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法律に縛られるなら 首相はAIでもできる。人間ならば法律を活用して制御して 使いこなして欲しい。 「帰国者隔離は 法律からできない」と国会議員。「なんで、 すぐ法律つくろうと思わないの?」 法律つくるのか自分達の仕事なのに…

●帰国者の入院、12人に 症状ない2人が検査に同意せず
1/29(水) 21:36配信 【朝日新聞 デジタル】

武漢から到着したチャーター機=2020年1月29日午前8時43分、羽田空港、高橋雄大撮影
 新型コロナウイルスによる肺炎が発生した中国・武漢市にいる日本人を帰国させる第1便のチャーター機は 武漢で206人を乗せ、29日午前8時40分過ぎに羽田に着いた。
今回は、外務省が28日朝の時点で把握している湖北省にいる帰国希望の日本人約650人のうち、感染源の疑いがある武漢市の海鮮市場と空港の近くにいる日本国籍を持つ人。
機内では、政府が派遣した医師や検疫官が検疫を実施し、症状のない人は到着後、政府が用意したバスで国立国際医療研究センター(東京都新宿区)に移った。

 一般の患者や外来受診者と離れた場所で改めて検査し、陰性と分かるまで自宅や千葉県勝浦市のホテルで待機してもらう。厚労省によると、ホテルには191人が泊まった。
第1便では、症状の無い2人が帰国後の検査に同意せず、検疫官が自宅に送り届け、今後も健康状態を確認することになった。自宅や施設への移動手段は政府や企業などが手配。政府は帰国者に1週間は外出せず、その後1週間も不要な外出をしないよう求めている。【抜粋引用 終わり】
「武漢から帰国者の2人が 検査に同意しなければ 検査をうけないですんだ」のは 次の理由によると思います。

政府が28日に指定伝染病に指定したものの、施行まで10日かかるので、今現在は まだ新型肺炎は「指定伝染病ではない」ので 行政府はいかなる強制もできない。だからお願いするしかない。そして 拒否されたら強制できない。

これは 昨日のBS6の7時半からのニュースで、出演していた参議院議員が言っていました。

成程。成程。

今回の政府の動きは 全くおかしい。何やってるの?と 思ってましたが、もしかしたら 政府の閣僚も28日になってから「慌てて 指定伝染病に指定した」のは、いざ動こうと思ったら「法律上 自分達は何もできない」と、はじめて知ったからかもしれませんね。

知っていれば サーズもマーズも指定伝染病に指定されているのですから、取り合えずで「指定伝染病」指定だけはしておいたと思いますので…

要は お正月明けに騒がれだしていたのですから 官邸と厚生労働大臣が 「(いざとなったら いつでも動けるように)準備を整えておいてくれ」と官僚に指示しなかったのが、第一の間違いですね。

こう指示していれば、日本の官僚は優秀ですから、「きっちりシュミレーションをして その流れの中で 第一番は『指定伝染病の指定』 指定がなければ何もできないから」と 手順が明かされたと思いますので…

逆に言えば 専門家のはずの厚生労働省の官僚が、「早めに 政府に上申して、準備をさせておかなかった」と表現する事もできます。

 しかし 法律の不備と準備不足、今の日本は帰国させてあげた人を 強制隔離する事もできない体たらくです。

つまり 危機に陥った今なすべきことは何かと考えて適切な行動がとれていません。「帰国者の内で 経過観察を嫌がる人を強制隔離する為にどうすればいいか」こんなのは簡単です。以下に3点の方法を提示します。

1 非常事態を宣言する。
これは、首相一人で出来ますから、最も簡単です。但し 後で野党が人権侵害だと騒ぎます。

2 すぐ法律を作る。
正直「強制隔離できる法律がない からできない」と 昨日テレビで 国会議員がいってるのを聞いて、私は開いた口がふさがりませんでした。
「国会議員の役目は 法律を作る事。
法律なくて 困るなら すぐ作ればいいだけです。
なんで『現行法では 何とも…』とか言っているのでしょうか?衆参本会議に緊急提出し 法案説明後 直ちに採決
1日あれば 法律出来ると思います。
「困ったなとかテレビに出て言ってる間に 法律つくってよ。それがあなた達の仕事でしょ。」と 私は言いたくなりました。

3帰国事業を 民間(外務省外郭団体)に任せる格好をとる。
民間なら、どんな《契約》でもできます。ですから「帰国後の検査と隔離に同意する場合にのみ 飛行機に乗せる。帰国後に拒否したら 1億円の契約違反料を支払う」というような《事前契約》の元で 帰国者に搭乗を許可する事もできます。ちょっと後味の悪いやり方ですが、目的の為には(悪)知恵を働かせる事も 必要な時があります。

ここで 本日の見出し意見を申します。

日本は多神教国家です。ですから「誰もが服従しなくてはならない 絶対神」はいません。「絶対善」がないのです。その状態でどうやって治安を維持してきたかと言えば、「皆で決めた《掟》に従う」ことで、治安を維持してきました。

この為に、日本人は「《掟》=《法律》には従わなくてはならない」という錯覚に陥っています。

しかし、本来《法律》というものは、皆が仲良く幸せに暮らせるようにと、人間が作りだしたものです。ですから「従うべきものではなく、活用すべきモノ」なのです。「《法律》に縛られて、にすべきことができない=法律によって、皆が不幸になる」のでは、本末転倒です。

ですから 私は 「行政府・立法府の皆さんには 法律に縛られるのではなく 法律を活用して制御して 使いこなして欲しい」と思います。

「帰国者隔離は 法律がないからできない」と国会議員が言わないで欲しい。すぐ 法律を作って欲しい(手遅れになる前に)、とお願いしたいのであります。

 今は 危機なのです。だから 危機対応が必要です。

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