの部屋で絨毯の下から自分の書いた手紙を見つけてしまう。1通たりとも送られていなかったのだ。

人攫い後宮が両親への手紙なんぞ送らせてくれるわけがなかろう。
身元の確かな娘を選定して支度金も出して、謂わば「就職」させる
大奥とは違う。

僅かな希望が失われた悲しみと裏切られた悔しさでアフメトの寝所を訪れるナシア。側女タイムだったにも関わらず、呼ばれた側女を無視して進むナシア。完全に恨みを買った。

ナシアラブなアフメトは側女タイムなんて義務でしかないのでナシアが来ただけで嬉しい。

なのにナシアは帰りたい、嘘はつけないという。
おおう、ナシアよ。頼っては来るのに帰りたいというのは残酷な。
アフメトはお前の知る自由を知らないんだよ。
権力は持っていても、お前の父のような父は持っていない。

それに、お祖母さんはサフィエ様だよ!?

アフメトにしてみれば、こんなところに1人で置いて行っちゃうの?と
思うだろう。
無理やり連れてこられたほうは
「そう言われましても、あんたの家の事情なんか知らんわ。
 自分の家だろ自分で何とかしろ」
だけどね。

皇帝としてはともかく、個人としてのアフメトは気の毒だ。
年の近い兄弟はころされちゃうし、同年代の幼馴染的ないいトコの
お坊ちゃまもいない。

友達になれそうなのはイスケンデルくらい?
まずは鷹匠頭にしたらどうか(笑)
ギライ兄弟はオスマン帝国転覆を狙ってるからなあ(特に兄が)

アフメトの話を聞いていてどうしたらいいか分からなくなったナシア、
いきなりバルコニーの欄干に飛び乗る。
あわやスーサイド!? と驚くも、ナシアは飛び降りず
持っていた手紙をバルコニーからブン投げたのでした。

え、てことは、逃げるのやめた? のか?

次回へ続く

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