息子の担任が盗撮⁈⑤校長と交わした約束から得た考察&学びのお話し。
前回のお話はこちら⇩
これまでのお話はこちら⇩
PTA会長の暴言によって「この問題を教育委員会に話しにいく」と言い出した父を、止めることができず、どうにかこの問題を解決しようと校長室に乗り込んで、校長と議論を重ね、
校長はPTA会長を、
私は父を説得する
という約束を交わした。
その後の話を書く前に、
④話のこぼれ話を少しだけ📝
校長と二人で話すというのはこの時が初めてで、議論したり怒りもしたけど、それだけではなかった。
盗撮した先生の現状や、経緯などを校長は私に話してくれたのだ。
校長室に行かなければ、こんな話しは聞けなかっただろう。
担任の先生は、レンタルビデオ店で女子高生のスカートの中を盗撮して捕まったそうだ。
そして、その女子高生の自宅まで行って何度も何度も謝ったけど
「絶対に許さない!!!」
と言われ、
示談することが出来ず、事件になり新聞の記事になってしまった、ということだった。
校長は、「家族があるからなんとか許してもらって、事件にならないようにできたら良かったのですけどね」と悲しそうに言った。
そのことについては、私も同じように感じていた。
盗撮はやってはいけないこと。
これは絶対だけど…
何度も謝っている先生を、何とか許してもらってやり直す機会を与えて欲しい…と思わずにいられなかった。
でも、許されなかったということは、しっかりと罪を償うことが、その時の先生には必要だったのだろう。
この事件が起きてから、なんとか先生と話したいと思っていた私は、思いがけず先生の様子を聞くことができて、少し安心したことを憶えている。
ここで、本題に戻って・・・
校長と私が互いに交わした約束。
私は…父にとっては孫である息子のことを持ち出して、あまり大げさにすると息子が学校に行きにくくなると言って説得した。
事件が起きた時から少し時間が経っていたこともあって、少し前は、全然聞く耳を持たなかった父の態度も軟化しており、うまく説得にこぎつけることができた。
そして、校長の方は…
数日後、私に電話をしてきて、
「何とかPTA会長を説得することが出来ました。お父さんに謝ることはしたくないけど、これ以上、文句を言ったり嫌がらせみたいなことはしないと約束してくれました。」と言った。
更に詳しく話しを聞いていくと、
校長は土下座して頼んだということが分かった。
私は、自分の体験談を記事に書いているけど、いつもどんな時も、決して、誰かを悪者にしたり攻撃するつもりで書いているのではない。
だから、最初は頼りなく情けないと思った校長に対しても、やってくれたことに対しては素直に嬉しいと感じていた。
そして、この時、大きな考察と学びが浮かんできたのだ。
人は生きていると、その人生の中で、なりふり構わずがんばらなければならない時が必ずやってくる。
それはどんな人にも平等に訪れる
と私は思っている。
この、がんばり時っていうのは、人格を磨いたり、人間的に成長できる大チャンスなのだ。
校長は、この時が、
がんばり時だったのだと思う。
そこで逃げずに立ち向かってくれた。
校長は私の話を聞いて、自分で何とかしようと考え実行し、約束を守ってくれた。
最初は、逃げ腰で、何も出来ないと懇願してきた校長だったけど
人は変われるし、
成長できるんだ。
ということを身を持って見せてくれた。
変わると言うより、自分の中に眠っていた
「勇気」や「誠実さ」が目覚める✨
と言った方が正しいのかもしれない。
そして、これは誰の中にも眠っている。
土下座がいいとは思わないけど、上辺だけでなく、見せかけだけでもない心からの行動は、相手の気持ちを動かすのだということも学んだ。
この事件をきっかけに、校長と私は互いに何かを学び得たように思う。
次回は、私を総スカンにしたPTA会長の奥様とその取り巻きの奥様方との、その後のお話しを書きたいと思います(^_^;) まだ続くのです笑。
【本日の締め】
自分の中に眠っている
勇気、信念、情熱、信頼、祈り、希望、夢
を目覚めさせましょう♪
人生はもっと楽しくなるよ🌈
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?