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名乗らないという色気。

うまく言えないけど……


ダイレクトに、

わたしは、○○です。

わたしは、○○しています。

を、

あえて言わない、
あえて語らない、

そんな人たちに、
色気を感じる昨今。

ここで『ふつうの』という言葉を使うのが、
正しいのかどうかわからないけれど。

表向きは、


ふつうのお母さん。
ふつうのレジ打ちのお姉さん。
ふつうの郵便局のひと。
ふつうのおばあちゃん。

そんなふつうの人たちが一肌脱いだら、、、
とんでもない世界が広がっていた、みたいな。

それを、知ったときのぐっとくる感じ………がとてつもなくいいなって。

色気あるわ
しびれるわ

って、おもう。

どこまでもふつう、の中にある変態性。

そして、バチコーン、そうきたか、と、裏切られる感じ。

そんな人に、
わたしは心底憧れている………!

『おぬし、底が知れぬな……』

と、わたしもいつか言われたいもの。

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