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無花果のホットサンド、薄くて軽やかなもの

無花果が並びだすと、夏の終わりを予感する。
もうそんな季節かと思いながらしばらくして、今年初の無花果を買った。

シンプルにそのまま食べるつもりで買ったのだけど、ふと思い立って、お昼ご飯にしてみた。無花果とクリームチーズのホットサンド。
まあ悪くはない組み合わせでしょうね、と一口囓ったら、予想していた以上においしくて、まあ……! としばし放心してしまった。まあ、としか言いようのない味だった。果肉の甘さとチーズのまろやかな塩気の相性がよくて、うっとりしながら食べ終えた。無花果の皮を剥いて、もろもろちぎるようにして食パンの上に載せて、クリームチーズととろけるチーズをのせて、ぱっと黒胡椒を振っただけなのに……。あまりにも世界がたやすいものに思われて、ふわわんとした。

おいしさに感動したあまり、週の半分以上は無花果のホットサンドを食べていた。かりりと焼いたベーコンでサンドしてみたり、はちみつをとろんと垂らしてみたり……。ホットサンドの可能性を見た、革命的な組み合わせだった。また買いにいこう。

そうそう、ホットサンドといえば。息抜きに、しばらく放置していた雑誌の附録を組み立てた。衝動的に予約注文して、忘れた頃に来たやつ。

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このホットサンドクッカーは、一枚の食パンで挟めるタイプ。私のお昼はだいたいホットサンドなんだけど、一枚のものだったらご飯のホットサンドとデザート代わりの甘いホットサンドの両方が食べられるのでは……? と欲張りなことを思って。おいしさを伝えるライティング仕事で、必要があってもぐもぐしていたところ、胃袋の大きさを褒められる(褒められた、と思っておく)ので、食べることへの欲望がわりかしあるほうなのだと思う。私に授けられた欲望は圧倒的に食べる>>>>>>作るなので、ホットサンドの気軽さが毎日の料理に合っているんだろうな。折りをみて、ホットサンドとしか言っていないnoteを書きたい。

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セールに乗じてぽちったKindle Paperwhite がやってきた。なんて薄くて軽やか! と持つたびに手が喜んでいるのを感じる。
本当はプラムカラーが欲しかったんだけど、広告無しが選べなかったので黒に。カバーは純正に好みの色がなかったので、しばらくはFLATTYに入れて様子を見ることに。ちなみに、A6のFLATTYには厚すぎない文庫なら入る。一冊しか鞄に本を入れないときに重宝している。一冊でいいときがあまりないので、ときどきにはなってしまうけれども。

Kindle Paperwhiteの使い心地は、ページをめくるたびに白黒が反転するような表示になるのが特に漫画だと顕著で、ページネーションがぶつぶつ途切れるようなのが気に掛かる。めくりの意図も大事だと感じるほうなので、検索して設定をいじってみたけど、気になることには変わりがないな……と思いつつ、ためしに小説を一冊読んでみたら、こちらはまったく気にならないどころかすんなり目に馴染んだので、とてもよかった。もともと文字の本を読むために欲しかったので、満足。漫画はPCかiPad miniで読もう。

月末に、本を読むためだけのホテルステイを入れているので、紙の本を二冊減らしてPaperwhiteを連れていこうかな。まあ、バスタブでふにゃふにゃになりながらドラマを見たいから、iPad miniも連れて行くのだけど。

すこし落ち着いてきたので、外の暑さが和らいでいると信じて、近々推し書店に行きたいところ。そろそろ、歩いていける範囲にはないカフェでお茶もしたいな。そしてパフェが食べたいです。涼やかさが恋しいあまり、ネイルは夏を忘れた色にばかりしている。はやく秋よ来い。


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