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夢メモ 

そもそもなんで、駅にいて学校に遅れそうだったのか。雨降ってた。
バスの時間は遅かった。
駅は小さめの駅。無人ではない。

私はなんだかうまく女子グループに入れなくて、駅を一人ウロウロしてた。
そしたら、改札からアベベが出てきて私を呼んだ。 
旧姓で呼ばれた。
「山谷(仮名)さん〜」って。
だから
返事したのに、アベベは私の姿が見えなかった。
驚いたのはそんなような話を私がお得意の妄想で
前日に書き上げていたことだ。
アベベの横に立ってみたり、目を合わせたりしたが、なかなか見つけてもらえない。
「おかしいな〜声はするのになぁ」
アベベがふざけてるのかと思うほど、私は見えていないらしい。

そんなこんなしているという改札からシュンが出てきて「お!いいとこにいた」という。
シュンと小道に入って、シュンが見た不思議な話をしてくれて、これまた驚いた。
やはり、前日に私が書きつけた妄想話のままだった。
「シュン!やばい!私のお話のとおりになってる!さっきね!アベベも見えなかったんだよ!!」
シュンはまじかよって笑ってるけど、本当だよ。

そうこうしている間に、バスの時間が過ぎてしまった気がした。
田舎なので1時間に1本あるかないか。
やばい。
そう思ったのに何故か、女の子達とアベベたちと駅の改札を通った。
それも、シュンが言ってた、なんか改札での通し方で人を認識しなくなるとかならないとかの検証。
ICカードじゃなくて、不思議な透明のマスコットみたいなのをそれぞれ持ってて、それが光る。
私はラッコ?みたいなやつ。
女子たちは本当に電車使うと思っているらしくホームまでいったみたい。
私はバスだって思ってるから、その場にいたジュンジとか、アベベとかと駅員さんに「間違えて入った」と言ってIC処理してもらって出た。

走る。とにかく走る。 
間に合えバス。
たぶん9時50分。
小雨降ってて薄曇り。

ジュンジが「吐きそう。俺このままだと吐く」とか言うので「じゃ諦めよう」と言おうとしたのに、ジュンジは加速する。
大声で呼び止めようと「ジュンジーーーー!!ジュンジーーーー!!」と呼びかけながら『私、イムとしか呼んでなかったのに、名前呼びしていいんだっけ?あれ?付き合ってたっけ?』と思う。  
それでもとにかくみんなとジュンジを呼ぶ。  

だってもう、バスの時間はとっくに過ぎてたから。大きな公園にあるみたいな時計は10時10分。

やっと止まったジュンジにおいつく。
ベンチとテーブル一体型のところに同じ班の山田(本当はもっと変わった名前だけど、後半アベベが山だって呼んだ。夢限定の人)が女子達と座ってて「おつかれ〜」とかなんとか言って「いえ〜い」とかなんとか言った。


ジュンジは謎の髭蓄えたおじいさんのまえにいて、両手を見られていた。
そんで
「こんなに毒素を溜めてどうする。倒れたら、意味がないんだぞ」 
と言われていた。
毒素?腕を見ると少し黒ずんでいる。
私はジュンジを抱きしめてトントンする。
大きいというか、でも、子供というか、とにかくトントンする。
立ったまま。身長差があるので、なかなか私がフラフラしているが、それでもトントンするとジュンジの力が抜けてくる。 
お腹がくっつく。熱が生まれる。トントンしながら『いつか見た漫画みたいに、私にも他人の痛みやしんどさを引き取る力があればいいのに。今ならできるかもしれない』と考えてお腹辺りに集中したが出来なかった。 

そのうち眠ったジュンジは任せて、本日泊まる部屋に行く。何故かバスは次の日まで来ないので、みんなで泊まる。コンドミニアム的な場所。
部屋には妹と金髪の先輩と、あと何人かいた。 
先輩は金髪でギャルなんだけど英語が堪能で、そのへんにいたアメリカンな夫婦と話していた。

部屋の洗濯機を見るとホースが壊れて水が飛び出ていた。蓋も半分開いていて、でも回ってた。
あと19分だった。
なぜか水に濡れながら置いてあるスマホから英語が聞こえていて、先輩が忘れたか、洗濯機に聴かせてるんだなって思った。

私は二階の部屋に行った。
大きな窓。
幅の広い川が見える。
その向こうは駅。
みんな泳いだりカヌーしたり。
ワニがいる。

窓辺に腰掛けてやってきたアベベとお喋りした。

「男子でさ、平均値って誰だと思う?出来過ぎでもなく、出来なさすぎでもないやつ」
「えー誰だろ?」
「私はさ、山田かなって思うんだよね。当たり障りなく良い奴だし。でもなぁ、あいつ言語スペック高いんだよなぁ…」
なんて言いながら川を眺める。

「俺、海とか行けないんだよね。砂浜も。」
とかアベベが言うので
「なんで?怖いの?海」
というと
「音がでかい」
と。
アベベ耳良かったけ?とか思いつつ、でも、音怖いんじゃ、海は怖いわなーと思った。
「私も海はしょっぱいから、泳ぐのはなぁ。川なら?川ならいいでしょ?静かだもん」
「まぁね。川なら」
「じゃあ、泳ぎ行く?行ってみる?」
目の前の川をさす。
ちょうど誰かがワニにやられたところで(不思議と騒ぎにはなっていない)2人だまってそれを眺める。

アベベが笑いながら
「こんなこというと、なんかあれだけどさ、少し前までは俺が平均値かなーとか思ってたよ。後輩がさ(………ここなんて言ってたか忘れた)って言うからさぁ」
と言う。
私は壁にあった本棚から本を取り出そうとしながら
「そうかもね〜」とこたえて
ひっそりと
「私もそう思ってた。でも、アベベは思ってるより高スペックだよ…」と呟いた。
アベベは控えめすぎるよ。

「となると、やっぱり山田かぁ」
「平均値は山田かな」

ワニも他人もカヌーも楽しそうな川を眺めながら
明日のバスには間に合わないとなって考えて目が覚めた。

 


アベベはしっかりした良い子だったわけなんだけど、現実ではそんなに親しく話したりしてないんだよなぁ。
あれはアベベというより、アベベの姿なだけなのかもしれない。
それから山田!山田って名前じゃない絶対。誰あの人。夢限定知り合いなんだけど、なんか引っかかるんだよなぁ。
シュンはシュンだし、ジュンジはジュンジ………か?途中で、背中の感覚や熱があった時は誰だったんだろ?たぶんジュンジではなかったなー

とりあえず景色とか細かく書けばわかりやすいんだけどめんどいので端折った。
知らない土地だし、知らない場所だった。
女の子達もみたことあるなーとか思うし、名前呼んでるはずなんだけど思い出せない。

そんな夢でした

サポート設定出来てるのかしら?出来ていたとして、サポートしてもらえたら、明日も生きていけると思います。その明日に何かをつくりたいなぁ。