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blenderを使ってぬいちゃんをつくろう

姪っ子ちゃんに「チャッピー作ってーーー!」とせがまれ、突如誕生日プレゼント用にぬいづくりする事になりまして。
以前からオリキャラなどのぬいづくりにハマっていた為、買った生地を有効活用しながらなんとか仕上げる事ができました!

今回はblenderのアドオン「Seams to Sewing Pattern」の紹介を兼ねての記事になります。ダウンロードはこちらから。


他のアドオン同様、zipファイルをそのままプリファレンスから読み込んで使いました

今回は型紙から作んないと作れないということで、モデリングやりました!
ぶっさしじゃなくて全部のポリゴンを繋げる形にモデリングしないといけないので、結構モデリングにも頭使います。
UV展開の時にメッシュが崩れそう(あとシーム入れる際にループ選択できなくなりそう)なので、ブーリアンは使わない方がいいかもしれない。辺ブリッジ機能や頂点マージをうまく使いながら部品同士を繋げるといい感じかと。あと突起系は押し出して作りました。メッシュは極力四角形で均一が理想。ちなみに私の作った素体モデルはこんな感じです。

脚の関節の曲がり方よく見たら違ったけど、実際作ってみたら気にならなかったので無問題

シーム(赤い線)入れが結構ポイントです。ここがそのまま縫い目になるので。多すぎると縫うの大変だし、少なすぎると凹凸がなくなって形がぼやけてしまいます。コツは角張った部分、モノの稜線に沿って入れるかんじですね。
アドオン適用すると、完成予想シミュレーションができるので、シーム入れた後何度かアドオン適用したり消したりしておかしくなってないか確認した方がいいです。


プルダウン一番上がアドオン適用・二番目がSVG形式で書き出し・三番目がシミュレーション

SVG形式で型紙を保存したら、illustratorで開きます。
イラレ以外でSVG開けるソフトは……分からん……ゴメン。少なくともフォトショは無理でした。
どこがどのパーツかっていうのは自分で判断しないといけないので、あまりシーム入れすぎないでね。この時点でもパーツとパーツをくっつけてダーツっぽくしたりすると縫う手間も省けていいんじゃないかと思います!実際下の型紙では上あごでそれをやってる。くっつけられそうならくっつけて型紙の数を減らした方がいいぞ!(自戒)
イラレ内でオブジェクトを整理して、型紙の完成です。

もう少し減らせたかもな……

勿論型紙を作って終わりではありません。
むしろここがスタートラインです。
まず私としては滅茶苦茶大事だと思ってる、材料のお話をしておかないと。
ぬいちゃんに使う生地ですが、トイクロス・ナイレックス・ソフトボア・おもちボア等色々あります。
そしてなんでここ重要かっていうと、使う生地によって形状がまるで変ってくるという事です(折角苦労して型紙作ったのにね)
わざとなら問題ないんですけど、別の種類の布を混ぜて適当に使ってしまうと思ってた形にならなかった~~!という悲しい結果につながるので、ちゃんと最後まで読んでいって下さい。

大きく分けると伸びない・伸びにくい生地が、トイクロスやナイレックス。
対してソフトボアやおもちボアは、毛足が長めでフワッとした質感の収縮性のあるニットっぽい生地です。
つまりボア系を使うと体感1.1~1.2くらい形状が膨張します。
私はハリのあるボールみたいな形状のぬい・洋服などにはトイクロス・ナイレックスなどが向いていると思います。
でも普通に人型ぬいならオールソフトボアがオススメかな。多少伸びると綿入れの時に形状を調節できるので楽だし可愛くできます!
ソフトボアとおもちボアだと、おもちボアの方が良く伸びるので、あえて頭や髪の毛の布地のみにおもちボアを使って、頭でっかちな感じを表現するとかそういうのも手ですね。

星野アイちゃんも作ったよ


今回チャッピーと一緒に作った星野アイちゃんのぬい。
これは本体の肌部分はソフトボア・髪の毛+後ろ頭部分におもちボアを使ってます。ソフトボアで作った時より生地が伸びて頭でっかちになったけど、バランスもSDキャラっぽく仕上がって結果的に成功だったかもなって思ってます。ただ頭が伸びると前髪も上がるので、それを想定に入れて前髪を長めにするとか、裁縫上手とかで後付けとかしないと変な感じになることもあるので注意が必要です。

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