会いたくて会えるほど 
簡単ならばいいが

逢いたくて遭えない
そういうものである


私はとりに行かない
何時も
待つことのほうが 
ずっと得意だ

白い生き物の形も
人に似せてくる形も
形でしかなく
そんなことより
私は話せるその場が好きだ


以前
だいぶ前になるが
水色の猫をじゃらし遊んでいたとき
私はそこにいるのが
似合っていると
心底思った

人の匂いの少ない
ぼんやりとした
世界

囚われることは
愚かである

同時に護りにもなるだろう

人は脆い
肉体にはいっていると
私もそうなる

面倒くさいと思う
だが
面白くもある

何処か他人ごとなのは
読んで字の如く 
他人だからに他ならない

かりそめ
擬態 
化けの皮 

何でも構わない
何でも同じことであり
どうでもいいことである

最近は
とても
面倒くさい
人の気はアテられる

思考の渦が巻いてきた
物質の世界も動く気のようで

私は
あーあ
と溜め息をつき
しかたなし
と諦めて
 
これまでとおなじく
在り続けている

サポート設定出来てるのかしら?出来ていたとして、サポートしてもらえたら、明日も生きていけると思います。その明日に何かをつくりたいなぁ。