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【マッチレビュー】カタールW杯アジア最終予選 第10節 日本vsベトナム

スコア

1-1 引き分け
得点者:吉田麻也

出場メンバー(採点)

GK:川島永嗣(5.5)
DF:吉田麻也(6.5)、谷口彰悟(6)
SB:山根視来(6)、中山雄太(5.5)
アンカー:柴崎(5)
CMF:久保建英(5.5)、原口元気(5)
WG:旗手怜央(6)、三苫薫(6)
CF:上田綺世(5.5)

交代出場:
伊藤純也(6)、南野拓実(6)、
守田英正(6)、田中碧(6.5)

フォーメーション

スタメン

ベトナムはあんまり知ってる選手いないので、フォーメーションの方は並びだけ書きました。

ベトナムは守備時は中盤4枚がフラットに並ぶ5-4-1。攻撃時はサイドバックがウィングバックに上がり、中盤はダブルボランチと2シャドーっぽく変形してたような気がします。攻撃時間が少なかったので、見極めきれず。

日本はいつもの4-3-3で吉田麻也と山根以外は前節のオーストラリア戦から全とっかえ。

ベトナムの固い守備

ベトナムはきちんと日本対策を準備してきて、日本はW杯出場決まったので、出場機会の少なかったメンバー中心でさしたる戦術的な準備なしに試合に入った印象。

日本がウィングやサイドバック、センターハーフの連携でベトナムのサイドバックの裏のスペースを取れるのだけど、ベトナムは5バックなのでそれでもあと4枚のディフェンダーがいるため、決定的なシュートまではなかなかいけない。

5バックと4枚の中盤でディフェンスセットされた状態だと、非常に崩すのは難しいですね。

それでもスタメンのメンバーは少ないタッチ数でディフェンスを揺さぶろうとしたり、外からサイドをえぐろうとするが、ベトナムの守備は大崩れしない。

守備固めした相手への攻略法は?

こういうケースはセットプレーか相手の攻撃時に高めの位置でボールを奪い返して、ショートカウンターが狙い目かなと思います。

後半の日本の同点ゴールもそこまで高い位置ではないけど、吉田麻也がベトナムのパスをカットしてそのままドリブルで持ち上がったところが起点になった。ベトナムの選手が攻撃にかかったタイミングで入れ替わるように日本が攻め込めたので、5-4のベトナム守備陣形が整う前に攻撃できたのがよかった。吉田麻也がそのまま攻撃参加したので、シュートのこぼれ球に詰める人数も増えたことが、得点に繋がった。

日本の中盤の選択肢

後半、日本は頭から入れた伊東に加えて、南野、守田、田中碧を次々と投入してくる。

前半のの原口、久保のセンターハーフに比べると、守田と田中碧の方がこのフォーメーションでの役割に慣れているので、チャンスを多く作れるようになった。

久保と原口はタイプ的にはウィングに使った方が良いのかもしれない。特に原口は狭いスペースで受けて何かするというより、攻守の運動量や縦方向のドリブルでの持ち上がりとかが持ち味だと思うので、特に今日のような守備に人数割かれてスペースがあまりない状況は相性が悪かった。

一方、途中から入った守田や田中は周りの選手をうまく使ったり、スペースを作ってあげたり、最初から高めのポジション取らずに遅れて攻め上がったりと、ベトナムディフェンスの揺さぶりが前半より激しくできていた。

柴崎岳のアンカーについては守備の部分でリスクがあるので、あまり現実的なオプションではなさそうですね。パスの展開力はあるけれど、今日の試合では展開するパスの出し先になるスペースやマークを外して受けれる選手が少なかったので、柴崎のよさがあまり出せなかった気がします。

ロード・トゥ・カタール

その後、2度ほどネットを揺らしたものの、いずれもノーゴールになってしまった。ただ、前半と比べるとこういう惜しいシーンをかなり作れたということ。

今日の試合は普段あまり出場時間を得られなかった選手たちを代表でプレーさせられたことが収穫だったかな。どうせなら、林や佐々木、植田も使ってみるとよかったかもしれない。

本大会までは少し期間もあるし、ここから選手選考していくスタートなので、1-1の引き分けは少し悔しいですが、まぁよしとしましょう。

ここから、今選ばれてない選手も含めて、選考が楽しくなりますね。

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