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キッチンで花びら染め
花びらの色の糸で、レースを編みたい!
花びら染めをするきっかけでした。
使う糸は少しなので、キッチンで小さな空き瓶を使って試してみたいと思います。
◎ 材 料 ◎
・花びら10〜20枚
お茶パックに軽く半分くらい入れば大丈夫です。
・糸
10〜20m程度(たこ糸や刺繍色、レース糸、毛糸など)
・媒染剤(ばいせんざい)・・・
焼ミョウバン 少量(スーパーのお漬け物作り売り場などで売っています)
クエン酸 少量(100円ショップやドラッグストアで売っています)
・助剤(じょざい)・・・
豆乳:水=1:1で割ったもの。糸が浸るくらいの量。
◎ 道 具 ◎
空き瓶 1つ
割り箸(取り出す時に使います)
●媒染液とは
媒染とは草木で煮出した色素と染める物の繊維を結びつけることをいいます。色素と繊維を結びつけることで染めた物の色落ちを抑えたり、発色させることができます。
媒染液は、ミョウバン(アルカリ性)やクエン酸(酸性)、銅などを使ったものがあります。
●媒染液はどれがいいの?
特徴を知って使いやすい方を選びましょう。
ミョウバンは、水を加えると少し熱を発します。花色は、瓶にいれて熱湯を注ぎ抽出します。お湯にミョウバンを溶かして花色水に注ぎます。深い色目が出ます。
クエン酸は、熱を加えずにでき、クエン酸水に花びらを入れると花色を抽出できます。明るい色が出ます。染まるのに時間がかかりますが、小さなお子さまが一緒に作業する場合はクエン酸が良いかと思います。
どちらも媒染液を少量づつ注ぎ、色が薄い場合は2〜3日様子をみます。
●染めるもの
素材は天然繊維(綿、麻、絹、ウールなど)を選びます。
●豆乳はなぜ必要?
染料はタンパク質と反応して、繊維を色づけています。植物性の素材は、人工的にタンパク質を染みこませて、染まりやすくする必要があります。そのため、染色前に同量の水で薄めた豆乳につけておきます乾いた糸を、助剤に浸して染まりやすくします。
ここからは、実際に染めた花と糸の仕上がりをご覧ください。
可愛い花を楽しんだら、枯れる前に花びらを分けてもらいましょう。
●カーネーション
思ったより色素はでましたが、糸は淡いピンクベージュでした。
●バラ
ドライフラワーでもできます。濃い色にはならずに、ベージュに仕上がりました。
●ハマナス
クエン酸は明るいピンクに、ミョウバンは落ち着いたピンクになりました。
アカツメクサはまた今度。
●よもぎ
1はクエン酸.2はミョウバンを使いました。
ミョウバンの方が鮮やかになるようです。糸の素材は、コットンよりシルクのほうが濃い色が出ました。
●玉ねぎの皮
綺麗な黄色に染まりました。
●ベニバナ
2回目も同じ媒染で染めたのですが、同じ色に染め上げるのは大変でした。
いかがでしたか?
キッチンに綺麗な花色水の小瓶が並んでいるだけで、どんな仕上がりになるかワクワク楽しい時間を過ごすことができますね。
色水の色と出来上がりの糸の色が違ったり、媒染液の量で色合いが変わったり、ちょっとした実験気分を味わえます。
素材は、野菜や果物でもいいですね。集めた花びらは冷凍して保存もできます。色んな素材を集めて日々を楽しみたいと思います。
糸を染めたらこちらに使ってみませんか?
糸を染めたら後の花色水を綿棒につけて、ハンカチに水玉模様をつけても可愛いと思います♪
#自由研究
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