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「女子校百合アンソロお疲れさまスペース」開催しました&レポ

 3/22(金)21時~0時35分頃まで「女子校百合アンソロお疲れさまスペース」を開催しました。

 当日は主催の他に、執筆者のかろでなさん・東雲真響さん、そして早瀬凛さんにスピーカーとしてお話しいただきました。
 他たくさんの方々にもリスナーとしてご参加いただき、30名以上の方にお聴き頂いたようです(あっと驚いてしまうような方々もリスナーの方にいらっしゃって嬉しいやら恥ずかしいやら……)。
 みなさま、ありがとうございました!


本書『女子校出身者オンリー女子校百合アンソロジー 青春の瞬き』は、現在PDF版を販売中です(物理本は完売)。
下記より販売しておりますので、気になった方はぜひ。
https://gloomyfantasia.booth.pm/items/5510246

 今回はスペースで出た内容の書き起こしレポをまとめました。当日参加出来なかった方も、お楽しみいただけますと幸いです。
 あらすじと本文サンプルを記載したツイッターのリンクも貼りましたので、未読の方はそちらからご覧下さい。

サンプルをまとめて読めるpixiv作品ページはこちら↓
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=21610108



①桐島あおさん作『せをはやみ』

https://twitter.com/nanaho59/status/1757372630557221120?t=QsisDAWWEMwlmnlD93AeCQ&s=19

 最初だったこともあり、この時はスピーカーに主催とかろでなさんしかおらず、ひたすらお互いの女子校生活の話やら女子校あるあるのことを話していました。これはこれで、わたしは楽しかったけどいいのか……?ともなったり。

・友達の膝に乗る/乗られるの、ごく自然にやっていたのでリアルだと思った
(主催は中学の頃、仲の良かった華奢な女の子の椅子によくなっていました)
・人間関係が混じり合う(自分の友達と友達同士に繋がりができる)のが良い
・関西弁に温かみがあって良い
・友達が眩しく見える/自分の”好き”を人に惑わされる/誰かに対して嫉妬していることを人に知られたくない感情ってあるなと思わされた
・小学生の描写ができるのがすごい。何をしでかすかわからない子ども、自分は書けない
・文章が綺麗、漢字が開いて書かれているのが良い
・地の文章の心情描写と、セリフの関西弁と会話のテンポ感の軽やかさに温度差があるのが芸術点高い
・ペットボトルを人に開けてもらうのはあるある(かろでなさんはやってもらっていたそうです)
・女子校の体育祭がガチなのはあるある
(かろでなさんも主催も体育祭での流血はあるよねーとなってました)


②東雲真響さん作『青い春と巡る』

https://twitter.com/nanaho59/status/1757756840430211475?t=_a5coeIcpsHzNESuY6CCcw&s=19

 このあたりで東雲さんが合流。作品についてのお話しも伺えました。
 どんどん増えていくリスナーさんの数に内心ビビってました……。

・(作者より)主人公は自分がモデルで、後輩にはモデル。その後輩は生意気な口をきいてくるが、その関係性が心地よかった
・(作者より)『人生って苦味の連続ですよね』お若いのに悟っていらっしゃる……!
・(作者より)『高校生って一番無垢で一番吸収しやすい時ですよね』と
「無垢とか言ってみたかった」byかろでなさん
「無垢な時に女子校にいたからこんなんなっちゃったんだよねきっと……」by主催
・(かろでなさん・主催から)日常系・掌編って書けないよねという話に
・毎朝自分でお弁当を作って登校するのはすごいという話に。特に私立の中高一貫だと、遠方から通学している場合も多いので難しそう。お弁当を作ってくれるお母さんありがたい
・主役三人が素直で嫉妬などの負の感情がない、家庭環境の良さを感じる
(そこでうわ~~~だめだ~~~と言うしかなくなる主催)
・皆瀬ちゃんは何でもそつなくこなせるからこそ抜けている先輩に魅力を感じるのではないか?
→それは将来皆瀬ちゃんは変な男に引っかかるのでは?共依存を生み出しそう

③かろでなさん作『水槽の龍』

 早瀬凛さんも合流。
・(作者より)もとは日常系を目指して書き始めたので、プロットを作らずセリフだけ先に書くやり方にした
・(作者より)実際にソワレを訪れて1時間程原稿を書いていた
・同輩・進振って普段使う言葉ですか?と参加者に問いかける早瀬さん。進振を知らない人多数
・他にも『短縮日課』『短縮日程』『午後休』など、学校もしくはローカルな言葉があるよねという話に。
・珠蘭/輝久の中国語、作中作に登場する人間と人魚が独自に話す言語のように、当人しか知らない言葉で話すのは二人だけの世界が広がっていて百合
・五感に訴えかける描写が素晴らしい、パフェレポのお陰か
・服の描写が嘘っぽくなくしっかりかけるのが羨ましい。服が好きであるということが個性として文章に生きている
・個性的な服装は受け入れられるが、赤文字系のモテ服は囃されることがあったbyかろでなさん
・珠蘭/輝久の二人が自分なりのやり方で戦っているのが良い
・二人が仲良くなっていく際のじりじりとした距離の詰め方、同級生に対する尊敬/『嫌われたくない』気持ちが併存している所が自分にもあったなと思った


 最後にかろでなさんから「一度こうやってスペースでもお話ししたらお友達だと思っているので!『同じ釜の百合を食った』仲ですし!」
という名(迷)言が飛び出し、このスペースは幕を閉じました。
 同じ釜の百合を食った仲の方、相当居そうですね……!

 みなさま、ありがとうございました!

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