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米国と中国の違い。中国では女性が政治家との不倫を告白すると、告白した女性が消息不明になる。アメリカでは告白された政治家がマスコミに追いかけられる。日本は⁇【引用開始】●前副首相との不倫告白 中国の有名テニス選手

中国の有名プロテニス選手、彭帥さん=2017年11月、広東省珠海市(AFP時事)
 中国の有名プロテニス選手、彭帥さん(35)が2日夜、2017年まで共産党最高指導部メンバーだった張高麗・前筆頭副首相(75)と不倫関係にあったことを実名で告白する文章を、中国版ツイッター「微博」に投稿した。投稿は直ちに削除されたが、インターネット上で拡散。引退したとはいえ党幹部の醜聞が公になるのは極めて異例だ。
 張氏は…1期目の習近平指導部で党内序列7位の政治局常務委員を務めた。一方、彭さんは13年のウィンブルドン…14年の全仏オープンの女子ダブルスで優勝…。
 彭さんの投稿は1600字余りの長文で、天津市時代の張氏と男女関係にあったことを告白。張氏が政治局常務委員に昇進して連絡が途絶えたが、引退後再び呼び出され、一緒にテニスをした後、妻のいる張氏の自宅で関係を迫られた…。彭さんは「(会話の)録音など証拠はない」としながらも、張氏が「山東省時代に君と知り合っていたら離婚できたが、今の立場では無理だ」と話した様子なども記している。
【引用終わり】
 この経緯をざっと追います。
①彭選手、もと中国高官張氏との不倫をツイッターに投稿。
⓶投稿は20分で削除。(中国のツイッター監視力はすごい)
③彭氏消息不明。
➃欧米で騒ぎになる。
⑤彭氏の元気な画像を中国当局が配信。
⑥IOCのバッハ会長が張氏と電話会談
→疑惑は晴れない。
確かに、なんかおかしい気がします。
中国が西側の会談相手にIOCのバッハ会長を選んだことからも、不信感はましてゆきます。なにしろバッハ会長は北京オリンピックを成功させるために、「西側諸国に中国の人権侵害をさわいでボイコットして欲しくない」と心底思っている人物ですから…。
だから、彭氏をドイツに招待するのではなくて、北京オリンピックでバッハ会長が北京を訪問した時に、「一緒に食事をしましょうと誘う」と、中国当局と下打ち合わせをして、テレビ会談に臨んだのではないかと、私は疑っています。
それにしても、西側の欧米諸国では女性が政治家との不倫を告白すると、政治家のスキャンダルになり、時には辞職に至ります。
クリントン大統領の不適切な関係は、国を揺るがす大スキャンダルになりました。近頃では、一時はコロナに挑む戦士としてもてはやされたNYのクモオ知事も辞職しました。
一方で、中国では女性が政治家との不倫を告白すると、女性の身に危険がせまるようです。これは、政治家がみんなで、権力をかさに着て女性達をわがものにしているので、女性問題で仲間を守らないと自分の身が危なくなるからでしょうか?それより以前に、権力者が「あの女いいな。今夜連れてこい」がいまだ、当たり前の社会なのでありましょうか?
ちょっとわかりません。
日本ではどうなんだろう?
中間ぐらいですかね?
静岡県の参院補選で当選した山崎真之輔参院議員は、5年間不倫関係にあった女性にFRIDAYに告発されて、すっかり評判をおとし、応援してくれた知事からもみはなされましたが、いまだに参議院議員は辞職していません。
  元立憲民主党の山尾志桜里議員も、次の選挙には出馬しませんでしたが不倫発覚の後でも議員をつづけていました。
 即ち、日本人には、不倫は悪という感覚の人もいますが、恋愛沙汰は個人の勝手という感覚をもっているひともいるようです。
 この為でありましょうか?
時事通信によりますと、日本政府は「彭さん問題、深入り避ける」方針のようです。 
時事通信によりますと、「事実関係が把握できていないことなどが背景に…(岸田文雄首相は担当する首相補佐官を新設するなど国際的な人権問題を重視しているが)…。 松野博一官房長官は22日の記者会見で、「一刻も早く懸念が払拭(ふっしょく)されることを強く望んでおり、状況を注視していきたい」と述べるにとどめた」そうです。
私が思いますに、せっかく中谷氏という人権担当補佐官を任命したのですから、中谷補佐官が何か言うべき時のようにも思います。これでは、中谷人権担当補佐官は、「日本も人権やってますよ」という、パンダみたいな単なる見世物です。
林外相もダンマリ。中谷人権補佐官もダンマリ。
中国外交に対しては、日本は沈黙の艦隊ではなくて、沈黙の外交になってしまったのかな?
やはり閣僚の人選って大事ですね。これが、高市氏辺りが外相だったら、同じ女性でもありますし、一言ったのではないかと推測します。(中国に何度も出かけて、もしかしたらの歓待をされた林外相とはちがいますから…)
まあ、それでも沈黙の艦隊も、米国海軍にくっついて南シナ海などにも出かけてゆくようになっています。だから沈黙の外交でも、米国陣営にくっついているはずです。最も、ようやっとくっついている=下駄の雪ではちょっと恥ずかしいですが、日本の40年前若き女性としては、日本女性が自由主義陣営にいられるのは幸せだと思います。
夫やパートナーと喧嘩して恨み骨髄になった時に、気持ちが鎮まらずについうっかりツイッターに呟いただけで、逮捕監禁されるんじゃ、安心して暮らせませんから…。
しかし、まあ、これが本当ならば「中国の高官って、元気だな」と思います。70歳過ぎて引退してから自宅に元愛人を呼び出し関係を迫るとは…。私は女性なので、男性のこの感覚はわかりませんが、70歳過ぎても煩悩が鎮まらないのでは大変だろうと思います。そして、そんなもののせいで、人生を棒降ってしまう可能性もあるとは…同情します。

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