20240318 出産の記録
7時15分起床。
昼寝したのもあって寝たのが3時過ぎなので眠い。特にノーメイクでとか言われてないけど、保湿して、髪の毛だけ整えた。
7時50分過ぎ出発。
夫に玄関で行ってきますの写真を撮ってもらってインスタストーリーに投稿。
夫にスーツケースを持ってもらい、市バスで向かう。
8時過ぎ
産院の向かいの某珈琲屋でモーニング。
無痛希望なのでお昼食べられない可能性もあり、盛り盛りのセットを注文。
9時
珈琲店でトイレを済ませてから産院に行くと、いつも通りに尿検査と血圧検査ありますと言われて、慌てる。そしてずっといてくれると思ってた夫は家に帰された。
普通にいつもの検診の待合室でいつも通りに30分以上待たされる。
荷物を預けてしまって本とかなくて暇。
そのうちに尿意が来たので少量捻り出して尿検査提出。
9時半過ぎ
内診。5cmで変化なし。
看護師さんにも、先生にも、助産師さんにも「土日陣痛連絡来るかなーと思ってた」と言われる。
有名人だ！
子宮口が既に開いてるため、促進剤入れると進みが早くて無痛できないかも、と言われる。
10時
陣痛室に移動
荷物の整理をして、病院着に着替えて、アミノバイタルを飲み干す。
NST。目立った張りなし。
本を読んだりうとうとしたり。
10時50分
促進剤の点滴開始。
少量からスタートして、30分ごとに増やすとのこと。
考えてみたら点滴は物心ついてから初めてかもしれない。入院も。
400ml献血はしたことある。
11時10分
若干痛みのある張り。
明日から生理では？って程度の痛み。
赤ちゃんの心音が乱れて助産師さんが見に来る
11時30分
1度目の促進剤増量。助産師さんの来室で起きた。寝てた。
また寝ようと思ったら、どこかから「いたぁーーーい！」と叫び声が聞こえて覚醒。
こ、こわい……
NSTのセンサーがズレるので、寝返り打っていいのかわからず。下にしてる太ももが痛くなってきた。
12時
ぼんやりとスマホでネットサーフィンしてたら痛くなってきた。まだ、普段の生理痛程度。2分くらいで収まる。
大学生の時にのたうち回った生理痛くらいになるんだろうか。
お腹空いてきたけどお昼ご飯ってもらえるんでしょうか…？？
12時20分
お昼ご飯が来た。(タイトル画像)
今食べると無痛できなくなるけどどうする？と美味しそうなご飯を目の前に言われる。もう無痛できないものと思ってたので、食べることにする。
食べてる時も、どこかから痛い痛い痛いと聞こえる。怖い。やっぱり無痛の選択肢を残した方が良かったかな…
ベッドの頭を起こしてから結構な頻度で痛いんだけど、全然スマホも触れるしご飯も食べれるからこれ陣痛とは違うのかな…？？痛みの間隔は5分切ってる気がする。
12時50分
ご飯は完食できず。8割は食べた。
片付けてもらって、トイレに行き、モニター付け直した。
痛みの頻度は減った。
どこかから聞こえる「痛い痛い、無理無理無理！いたーい！」の声がどんどん大きくなってる。眠れない。
1時
内診。子宮口変わらず。
イヤホンして寝る。
1時半
消化ひと段落した感あるので、ベッドを寝かせてもらって再びイヤホンして寝る。
ベッドが横になったら定期的に痛みが出てきて、5分くらいごとに起きる。
2時
体温と血圧測定。定期的に痛いけど、このままじゃダメらしい。生理痛くらいの痛さ。
また促進剤が増える
どこかから聞こえる声が本格的になってくる。
(↑リアルタイムのメモはここまで)
(このあとは前後関係が違ったりするかも)
2時5分くらい
促進剤増やしてから最初の痛みが、明らかに今までと違う。赤ちゃんなのか筋肉なのかがビクビクってなって、思わずひ〜〜〜って声が出る。
10分くらいの間にに4回痛いのがあり、涙を流しながらナースコール。
子宮口7センチ。
分娩の準備しますねーと助産師さんがいなくなる。
夫と母を呼ぶ
暑くてポータブル扇風機を顔に当てる。
百均で買ったストロー蓋がいまいちでむせる。
2時半くらい？？？
酸素マスクをつけられる。赤ちゃんが今狭いところを通ってて苦しいから何度も何度も「鼻で息を吸って」と言われ続ける。
この辺で違う部屋から産声が聞こえて「痛い」の声がなくなる。
この頃はまだ陣痛と陣痛の間にLINE送る余裕があった。
2時45分
母はともかく、夫が来ない
痛みがピーク。痛さよりも排泄欲の最上級みたいなのに襲われる。出したいけど、いきんじゃだめ。マタニティヨガで学んだ姿勢や呼吸や力の抜き方が全然生きてない。「うーーーーー」って思わず叫んでしまう。
急に痛くなるので、間の時間も気が抜けない。
この辺で「何かを出したい欲求」がひどくて尿意が限界になる。「おしっこしたい〜〜」と伝えたらさっき行ったから多分そんなでないと思うけど、と言われながら導尿された。不快な感覚。
3時10分くらい？
夫到着。いつのまにか破水していて、次からいきみましょう、と。
この部屋は陣痛室で分娩室に移動すると思ってたので(上にも陣痛室と書きましたが、)いつのまにかベッドが分娩台にトランスフォームしててびっくりした。今調べたら陣痛・分娩・産後の回復までを行う部屋をLDRという、らしい。
急にぎゅーーーんって陣痛がくるから、もし「痛みの間に移動しましょう」って言われても、無理だ……どうしよう…って思ってた。ありがたい。
3時15分くらい？
いきむってなに…？
1時間ほど排泄欲に逆らってたので上手くできない。しかも痛い。
でも「さっき髪の毛見えましたよ」とか言ってる。まさか。
私の穴がそんなに開いてる感じはしない。
夫が汗拭いてくれたり私の手を握ったりしてる。私はなんか変に冷静でそれどころじゃなかったけど、そうやってエモーショナルな感じは、ありがたかった。
扇風機を顔に当てろ、と夫に伝えた気がするけど扇風機の使い方がわからずだったらしい。(簡単なポータブル扇風機なのでよく見ればわかると思うので、夫も混乱してたのだろうなぁ)
3時20分くらい？
先生が登場。いきみに合わせてチョキチョキ切られる。多分私そんなに陣痛強くなかったんだな。普通に痛いし、陣痛とは違う冷静なトーンで「痛い」と言ってしまった。陣痛の嫌な痛みとは違って、切る痛みは知ってる痛み。
助産師さんたちの温度感が変わって、「次は長くいきんで」と。
3回いきんだあたりでじょわーっと股があったかくなって、あったかい何かがドゥルンと出て、それでもう助産師さんの手に赤ちゃんがいた。
不思議な光景だった。
ちょうどそのタイミングで母が来て、私の視界の情報量が多かった。
まだ綺麗になってない赤ちゃんをシートで包んで、私のお腹の上に乗せて写真撮影。
2480グラムほどの小さな赤ちゃんだったけど、ずっしりと重く、とても暖かかった。この重さが私のお腹の中にずっといたのか、と思った。
ETみたいな顔だけど、噂で聞くほど変な顔じゃなかった。
赤ちゃんは隣の部屋でいろんな検査を受けている。体重や身長をメモする声が聞こえてくる。
私は先生にぐっぐっぐっ、とお腹を押されて胎盤を出して、麻酔して会陰をチクチク縫われた。(麻酔してくれてよかった…！！！！)
2時間安静。夫は「お疲れ様」と声をかけてくれたり、結構エモい感じなのに、母が通常モードで京都の旅の話をするので、夫がちょっとかわいそうだった。
2500グラムに十何グラムたりず、低体重児として、血糖値検査とブドウ糖の投与などされるために連れてかれてしまった。
戻ってきて綺麗になったら顔が変わってた。湿ったETからさらさらのサルになってた。だんだんこの世にも慣れてきて、目も開いてて可愛い。
しばらく赤ちゃんを腕枕して過ごす。おとなしい。ずっと起きててキョロキョロしてる。その後夫も抱っこ。
私は安静なので全然赤子のお顔が見えなくて悲しい。それを言ったら夫が写真撮って見せてくれた。
そして、1時間くらい後に初乳。
助産師さんに吸いやすい乳首だと褒められる。ちなみに妊娠7ヶ月から開通してる。
吸う。すごい。すごい吸ってる。小さな鼻が乳房に潰されてないか心配になるけど、助産師さんに「隙間があるから大丈夫よ、ここで距離を取ると乳首が切れちゃうよ」と注意される
吸ってる動きがピタリと止まってしまって、そして思い出したかのようにまた吸う。吸いながら寝ちゃってるのかな。可愛すぎる。
入院の説明や、書類の説明なんかがあって、夫と母はここで帰宅。
私の検査をして着替えさせてもらい、立ち上がりトイレに行き、なんとかおしっこ出して、車椅子で個室に移動。
夕飯を食べて1時間ほど寝て、今これ書いてる。(※出産当日22時頃)
同室は明日からなので今日はもう赤ちゃんに会えない。
あっという間だった。
家で陣痛来てたら移動中墜落分娩なってたかもなので、先生の判断正しかった。
夫をもっと早く呼びたかったなー…
一番一緒にいて欲しい時にいてもらえなかった。
でもスピード出産じゃなかったらあの痛みを耐えられなかったし、何よりほんとに何事もなくてほっとした。
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