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【皇后杯】優勝予想はトヨタ自動車🚗【準々決勝まとめと展望】

【※優勝予想から読みたい方は前半をとばしちゃってください】

12/14,15に女子バスケットボール皇后杯ファイナルラウンド準々決勝が行われました!自分は東京に住んでいるので仕事を休んで4試合全て生観戦しました。リーグ戦とは異なった1発勝負の緊張感が非常にたまらなかったです。

トヨタ自動車 vs トヨタ紡織
ENEOS vs 三菱電機
東京医療 vs 富士通
デンソー vs 日立ハイテク

どの試合も見所があって面白かったかったですね~。
今回は準々決勝の振り返りをした上で皇后杯の優勝予想をしていきたいと思います!


トヨタ自動車 vs トヨタ紡織

トヨタ自動車 56-51 トヨタ紡織
1Q 17-19
2Q 13-13
3Q 10-7
4Q 16-12

主なスタッツ
川井15点(2pt 6/6) ステファニー38分出場 ソハナ10点(2pt 5/6)
東藤37分出場21点 伊波13点(2pt 5/6)

紡織は主力の3人を欠いている中で精一杯健闘しましたが56-51トヨタ自動車の勝利に終わりました。
攻撃力抜群のトヨタ自動車ですが、トヨタ紡織のディフェンスに終始苦しめられていました。マンツーマンやゾーンディフェンスはもちろんのこと、ボックス&1???プレス???など多彩なディフェンスで試合を有利に進めていました。
そのためトヨタ自動車優勢と見られていた試合でしたが、最後の最後まで接戦の面白い試合となりました。

ここからは紡織目線、トヨタ自動車目線、で試合を振り返っていこうと思います。

なな子

気迫を見せたトヨタ紡織

この試合の紡織はいわば「皇后杯仕様の紡織」だったように思います。なぜ自分が皇后杯仕様だと感じたかと言うと理由は2つあります。

その1 反タイムシェア
普段の紡織は10人ほどの選手でタイムシェアをしながら戦うスタイルです。プレータイムが多い人でも30分前後に留めるようにHCがタイムマネジメントしています。
一方、この試合の紡織はほぼ7人ローテーションで、東藤なな子にいたっては約37分出場しています。普段は30分前後です。
坂本、平末、河村がいなかったのも理由の一つかもしれませんが、同じ状況で戦った三菱電機戦では東藤選手の出場時間は約30分なのでリーグ戦とは違った戦い方をしているように見えました。

その2 戦術なな子
試合における最初のオフェンスというものはだいたいチームで何をやるのか決まっています。「その日のせたい選手に攻めさせる」「確率の高いシュートをする」「山王戦の湘北のように意表を突く」などチームの考え方次第でどのような入り方もできます。上記であげた動画は紡織の最初のオフェンスなのですが、「東藤なな子のドライブからの得点」から始まっています。
普段の試合でなな子のドライブは5回以内(数えてないけど感覚的にこのくらい少ない)です。一方この試合はなな子のドライブから始まったように、試合を通して10回以上ドライブを試みていました。ただのなな子の意識の変化の可能性もありますが、なな子がボールを持った時にHCが何度か「両腕を使って何かを広げるような動作」を行っていました。NBAだとアイソレーションの指示の時にこのような動作をするので勝手にアイソレーションの指示だと解釈しています。そのため、なな子が積極的にドライブを仕掛けることはチームの戦術だったのではないかと推測しています。
また、昨シーズンプレーオフ準々決勝富士通戦でもなな子は同じような使われ方をしていたように記憶しているので、ここぞの1発勝負では戦術なな子を使うというのがチームの方針なのかもしれません。

お前がエースだ!お前が得点を取ってこい!」っていう戦術。

24/60が東藤なな子さんのFGアテンプトでした。チームの3回に1回以上はなな子のオフェンス。
なな子ファンとしてはとてもワクワクしたので、普段からこの戦術をたまにしてよ!って思います。(お願いしますHC様、なな子様)

トヨタ紡織は今の状況でできる限りの100%を出したように感じました。そのためファンとしては大満足、大感動の試合でした。

なぜ負けたのか」というのをあえて考えるのであれば一番は「体力負け」だと思っています。ただそれは主力3人がいなかったことによる弊害なのでポジティブに考えております。

  • PGの2人がいないことにより齋藤さんをPGとして使わざるを得なくなり、SG/SFの負担がなな子に一点集中。そのためなな子は前半17点、後半4点と後半になりドライブが減り、シュートが入らなくなってしまった。

  • スタメンCの河村さんの欠場により正Cが白さん一人に。いない時間は高さでミスマッチをつかれる。

主力3人がいれば上記のことは解決するので2月にトヨタ自動車相手に是非リベンジをしてもらいたいです。
また、ポジティブな要素としてはルーキーの伊波選手の成長があげられます。小さな体でダイナミックなプレイが持ち味で、紡織のPGである坂本選手と平末選手を足して2で割ったようなプレースタイルに見えます。正PGが自分一人になったことにより責任感が増して積極的なプレーが多くなっていました!先輩PGの2人が戻ってきたとしてもプレータイムがもらえそうなインパクトを見せてくれました。

色々好き勝手書きましたが完全なアンダードッグの状況でここまでできたのは本当に凄いことだと思います。選手やコーチ陣には落ち込まずに胸をはってもらいたいです。
素晴らしい試合を見せていただきありがとうございました!


"層の薄さ"以外は心配のいらないトヨタ自動車

主力が3人いない中堅チームのトヨタ紡織にギリギリ勝ったトヨタ自動車ってあまり強くないのでは?
と考える人もいるかもしれませんが、自分はそうは思いませんでした。
理由はトヨタ自動車にとって紡織は比較的相性の悪いチームだからです。

まずトヨタ紡織は本来ディフェンスが得意なチームです。オフェンス:ディフェンス=2:8くらいのイメージでディフェンスに力を入れています。
トヨタ自動車は昨シーズンから、富士通や紡織のようにハードなディフェンスをするチームを好まない印象を持っています。
またトヨタ自動車の専売特許として「ステファニーをSFに置くことによって誰がマッチアップでもミスマッチになる」というものがあります。これによりSFでミスマッチを作られてしまうENEOSはフルメンバーの時でさえトヨタ自動車が苦手なように見えます。
ステファニー相手にオフェンスでもディフェンスでもどうにか相手になれる選手TOP2はリーグで赤穂ひまわり東藤なな子だと思っています。このうちの東藤なな子はトヨタ紡織に所属しています。

また数字を見ていくと、トヨタ自動車は3ptを1/15(6.7%)でしか決められておらず、2ptは22/38(57.9%)と高確率で決められています。オープンショットを打たせなかった紡織のディフェンスが素晴らしかったのはありますが、さすがに3ptの確率が低すぎます。本来であればあと1~3本入っていたと考えればそれだけで10点差で勝つ試合になっていました。

以上のことを踏まえれば相性のあまりよくない相手に、シュートの確率の良くなかった日に5点差で勝てたのはそこまで悲観することではないように感じます。

川井選手はチームの流れが悪い時にみんなを集めて声をかけていました。紡織としてはこのキャプテンシーが相当厄介でした。
そして2ptを6/6100%で決めています。
自分の中では川井ちゃんがMVPです。

やっぱりステファニー
ソハナのミドル
強度抜群
眠れる獅子山本麻衣

キーワードだけ残して次の試合にいきたいと思います!

アップ中に声出しをするトヨタ自動車の選手たち

ENEOS vs 三菱電機

ENEOS 92-73 三菱電機
1Q 23-16
2Q 23-20
3Q 24-16
4Q 22-21

主なスタッツ
長岡19点 林12点(FG100%) 宮崎21点(3pt 4/6, 2pt 4/8) 渡嘉敷9点16R9A
小菅22点 渡邉亜弥22点

強いENEOSが帰ってきた!!!
今シーズンの三菱電機は相当強く、上位チームにも負けてない完成度だと思っていましたが1QからENEOSが圧倒していました。
どちらかというと三菱を応援していましたが、開始数分で「あ、ENEOS勝った」と感じてしまいました。そのくらい圧倒的でした。

三菱も諦めずに最後まで戦ってENEOS相手に73点も取りました。ただでは負けない三菱は流石だなと思いました。渡邉亜弥さんは相変わらずスーパースターです。

シュートをうつと会場が沸く林さん

"皇后杯ENEOS"今年も君臨

シーズン序盤は「ENEOS噛み合ってないけど大丈夫?」という声がほとんどでした。しかしこの試合は噛み合ってないどころか噛み合いまくってました。ENEOSの良かった点としては…

  • オフェンスの時にすぐに渡嘉敷さんを見るクセがチームとしてなくなった。

  • 9アシストからもわかるようにいい意味で渡嘉敷さんが脇役になっていた。9点16リバウンド9アシストでほぼトリプルダブル。昨シーズンMVPの渡嘉敷さんが脇役なんて最強でしかない。

  • 最新バージョンの宮崎早織さん。シュートを狙うタイミング、ドライブのタイミング、パスの判断など、オフェンスの判断がすこぶる良かった。さらっとやってのけてたけど相当支配的なPGだったように思う。

  • 本気の長岡萌映子。Wリーグの最強PFは長岡さん(かステファニー)だと思っています(髙田社長と渡嘉敷さんはC)。フィジカルが強くて、スキルがあって、コンディションもいいなんてそりゃ大暴れすることになるよね…。

  • 今シーズン飛躍した星杏璃が今日も星杏璃だった。この人の対人ディフェンスはしつこくて粘っこくて良い!見てて気持ちがいい!

  • 1分45秒の出場時間でもインパクトを残す岡本さん。シュートを打つ度歓声が起こる。

  • チーム全体で3pt 10/23で43.5%の高確率

ENEOSは皇后杯優勝候補の一角です。
まずは準決勝のトヨタ自動車に勝つには「ステファニー対策」「3ptの確率」が鍵になってくると思います。

それではキーワードだけあげたところで次の試合を見ていきましょう。

絶好調の宮崎さん

東京医療 vs 富士通

東京医療 67-69 富士通
1Q 17-16
2Q 19-15
3Q 14-20
4Q 17-18

主なスタッツ
テミトペ37分出場14点12R 池松13点
町田39分出場16点6R6A2S 藤本14点 江良17点(3pt 3/5)

スタメンの宮澤さんに加えて富士通のNo.1ディフェンダーの内尾さんまで欠場。チームの状況は苦しい中でも67-69でなんとか勝利を引き寄せました。
東京医療は大学生ではありますが強すぎてもはや格上のようにさえ思えました。個人的に3年生の古木さんには期待を寄せています。

チーム一丸で勝利を勝ち取った富士通

富士通のMVPは藤本さんと町田瑠唯さんの2人にあげたいと思います。
±(プラスマイナス)というスタッツの概念がありまして、「その選手が出ている時間帯に自チームが何点勝ってるか」というのを表すものです。もしこの試合に±を導入したら藤本さんが一番高かったのではないかと感じました(違ったらすみません)。
女子バスケにおいて試合を成立するために一番最初にしなければならないことが「センターでミスマッチを作らせないこと」だと最近思うようになりました。センターでミスマッチになってるチーム同士の試合はどうやってもそこからのズレを修復できずに終わってしまう印象があります。高校生の試合を見ても留学生対策ができないチームは簡単にやられてしまいます。逆に普段センターのミスマッチありきで戦っているチームはそこでのミスマッチができないと混乱してしまう場面もあります。(トヨタ自動車戦のENEOSやトップリーグ桜花学園戦の京都精華など)
大学生最強センターのうちの一人テミトペ選手を藤本選手はほぼほぼ完ぺきに抑えていました。
2Qで藤本さんがファウルトラブルになった時は「富士通ピンチ…」と正直思いましたが、全員でハッスルして我慢して後半なんとか持ち返しました。

また町田さんは39分出場で、オフェンスディフェンス共にチームを引っ張っていってくれました。町田選手がボールを持っている時間帯は安心してその後のプレーを見ていられます。「この人がボールを持っている時は安心できる」と思わせられるのは町田さんの過小評価されている能力だと思っています。
東京医療の得意なハードショー(一瞬だけWチームにいきちょっかいをかけてすぐに戻るディフェンス)に対しても唯一スプリット(ディフェンスとディフェンスの間を抜ける)でアンサーを出していました。
FTを2本外したり、3ptが入らなかったりなど明らかにシュートタッチがよくなさそうな中、積極的にドライブをしかけて16点とったのは素晴らしかったです。

ゲームハイ6本のFTアテンプトを獲得した町田瑠唯選手

藤本さん、町田さん以外も出ていた選手は皆いいところがありました。
岡田エリーは東京医療の後輩に負けないようにスタメンをやってのけた
赤木さんは4Q大事なところで3ptを決めた
田中さんは手薄なインサイドを守りぬいた
中村さんは藤本さんいない時間帯をどうにか繋げた
江良さんは前半立て続けに3ptを決めチームハイの17点を獲得した

チーム全体で勝利をたぐりよせた富士通レッドウェーブのブログにはこんなことが書かれていました。

後半、選手たちはギアをうまく入れ替えてくれました。
ミスもあったけど、みんなでカバーし合いながら、勝利を手繰り寄せてくれました。
誰がよかった、悪かったということではなく、誰もが諦めず、最後まで戦い、みんなで勝ち取った勝利です。

富士通レッドウェーブブログより

また、試合を見に行った人なら目についたと思いますが、怪我をしている宮澤選手が選手一人一人にアドバイスを送っている場面がとても印象的でした。
富士通ファンではない自分もこれだけで目頭が熱くなってしまいました。

江良選手に声をかける宮澤キャプテン

デンソー vs 日立ハイテク

デンソー 85-42 日立ハイテク
1Q 25-10
2Q 28-10
3Q 18-14
4Q 14-8

主なスタッツ
本川10点(3pt 3/4) 高橋15点(3pt 3/5, 2pt 3/5) ひまわり14点9R
船生11点

この試合は「デンソーが強い」の一言で片づけてしまっていいのでは、と思わされるほどデンソーが圧倒的でした。髙田さんが出ている時間は日立の一番の強みであるマレムを完全に無効化してしまっていました。

優勝を本気で狙うデンソー

3pt 12/2646.2%で決めたデンソー。
最もプレータイムが長かった選手は赤穂ひまわりで25:04
出場選手は11名

前半で30点差以上ついていたので、このような采配ができたのだと思います。日立相手とは言え勝ち上がったチームの中で最も余裕のあったデンソー。

この試合に関しては本当に言うことなしです。

髙田社長

「優勝予想はトヨタ自動車」の真相

準々決勝の4試合を見て冷静に判断するのであればENEOSデンソーが優勝するように思えます。しかしバスケットボールの1発勝負というのは何が起こるかわかりません。そのためどのチームにも優勝の可能性があります
自分はトヨタ自動車が好きなので優勝予想をトヨタ自動車にしています。優勝希望です
しかし、ただの優勝希望ではない根拠もあります。そのためこれからトヨタ自動車が優勝できる理由を考えていきます。
ENEOS富士通デンソーに関しても優勝できる理由を考えていきたいと思います。

ステファニーは止められない

やっぱりステファニー
ソハナのミドル
強度抜群
眠れる獅子山本麻衣

トヨタ紡織との試合の振り返りの際に上記のようなことを書きました。
相手チームがトヨタ自動車に勝とうと思ったら「ステファニーをどうするか」がとても重要な鍵になってきます。ステファニーの相手をできる人はENEOSには長岡選手、デンソーには赤穂ひまわり選手がいます。富士通は内尾選手が欠場のため、もし決勝であたることがあれば中々厳しい戦いになるのではと予想しています。
ひまわりは直接マッチアップしそうですが、ENEOSではステファニーSF、長岡PFなのでマッチアップしない可能性もあります。そうなればトヨタ自動車に分があります。

バスケットボールでは圧勝した試合の次に強豪と戦うと苦戦する傾向があります。それはディフェンスの強度が格段に上がり、頭では理解していても体で対応するのに時間がかかってしまうからです。
ENEOSは三菱電機に圧勝してしまったので、そこが不安要素です。3ptも2試合連続40%越えになることなんてめったにありません。

以上により、本気の1試合であればENEOSよりもトヨタ自動車の方が分があるのではないかと本気で考えています。

問題は決勝戦。トヨタ自動車的には富士通が勝ち上がってきてくれた方がいいと思うのですが、富士通は主力を欠いているのでここではデンソーを想定します。ENEOSと本気で戦った次の日に同じくらい強いデンソーとあたるのはとてもキツイです。というのもトヨタ自動車の一番の問題点は層が薄いことだからです。

トヨタ自動車が勝つ鍵として、ステファニーの他に紡織戦では大人しかった山本麻衣さんの爆発、ミドルも絶好調でなぜか紡織戦ではあまり打たせてもらえなかったソハナ選手の存在、などがあげられます。

いずれにせよ、自分はトヨタ自動車の優勝を期待しています。


ENEOSが優勝。だって皇后杯だもん。

ENEOSが優勝する理由、それは「この大会が皇后杯だから」で十分かもしれません。ENEOSは皇后杯を9連覇しています。皇后杯のENEOSは異常なまでに強いです。

ENEOSは「トヨタ自動車が苦手」「デンソーと今の富士通は得意」なチームだと思っています。そのため土曜日に行われるトヨタ自動車戦にかかっていると考えています。

上記のトヨタ自動車の欄ではステファニーを止められないと書きましたが、ステファニーに20点とられたとしてもチームで勝てばいいのです。
絶好調の宮崎さん
山本麻衣さんを苦しめられる星さん
トヨタ自動車のことをわかっている長岡さん
最強シューター林さん
などポジティブな面もとても多いです。
なんといっても「渡嘉敷さん中心からの脱却」はチームをより強いものにしていると思います。三菱戦の欄でも書きましたが、「脇役渡嘉敷」は最強です。

トヨタ自動車にさえ勝てればあとは得意なチームとの対戦です。
ENEOSは前人未到の10連覇を達成するのか…?


富士通の気合い。会場は富士通ホーム。

女子バスケとは少し話題がそれてしまいますが、NBAで昨シーズン優勝チームのゴールデン・ステイト・ウォリアーズは今シーズンのアウェイで2勝13敗。一方ホームコートでは12勝2敗です。
富士通はWリーグで最も人気のあるチームです。全国どこへいっても富士通ホームなんじゃないかとさえ言われているほどです。平日開催の皇后杯準々決勝では富士通が唯一コートサイド席を完売させていました。

ここで何を言いたいかと言うと、皇后杯の準決勝も決勝も富士通のホームと言えるほど会場は富士通の応援ムードになるのではないか、そうなれば富士通としては戦いやすい環境なのではないかということです。

また、宮澤内尾がいる状態でしたが富士通はENEOSに2連勝しています。3ptが入っている時の富士通は相当強いです。

また、トヨタ自動車の欄でも書きましたが、「圧勝した次の試合の強豪戦は苦戦する」というバスケのお約束のようなものがあります。デンソーは日立戦で気持ちよく3ptをはなち、46.2%の確率で沈めていました。ディフェンスのいい富士通相手にはここまで決まらないと予想しています。

そのため、
富士通にとって良い環境
→良い環境だからこそ富士通のシュートがよく入る
→デンソーはディフェンスのいい富士通に苦戦する
→富士通が勝つ

という流れになっても不思議ではありません。

デンソーに勝てればあとは気合いです。トヨタ自動車、ENEOS、どちらが勝ち上がってきても強豪なのには変わりありません。

富士通ファンの方は富士通を信じて、会場に行く方はいつもよりも拍手を大きくして選手の後押しをしましょう。


普通にデンソーが優勝。

日立戦は書くことがないくらいデンソーが最強でした。
今年こそは本気で優勝を狙っているし、選手たちも「いける!」と思っているのではないでしょうか?

日本一のビッグマン髙田さん
リバウンドうますぎなんでも屋のひまわり
新人王まっしぐらの木村亜美さん
THE 6thマンで流れ関係なく得点できる渡部さん
その動きできて30歳?嘘でしょ?な本川さん
キレッキレ。キレッキレな高橋さん

などデンソーはタレントに溢れています。

準決勝では手負いの富士通と戦います。宮澤内尾がいないとなると富士通的には流石に厳しく、ブローアウト(早めに試合を決めること)する可能性すらあります。
もしブローアウトした場合、デンソーは余裕をもって決勝に挑めます
トヨタ自動車 vs ENEOSは間違いなく白熱します。本気で戦った後に体力のあるデンソーと戦うのはキツイはずです。

ということで考えれば考えるほどデンソーの優勝は現実的に思えます。


皇后杯おもしろい

皇后杯とても面白いですね!フルメンバーの富士通を見れないことだけは残念ですが、その分選手の頑張りを見れるので違った楽しみ方ができます。

自分は土日に用事があるので、リアルタイムで見ることはできません。Twitterの情報を遮断してあとで見たいと思います。

皆さんはどこが優勝、どこに優勝してもらいたいですか?
自分の好きなチームを応援して、皇后杯を楽しみましょう!

栄光への架け橋


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