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脳内お花畑 day2

こんなにも「女性らしいこと」に執着して、拒絶しながら近づこうとしているのはなぜなんだろう。そこから考えることが、「女であること」を読み解くための糸口になる気がした。

自分が執着したり、拒絶したり、気になったりする大体のことは、幼少期〜高校生くらいまでの経験(トラウマめいたもの)が起因していたりする。まあ、ほとんどみんな、そういうものだろうけど。

なんとなく、髪の毛を伸ばすことが、女性らしさ、当時でいうと女の子らしさだと盲信していた時期があった。
髪が長い子ほど、なんでもできて、女の子らしくて、男女ともに人気があって。(たまたま、幼稚園のときに仲良しだった子がそうだった、それだけだと今では思う)

けど、私は今も昔も髪が短い方が似合うし、そっちのほうが心地よかった。でも、そんな自分をどこかで「女の子として失格だ」と思っていたりもした。

各年代(この場合は小中高)の卒業式のアルバムに残る自分の写真は、例外なく髪の毛が長い。
なんとなく、記念として残る姿は、髪が長いほうがいいと思っていた。お母さんからも、髪を伸ばしたらと言われた気もするけれど。

いま見ると全然似合っていない。やっぱり、私らしいのは、短い髪の毛だなと思うのだけれど、そうやって自分で決められるように、自分の見た目を自分の主観でちゃんと考えるようになってからは、とんとそういう記念撮影的な機会がない。


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