【Wリーグ】個人賞選んでみた【2022-2023】
Wリーグではプレーオフがもうすぐ始まりますね!
めっちゃくちゃ楽しみで毎日ソワソワしてしまいます。
プレーオフが終わった後だとみんなレギュラーシーズンのことを忘れちゃうと思いましたので、プレーオフが始まる前にレギュラーシーズンの個人賞を勝手に選んでいきたいと思います!
ちなみにこれは個人賞の「予想」ではありません。
「自分が投票者になるとして、誰に投票するか」で選んでいきます。
自分なりの選考基準を設けてそれに準じて選んでいきます。
自分はバスケ観戦の入りがNBAなので、WリーグよりかはNBAと近い基準で選んでいきたいと思います!
個人賞を選んだ選手(コーチ)だけ見たい方は目次から「Awardsまとめ」をご覧ください。
また、投票に困っているWリーグ関係者の方はこちらを参考にしてください!
それではいきましょう。
ルーキーオブザイヤー
まず初めにルーキーオブザイヤーから。
ものすごく選びやすかったので1秒も迷いませんでした。
選考基準は以下になります。
【選考基準】
ルーキーであること
チーム成績(順位が高い方がいい)
チームにおける役割
インパクト
【受賞者】
白崎みなみ選手(姫路イーグレッツ)
ここに関しては異論がないのではないでしょうか?チームの勝率が低いことくらいしか文句のつけようがありません。
・毎試合相手のベストディフェンダーにつかれながらことごとく20点overを連発。平均得点23.2点でSGながらリーグ1位(3P% 35.9%)
・姫路イーグレッツ=白崎みなみ。チームと本人がもはやイコール
【候補者】
白崎さんがあまりにも圧倒的だったのですが2人ほどとても目立った選手がいたので取り上げたいと思います。
1人目は木村亜美選手。
勝率1位の超強豪のデンソーにおいてルーキーながら全試合出場&全試合スタメン。この事実だけで本当はルーキーオブザイヤーをあげたかったです。
ベンチには高橋さんと渡部さんという得点力のあるPGが控えていて、木村亜美ちゃんの役割としては落ち着いたプレーメイクでチームを安定させること、本川さん髙田さんらのプレーをアシストすること、です。その役割をしっかり全うできた結果がデンソーのレギュラーシーズン1位に繋がったんだと思います。今年のデンソーは木村亜美ちゃんなくしては完成しなかったとさえ思ってます。
2人目は峰晴寿音選手。
11.2P、5.3R、1.2A
2P% 49.8%
3P% 37.7%
個人スタッツは文句なし。他の年ならルーキーオブザイヤーを受賞していたと思います。
コーチオブザイヤー
次にコーチオブザイヤーを見ていきましょう。自分の中では2択でした。
【選考基準】
勝率
チームのタレント力(低い方が評価は高い)
【受賞者】
ヴラディミール・ヴクサノヴィッチHC(デンソーアイリス)
デンソーを初めて1位に導いたので選ばせていただきました。
チームのタレント力という意味では、代表級の選手が複数人いるのでマイナスではありますが、それでも1位に導いたのは凄いことなので、順当だと思います。
【候補者】
2択のうちのもう一人は三菱電機の古賀HCです。
三菱電機は昨シーズンとそこまで変わらないロスターでレギュラーシーズンの順位を7位から3位まで上昇しました。
「西岡さんの成長」、「渡邉亜弥さんのMVP級の活躍」などのおかげでもありますが、古賀HCの手腕も大きく影響しているように感じます。
古賀HCにはコーチオブザイヤーニアピン賞をあげたいです。
ベスト5
次にベスト5を見ていきたいと思います。
ベスト5はWリーグの登録ポジションに準拠して選んでいきます。
【選考基準】
チーム成績(高い方がいい)
個人スタッツ
インパクト
チームへの貢献度
ディフェンス力
【受賞者】
ガード 星杏璃(ENEOS)
ガードフォワード 渡邉亜弥(三菱電機)
フォワード 赤穂ひまわり(デンソー)
センターフォワード 渡嘉敷来夢(ENEOS)
センター 髙田真希(デンソー)
MVP候補の4人+星杏璃選手を選ばせていただきました。
MVP候補の4人は説明不要だと思いますので星杏璃さんの成績を見ていきましょう。
星杏璃
チーム成績4位
出場試合数26試合(うち23試合スタメン)
12.6P(11位)(PGでは1位)
3.1R
2.8A
2P% 56.5%
3P% 43.8%(2位)
こうしてスタッツを見たり、試合を見た時のインパクトを考えたりすると星杏璃さんがベスト5になるのは妥当なように思います。
星杏璃さんはディフェンスも上手いんですよね。スッポンディフェンス
【候補者】
町田瑠唯(富士通レッドウェーブ)
唯一迷ったところとしては、ガードのポジションのところを星杏璃さんにするか町田瑠唯さんにするか、でした。
個人スタッツでは星杏璃さんに見劣りしますが、まっちーのアドバンテージとしては…
けが人多発の富士通をシーズン通して引っ張った(チーム状況によってはもう少しアシスト数も伸ばせたはず)
明らかにチームの中心。富士通のシステムを構築する上で最もかかせないピース
華がある
個人的に選ぶなら星杏璃さんですが、他の方が町田瑠唯さんを選んでも全く不思議ではないです。
ベストディフェンダー
次にベストディフェンダー賞を見ていきましょう。
Wリーグは公式で出されているスタッツがあまりにも乏しいのでこの賞を選ぶのが最も難しいと思います。Wリーグよりも1万倍以上細かいスタッツが見れるNBAでも最も難しい賞の一つと言われています。
選考基準は以下になります。
【選考基準】
「対人」「ヘルプ」「ローテーション」の総合値
チームのディフェンスがいい(印象&数字)
その選手がいる時といない時のチームディフェンスの差(数字を調べられないので完全に印象)
インパクト(パッと見ですげえかどうか)
スティール数に騙されない(多いからといってディフェンスがいいとは限らない)
選考基準に関して一つ言いたいのは「"スティール数=ディフェンス力"じゃないよ」ということです。
「相手のボールをスティールしようとしたのにスティールをミスってしまった」という時は必然的に4対5のシチュエーションを作り出してしまいます。バスケはあらゆる戦術を駆使してどうにかこうにか作ったズレを元にオフェンスを展開していくスポーツです。そんなスポーツにおいて「ギャンブルスティール&失敗」はやってはならないプレイの一つだと思っています。しかしスティール数は失敗を含めず、成功した数だけを加算している数字にすぎません。
そのためこの数字だけではディフェンス力をはかることはできないと思っています。
【受賞者】
東藤なな子(トヨタ紡織)
自分がトヨタ紡織ファンで、トヨタ紡織の試合を全試合見ているのである程度バイアスがかかっているとは思いますが、今シーズンのNo.1ディフェンスチームはトヨタ紡織で、その中のNo.1ディフェンダーは東藤なな子さんだと思います。(というかこの先衰えるまで東藤なな子さんを毎年ベストディフェンダーに選び続けてしまうと思います。)
「ディフェンスの上手さ」を語る上で対人ディフェンスばかりが焦点にあたりがちですが、選考基準にもあるようにヘルプディフェンスとローテーションディフェンスも考慮に入れるべきだと思っています。
正直対人ディフェンスだけだと各ポジションに当てはまりそうな選手があまりにも多すぎて選べないです。
そんな中で日本一ローテーションが速くて正確な選手(当社比)が東藤なな子さんです。ヘルプ意識も高く、一人で1.5人くらいは守っているように見えます。
【候補者】
内尾聡菜(富士通レッドウェーブ)
もう一人迷ったのは富士通の内尾選手です。
リーグを代表する激やばディフェンダーで、誰がどう見てもディフェンスが上手いのがわかる選手です。内尾選手も東藤選手同様、対人が上手いのはさることながらヘルプ意識の高さが際立ちます。
ディフェンスの時、常に首と目と足が動いているので是非注目して見てください。
正直最初はベストディフェンダー賞を内尾さんにしていましたが、悩んだ末に好みのディフェンスをする東藤なな子さんを選びました。
川井麻衣さん、赤穂ひまわりさん、渡嘉敷来夢さんらも候補に入ってきますが個人的には今シーズンはこの2人のうちのどちらかかなといった感じです。
特に渡嘉敷さんは、いるのといないのとではインサイドの攻めやすさがだいぶ変わってくる上に相手のオフェンスを戦術ごと変えてしまいかねないので、ベストディフェンダーでも何も文句はないです。
NBAで言うところのルディ・ゴベア的な。
まとめるとディフェンスはもろに好みが出るので「好きなディフェンスをする選手」を選べばいいと思います!
ベスト6thマン
シーズン途中までは三菱の西岡選手がベスト6thマン候補を独走していましたがシーズン終わってみれば8試合スタメンに出ているのでこの賞レースからは離脱。他の選手たちによる争いになりました。
選考基準は以下になります。
【選考基準】
シーズンの8割以上ベンチからの出場
スタッツがいい
大事な役割を担ってる
【受賞者】
梅木千夏(トヨタ自動車アンテロープス)
今シーズンプチブレイクした梅木さん。3P成功率41.5%でリーグ5位。ワイドオープンはほとんど外さないようなイメージ。紡織戦GAME2とか梅木さんにやられて敵チームからしたら嫌なシューターだなと感じました。
【候補者】
平末明日香(トヨタ紡織)
渡部優里奈(デンソーアイリス)
髙田静(ENEOSサンフラワーズ)
本橋菜子(東京羽田ヴィッキーズ)
ベスト6thマンに選んだ梅木さんと比べてこの4人はスタッツやチームの役割がそこまで劣っているわけではありません。
昨シーズンよりも最も成績&実力が伸びているのが梅木さんだったので梅木さんを選びました。
レギュラーシーズンMVP
お次はいよいよ個人賞の花形レギュラーシーズンMVP。
今年は明確にこの人って選手がいなくてとても頭を悩ませました。
選考基準は以下になります。
【選考基準】
チーム成績(上位2チーム&例外あり)
チーム状況(一見強くなさそうなチームの方が評価が高い)
個人スタッツ
出場試合数&出場時間(少ないとマイナス)
ストーリー性
こちらの5つの基準を元に選んでいきたいと思います。
【候補選手】
候補選手は、髙田真希、赤穂ひまわり、渡邉亜弥、渡嘉敷来夢の4人です。
1位のチームから髙田さんとひまわり、個人スタッツのヤバい渡邉亜弥さん、渡嘉敷さん。
この4人の成績を一人一人見ていきましょう。特筆すべきスタッツに「★」、マイナスな点には「▼」をつけています。
髙田真希
★チーム成績1位
出場試合数26試合(うち26試合スタメン)
15.5P(6位)
7.7R(5位)
★3.3A(Cで1位)
0.8B(12位)
2P% 59.0%
★3P% 43.8%(2位)(Cでダントツ1位)
全体的に素晴らしい活躍のように思います。チームも1位で個人スタッツもよくて文句なし!試合を見ていても髙田選手が出ている時間帯と出ていない時間帯ではチームの安定感が全然違うように感じます。
赤穂ひまわり
★チーム成績1位
出場試合数25試合(うち25試合スタメン)
11.8P(13位)
★9.9R(3位)(Fでダントツ1位)
2.2A
1.2B(5位)
2P% 55.3%
▼3P% 24.2%
リバウンドがすごい!日本一リバウンドが上手い選手だと思っています。
そしてレギュラーシーズン1位の功績もデカい!唯一マイナスに感じるのはFで3Pの確率が25%を下回っていること。
多分本気を出せばもっと得点取れる。既にMVP級ですが来シーズンもっともっと活躍してほしいです!
渡邉亜弥
★チーム成績3位
出場試合数24試合(うち24試合スタメン)
★16.1P(5位)(ビッグマン除いたら2位)
4.0R
★7.7A(1位)
1.88S(6位)
2P% 47.6%
3P% 30.4%
スター軍団のENEOSとデンソーとは違い、チームの練度を高めて今シーズン3位に輝いた三菱電機。そんな三菱をオフェンスでひっぱったのが渡邉亜弥さん。ポイントとアシストを合わせたらおそらくリーグNo.1。
チームを勝利に導いたという意味では一歩リードか…?
渡嘉敷来夢
▼チーム成績4位
▼出場試合数19試合(うち19試合スタメン)
★20.3P(2位)
★11.3R(2位)
★2.8A(21位)(ビッグマンで3位)
★2.1B(1位)
★2P% 71.7%(1位)
▼3P% 0.0%
評価基準によっては渡嘉敷さんが問答無用でMVPになる人もいそうですね。自分はNBAと同様にチーム成績と出場試合数を考慮しているので、そこで大きくマイナスになってしまっているのが痛いです。
【受賞者】
渡邉亜弥(三菱電機コアラーズ)
ということでチームを勝たせていて、個人スタッツも申し分ない渡邉亜弥さんをMVPに選ばせていただきました。
アーリーオブザイヤー
ここからは実際にない賞です。
Wリーグはアーリーエントリーという面白い制度があります。せっかくなのでアーリーで一番活躍した選手を選んでいきたいと思います。
【受賞者】
イゾジェ・ウチェ(シャンソン化粧品シャンソンVマジック)
既にシャンソンの主力になったウチェ。規格外の高校生。
15.4P
12.3R
1.9B
既にスタッツがバグってる…
京都精華の2年の時から応援してるのでもっともっと凄い選手になってほしいです。
MIP
【選考基準】
昨年度からのスタッツの伸び率
チーム成績(高い方がいい)
インパクト
【受賞者】
星杏璃(ENEOSサンフラワーズ)
昨シーズンほぼプレータイムがないところから、今シーズンは最強ENEOSのスタメンPGに定着。ベスト5級のスタッツも残していて文句なしの選出だと思います。
【候補者】
鷹のはし(東京羽田ヴィッキーズ)
梅木千夏(トヨタ自動車アンテロープス)
この2人の成長も見逃せないのでここに記させていただきます。
Awardsまとめ
【ルーキーオブザイヤー】白崎みなみ(姫路イーグレッツ)
【コーチオブザイヤー】ヴラディミールHC(デンソー)
【ベスト5】
ガード 星杏璃(ENEOS)
ガードフォワード 渡邉亜弥(三菱電機)
フォワード 赤穂ひまわり(デンソー)
センターフォワード 渡嘉敷来夢(ENEOS)
センター 髙田真希(デンソー)
【ベストディフェンダー】東藤なな子(トヨタ紡織)
【ベスト6thマン】梅木千夏(トヨタ自動車)
【レギュラーシーズンMVP】渡邉亜弥(三菱電機)
【アーリーオブザイヤー】ウチェ(シャンソン)
【MIP】星杏璃(ENEOS)
いかがでしたか?
「何言ってんだコイツ?」っていうところもあるとは思いますが、それすらも楽しんでもらえたら幸いです!
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