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新米小学生ママ日記① ~学童~

こんにちは。小滝七子です。

2021年4月に長女ミコが小学生になり、私は初めての小学生ママになりました。
いろんな初体験を、せっかくなので記録しておこうという試みです♪

前回の記事では、入学説明会(無断欠席)と入学準備について書きました。
今回は「学童」についてです。長いです。

学童って、何?状態だった私

未就学児のママさんパパさん、学童(放課後児童クラブ)って未知の世界じゃないですか?

私自身が子どもの頃通っていた小学校では当時「留守家庭児童会」と言っていて、利用していたのは学年で2~3人ほどだったと思います。
るすかていじどうかい。
校舎の裏にある謎の小屋(周りは畑と団地)、何をしている所なのかよくわからないし、ちょっと近づきがたいイメージがありました。
当時はほとんどのお母さんが専業主婦だった気がします。

あれから約25年。
自分の子どもが小学生になる時がやってきました。

学童とは

「保護者が就業等により昼間家庭にいない小学生を対象に、適切な遊びや生活の場を提供し、児童の健全な育成を図る施設」

小学校の下校時間のあと、子どもを預かってくれるということですよね?
うん、それは何となくわかってる。
「適切な遊びや生活の場を提供」って一体どんなことをするのかが気になるんだよなぁ…。

私の住む所はそこそこの田舎でして、学童は「公立」一択です。
「民間」の学童もたくさんあるような地域だと、立地・送迎の有無・習い事的な要素・利用時間・料金などいろんな条件を比較して、ご家庭に合う施設を選ぶことができますよね。
「公立」でも抽選で落ちたら入れないという地域もあると聞きます。

保活が終わったと思ったら「学活」…で次は中学受験?
あ、その前に小学校受験??
都市部は大変だ~。

そこそこの田舎には「民間」の学童などありません。
小学校の敷地内にある学童のみ!
条件を比較したり見学に行ったりという手間がいらないので、私にとっては楽でありがたい状況なのでした。
どんな活動をするのかよくわからないという若干の不安はありましたが…。

ひとまず申し込んでみる

4月入所の申し込み時期は11月でした。
市役所の窓口にで書類をもらってきました。

申し込みの要領は、認可保育園とほぼ同じような感じです。
またこれ書くのかー、また就労証明書がいるのかー、という面倒くささはありますが、もう慣れっこです。既視感ありありです。淡々と準備して提出するだけです。

2月の初旬に、「入所決定通知書」とともに、入所のしおり、入所説明会の案内、説明会で提出する書類などが届きました。
おぉ、とりあえず入所できるみたい、良かった~。

提出書類のひとつに「入所児童調査票」というのがありました。
名前、住所、生年月日から始まって基本的なことをひと通り記入するものなのですが、最後に、学童から自宅までの簡単な地図を描く欄があります。
今まで保育園関係の書類はたくさん書いてきましたが(何度か転居、そのたびに転園×2人分)地図が必要というのは初めてです。

そうかぁ、そうだよなぁ。
ママ(と弟)と一緒に通っている保育園とは違うんだな。
これからはミコが自分で小学校まで行って自分で帰ってくることになるんだもんな。
子どもが1人で行き帰りするってこういうことなんだなと、この「地図欄」で少しだけ実感がわきました。
こうやってどんどん大きくなっていくんですね。しみじみ。

入所説明会

3月のとある休日。学童の教室で新規入所児童説明会がありました。
小学校の体育館横に学童の建物があり、その教室のひとつに長机がいくつも並べられ、新1年生のママさん方が集まって指導員の先生のお話を聞きました。
学童は5年生までの縦割りで3クラス!
新1年生は4割ほどが入所するようです。
いやぁ、自分の小学生時代とは環境が違いすぎてびっくり。
約25年の間に”お母さん”の環境もそれだけ変わってきたんですね。

指導員さん手作りの「児童クラブ入所案内」という冊子に沿って、がっつり1時間半ほど説明を聞きました。
学童とはどんな所なのか、1日のタイムスケジュール、連絡帳、年間行事、降所の仕方、費用、保護者会、コロナ対策、緊急対応などなど…
一般的な内容と言えばそうですし、上のお子さんも学童を利用しているママさんにとったら大した内容ではなかったかもしれません。
しかし私にとっては初めてのことで全く知識がないのと、相当のベテラン(っぽい)指導員さんの「〇年前にこんなことがあって~~」「〇年生の子がこんなことをして~~」という事例がどれも生々しくリアルで臨場感があって、「学童生活」への理解とイメージがかなり深まりました。

春休み中の学童

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新1年生は4/1が初登所の日ですね。
(学童に行くことを「登所」、学童から帰ることを「降所」と言うんだそうです)

春休みの学童は8:00開所、17:00降所・延長開始、19:00閉所。

春休み中、新1年生は基本的には親と登所・降所します。
朝教室まで一緒に行って、夕方また教室までお迎えに行きます。
車や自転車ではなく、なるべく歩いて来て下さいということでした。
これから始まる小学校生活に備えて、道順や横断歩道の渡り方など、通学路を一緒に歩いていろいろ確認しておいて下さいと。

朝。学童に着いたら、靴箱に靴を入れ、教室に入って指導員の先生にご挨拶、連絡帳を提出、名札をつけて(新1年生のみ)お弁当と水筒を所定のカゴに入れ、自分のロッカーにカバンを片付けます。
カバンは自由です。ランドセルでなくてOK。

一日の流れは、登所、室内遊び、宿題の時間、片付け~昼食、読書・DVD鑑賞、おやつ、自由遊び(室内外)、終わりの会、降所。という感じです。
長机がいくつかあり、遊びの時間は自由に使って良し、宿題や昼食の時間には決まった席につくようです。

教室には、絵本・ボードゲーム・カードゲーム・ブロック・色鉛筆・クレヨン・ぬり絵の紙などなど、自由に使える遊び道具がわんさかありました。

新1年生は春休みの宿題がないので、宿題の時間にやるため学習道具を何でも良いので持参して下さいとのことでした。
ミコには、折り紙・ぬり絵・迷路・ひらがなの練習・足し算・点つなぎなどのプリントを多めに持たせて好きなものをやってもらいました。
ぷりんときっず”さまさまです~!

ミコの「慣らし学童」

これまで何度か転居して、そのたびに保育園を転園してきました。
どの園でも、ミコは最初の数週間~1ヶ月ほど自分からは口を開かず、じっと周りを観察します。
新しい環境に馴染むのに時間がかかり、その間の精神的な負荷もけっこう大きいです。

入学前にミコが通っていた保育園から同じ小学校に進級するお友達はいません(一緒に卒園したミコ以外の2人はお隣の校区にお住まいでした)。
今の住まいに引っ越してきてまだ間もなく、知り合いもゼロ。

そんなミコに「学童」という新しい環境がやってきます。
直後に「小学校」もやってきます。
今までの世界とは規模もルールも全く違うものがダブルでやってくる、これはかーなーり手強いぞー…。

まだ入学前の春休み、学童で頑張りすぎてミコの心がすり減ってしまっては元も子もない。
小学校生活が始まったら「メンタル面での小1の壁」というやつも絶対に絶対にやってくるので、入学前の今「学童の壁」と丁寧に付き合っておかないと、後々もっともっと本当に大変なことになってしまいそう。
この春休み中は学童という世界に少しでも慣れてくれればそれでいい、頑張らなくていいから、最低ラインすれすれで全然いいから、何とか、どうにか少しでも慣れてほしい。それを最優先に考えたい。というのが私の気持ちでした。
心配しすぎの少々過保護かもしれませんが、初めて保育園に通う赤ちゃんのように、大事に大事に、ここは「慣らし保育」ならぬ「慣らし学童」作戦でいくことに。(指導員の先生にもご相談してOKいただきました)

ということで、
緊張の初日、まずは午前中だけ。昼食前の12:00前にお迎え。知らない人だらけでルールも知らないわけがわからない初めての場所でよく頑張った~!!!
2日目は少し延ばして昼食まで。12:45にお迎え。お弁当の味なんて感じてる余裕ないよね…。
3日目はまた少し延ばして14:00前まで。たぶん必死。
4日目はさらに頑張って14:30まで。同じく。
……
毎日ミコの意思を確認して、お迎えの時に指導員の先生に様子を聞きながら、連絡帳でやりとりもしながら、少しずつ時間を延ばしていきました。
結局春休み中は最長で15:00までで、おやつの時間にもたどり着けませんでした。
それでもミコ的には限界に近かったと思います。
帰り道で急におもらししたり(さすがにびっくり)、心のダムがついに決壊して急に泣き出した夜もありました。

1学期が始まった

春休み終わり、晴れて小学校に入学♪ そして1学期が始まりました。

「家→学童→家」だった生活が「家→小学校→学童→家」に変わり、もう送迎する必要がなくなりました。

朝は登校班で1列に並んで小学校へ。
小学校が終わると学童に行きます。
平日の学童では、宿題・室内遊び・おやつ・自由遊び(室内外)・終わりの会などをして過ごすようです。
学校の宿題は基本的には全部学童で終わらせるようです。公文など習い事の教材を持参してもOK。ただ、丸つけをしたり指導したり、本読みを聞いてあげるということは指導員の先生はやらないとのことです。

学童が終わったあとは、帰り道が同じ方向の子どもたちのグループで帰ります。最初の2週間ほどは「降所指導」で指導員の先生が一緒について帰ってきて下さいました。
無事に帰って来るだろうか…と毎日やきもきしますね。
お迎えは必要ない、子どもが自分で帰って来るという現実にまだまだ慣れておりません。

保護者会

4月後半の土曜日。小学校の体育館で学童の保護者会がありました。
学童に通う全学年(1~5年生)の保護者が集まっていました。

学童に「保護者会」なるものがあること、役員さんがいて、年間行事があって、行事ごとに保護者の役割分担があることなどなど、お恥ずかしながら全く知りませんでした…。

保護者会は月1回開催、行事としては掃除・草抜き、夏休みのお弁当当番(って何だろう…)、お楽しみ会、運動会、音楽会などがあるようです。
保護者は年間でどれかひとつは行事の係をするみたいなのですが、昨年度はコロナ禍でほとんどの行事が中止になってしまい、今年度もすでに中止が決まっている行事や保護者会があり、先行きかなり不透明なようです。
状況が状況なので仕方ないのですが、ただでさえ何もわかっていない初めての私にはなおさらぼんやり状態のまま…。
1年生の保護者は12月のお掃除係ということと、3年生の保護者が全ての行事の”リーダー”をやるルールになっていることだけわかりました。

入所から約2ヶ月たって

緊張の初登所、「慣らし学童」からはや2ヶ月。

内気なミコはきっと「小学校のクラス」「学童の教室」の中ではおとなしい存在だと思います。
でも、とても幸運なことに、小学校でも学童でもクラスが同じ子が数人いて、さらに帰り道も同じ方向の子が明るくてよく話しかけてくれる子のようで、特定の数人とは楽しく過ごせているようです。
2~3人の名前がちらほら出てくるようになりました。
〇〇くんや〇〇ちゃんとお母様方、本当にありがとうございます!

学童では、6月から、児童が入退室の際にカードをタッチすると保護者にメールや通知がくるシステムが導入されることになりました。
あ、今から学童なんだな、そろそろ帰ってくるんだな、ということがわかるだけでも安心感が増しますね。ありがたいです。

やっと終わります!

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「学童」について、申し込み~入所決定~初登所~5月末までの流れを記録しました。予想外に長くなってしまいました。

ここまでたどり着かれた方が果たしていらっしゃるでしょうか。
たとえ米粒程度でも、どこかの”新米小学生ママ”さんの何らかのお助けになっていればいいなぁ。

次回は「入学式」について書く予定です。
ありがとうございました^^

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