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カナダ戦を無理矢理読み解く【女子バスケ日本代表】

2023/6/2に女子日本代表とカナダ代表が強化試合を行いました

めちゃめちゃ見たい試合でしたが配信などはありませんでした…
しかし不幸中の幸いでライブスタッツは見れたのでここから無理矢理読み解いて現状の恩塚JAPANについて考えたいと思います!

(なるべく批判の気持ちはしまっていきます)

https://fibalivestats.dcd.shared.geniussports.com/u/CBNF/2278763/st.html


結果・スタッツ

60-80で日本の勝利!
格上(?)のカナダに勝利しました!!!
どんな試合でも勝つって嬉しいですね!!!

1Q CAN 26-18 JPN
2Q CAN 6-21 JPN
3Q CAN 16-18 JPN
4Q CAN 12-23 JPN

数字を読み解くにあたって今回の日本の相手であるカナダ代表がどのくらいの強さかを判断する必要があって、ワールドカップ2022の時の強さが100%だったとすると…
ワールドカップ予選→80%
今回の強化試合→60%
このくらいなのではないかと考えています。
「ベストメンバーではない」「勝っても負けてもどうでもいい試合」「大きな大会が近くない」ということで完成度とやる気は相当低いと考えるのが普通です。

そのため今回のカナダ代表はフィジカル的には格上バスケチームとしては格下だと思います。


ポジションの整理

バスケのポジションって結構あやふやで登録ポジションと違うポジションで使われたりすることがしょっちゅうあります。
代表は12人と人数が限られているのである程度各ポジションに均等に選手が割り振られる必要があるので、今後の日本代表のメンバー予想の参考にもできるように今回のカナダ戦のplay by  playを元に自分が独断と偏見で恩塚JAPANにおけるポジションを割り振っていきたいと思います。

(この作業地味にめんどくさかったです)

PG 山本、本橋(PG/SG)、宮崎(PG/SG)
SG 林(SG/SF)、川井、星
SF 平下、東藤
PF ステ、ひま(SF/PF)、野口、朝比奈(PF/C)
C 髙田、モニカ(PF/C)、渡嘉敷

スタメン
PG 山本
SG 林
SF 平下
PF ステ
C 髙田

以下は各ポジションの交代の推移を表したものです。
林さんが宮崎さんに代わったところやモニカが朝比奈さんに代わったところなどはplay by playだけだとポジションの判断がつきづらいので予想になります。

PG 山本→本橋→山本→宮崎→本橋→宮崎→本橋→山本
SG 林→川井→林→宮崎→星→本橋→東藤→川井→林→星→川井
SF 平下→東藤→平下→林→ひま(スライド)→平下→東藤→平下→東藤→ひま(スライド)→平下
PF ステ→ひま→ステ→野口→モニカ→ひま→ステ→野口→モニカ(スライド)→朝比奈→野口→ひま→野口
C 髙田→モニカ→髙田→渡嘉敷→髙田→モニカ→渡嘉敷→モニカ→渡嘉敷→朝比奈

以下は3人以上同時に交代した時のラインナップです。

ランナップ①(スタメン)   
山本、林、平下、ステ、髙田
ラインナップ②        
本橋、林、東藤、ひま、モニカ
ラインナップ③(スタート)  
本橋、宮崎、平下、ステ、髙田
ラインナップ④        
山本、星、林、野口、髙田
ラインナップ⑤(3Qスタート) 
山本、川井、平下、ひま、髙田
ラインナップ⑥        
宮崎、林、東藤、ステ、髙田
ラインナップ⑦(4Qスタート) 
宮崎、星、東藤、野口、モニカ

ポジションは一緒に出ている選手との相対評価で割り振っています。詳しく書くと長くなるのではしょります。

これをまとめて気になったことを箇条書きでまとめると…

  • ひまわりPFとして使われまくってね???

  • 平下やっぱSFじゃん!!!SG表記で違和感あったと思った

  • なな子はSGじゃなくてSFなんだね

  • 宮崎と本橋が並ぶ時間帯があってどちらがPGを担っていたかものすごく見てみたい

  • モニカは今まで通りストレッチ5もできるPFって感じだね。ひまとモニカは「プチなんでも屋さん」。

特にひまわりのPF起用は意外でした。「なんでスタメンじゃないんだ!?」って驚きましたがPFとして(も)起用したいなら少し納得できます。


HCからの信頼度

HCからの信頼度はプレイタイム出場タイミングの2つでだいたいわかります。「ポジションの整理」を元にプレイタイムをプラスして考えてみると自分の中では以下のようになります。
(当日のコンディション不良などは考慮に入れていません)

PG 山本→本橋(PG/SG)→宮崎(PG/SG)
SG 林(SG/SF)→川井→星
SF 平下→東藤
PF ステ→ひま(SF/PF)→野口→朝比奈(PF/C)
C 髙田→モニカ(PF/C)→渡嘉敷

  • プレイタイムが3番目に多く、現状スタメンの平下は相当期待されているように思う。

  • エース山本麻衣!!!

  • 朝比奈さんはまだしもプレイタイム10分未満の宮崎さんはどうした…?恩塚チルドレンなのに…

  • 今回の試合で結果を残した本橋と星は今後プレイタイムがのびそう…

  • 強化試合だから色んな選手を試す意味合いもあると思うけど、タイムシェアが継続していることは確定


恩塚JAPANについて

昨年のワールドカップぶりの恩塚JAPANをわかる範囲で自分なりにまとめてみました

どんなバスケ?

【タイムシェアで全員で戦い、オフェンスはボールハンドラーの質にかかっているバスケ】のように思えました。

PG3人のアテンプトが22/62で全体の35%。これは相当多いです。
加えてアシストが全体で15ですが前半は確か4つくらいしかなかった。
ここからわかることは、
・恩塚バスケはPGが崩していくバスケ(?)
・ボールを多く持つ人が多くシュートするバスケ(?)
です。

不安

TOV カナダ20-11日本
TOVからの得点 カナダ8-30日本
ファストブレイクポイント カナダ7-14日本

これら全て日本が上回っていて一見良いように思えますが、思い出してほしいのは「今回のカナダは格下」ということです。
ワールドカップ前の強化試合でも日本はこれらのスタッツで相手を上回って得点を重ねていました。それは相手が格下だったからです。
ワールドカップで相手のハンドラーの質が上がり、ゆっくり確実にボールを運んでフィジカルでゴリ押す戦術をされてからは途端に日本は大崩れしました。
TOVを誘えるのが格上にもできるのであれば問題ないのですが、果たして……?

課題

20点差で勝っている試合で相手がシュートを外している回数も多いにも関わらずリバウンドが41-32で9本ビハインド
更にFTのアテンプトが23本-10本
ファウルは13-21
セカンドチャンスポイントは14-4

上記の数字をまとめると…今回の日本はカナダに対して、リバウンドが取れず、ファウルをしてしまい、FTを多く与えてしまった。

インサイドが止められてないだけならまだしもファウルを多くしてFTを20本以上与えてしまっているのは今後の改善点になってくると思います。

アジアカップ日本代表は…?

今日の試合だけで自分が判断するとしたら……

PG 山本、本橋
SG 林、星
SF 平下、東藤
PF ステ、ひま
C 髙田、モニカ、渡嘉敷

この11人にもう一人加えた12人かなと思います。


最後に

なな子ファイト!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

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