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過去の1場面物語。題名はない。

《前書き》
これは2012/6/12に書かれたから、お昼の番組は今は無いし、可愛い犬の紹介は…もうやってないよね?時代感じる。笑

因みに1個前の鼻パック写メと付き合ってた頃に書いたやつ。現実の辛さ故に書き上げた「幸せ」

これ書きながら私が何を独り言いったか覚えてないけどわかるぞ。私はわかるぞ。
過去の私は
「ふっ。こんなことあるわけない。現実にはない。だいたい私は早起きだ。だいたいこんなチャーミングな事、私はしない。でも、この二人みたいな感覚で人と付き合えたら……楽しそう…こんな彼氏………いや、無理か。むしろ彼氏側が私か。しょうがないなぁ、もう。って言わせるのが上手いやついないかなー。駄目なふりして駄目じゃない男?はぁー………現実世知辛っ」
こんくらいは喋りながら書いたと思う。

前書き長くなった。
完全に私の好み。
そんな過去の1場面物語をどうぞお読みください。

✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽本編✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽

「朝ね~」

「いや、もう昼なんですけど」


ベットで惰眠を貪っていた私と

仕事でパソコンに向かっていた彼とでは

世界の時間に差があるらしい。


「ん~じゃぁ、昼でいいかぁ」

相手の差に合わせた方が楽だろうということで、私は彼の「昼」に合わせた。

「…じゃぁっていうか、時計見たら間違いなく昼だろ」

そんな私に彼は目覚まし時計を渡す。
文字盤を確認すると、某番組でサングラスをかけた司会者が

「いいともー!!」

とやっている時間だった。

彼は 「な?」という顔をした。

確かに、世界の時間的には昼だ。

だけど…

「あっ、お前なにしてんだよ!!」

私は目覚まし時計の針をくるくると回し、「今日のわんこ」が始まる時間でとめた。

ちょっぴり迷惑そうな、でも何時ものことだと諦めた顔の彼に

「夜から起きたら朝なのに、時計はなんて不正確。でも人間は時計を信じているのね。だから、世界には時間がある。でも、私に世界の時間は当てはまらないわ。」

ニッコリわらって私は言った。

彼は、一瞬きょとんとして

それから溜め息をついた。

私の勝ちね。

彼は、少し頭をかいて

「じゃぁ、まぁ、それでいいや。お前は朝なわけね?」

「ええ、そうよ?」

「じゃぁ、俺が作った昼飯のオムライスは昼飯だからまだ食えないわけだ」

「!?オムライス」

「残念だったな。」

そう言ってリビングのあるほうへ歩き出す彼。

なんてこと!!世界の時間が私の空腹の邪魔をするなんてっ!!

一瞬焦った私は

でも すぐに冷静になり
彼の後を追っていった。

「ん?どうした」

「昼になったから活動開始した」

彼は また溜め息をついたが

「オムライス美味しそうね」

笑う私をみて

諦めたのか

「テーブルふいて」

私に布巾を渡す。

「はーい」

私は素直にそれに従う。働かざるもの食うべからず。である。


こうして私のとある1日がはじまる。

「ねぇ、海に行きたい」

「俺に連れて行けってこと?」

「そう」

「嫌だ」

「という拒否権はあなたにありませんっ」

「なんでっ!?」

「なんでも~」



時間なんてなくなって
ずっと一緒にいれたらいいのに。

✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽

               《後書き》

ここまで読んでくれて有難うございます。

そもそも、私…「海行きたい」とかそういう要望出せない子だったのよね。
まぁ、やっと言えてもなぜか叶えられはしないんだが…笑

「連れてって」って最強に可愛くない?

私は連れてってなんて可愛げはないので、行きたい場所には一人で行っちゃう人でした。

だいたいデートがダルかった(最低っ)

大抵、迷子になりたかった(見つけてほしいとかじゃない。そのまま帰りたいんだ。むしろ一人で見て回りたいんだ。)

可愛くねぇーーーーー。笑

そんな可愛くねぇkoedananafusiですが、どうぞ仲良くしてやってくだせぇ(*´σー`)エヘ

サポート設定出来てるのかしら?出来ていたとして、サポートしてもらえたら、明日も生きていけると思います。その明日に何かをつくりたいなぁ。