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「女性天皇・女系天皇・女性宮家問題」は、憲法を改正して、天皇陛下のご意思のままに決定できるようにした方がよいと思う。


私は「女性天皇・女系天皇・女性宮家問題」がこうまで進まないのは、天皇陛下並びに皇族方のご希望が国民に解らないからだと思います。
天皇家にお生まれの皆さんには、運命によって前途が決められたりしていますが、本来人間には、自分自身の前途を自分で選ぶ権利があります。
ですから、「女性天皇を再来させるか?」「女系天皇を認めるのか?」「女性宮家を創設するか?」又は「門院号を再び使うか?」等々の、天皇家の未来の在り方に関しては、天皇陛下のご意向によって決定されるのが、人の道だと思います。
そして、1億2600万日本国民にはそれぞれに意見はありますが、それが本来の人の道なので、天皇陛下のご意思であれば受け入れられます。例えば上皇様は生前退位をなさいました。 
多くの国民は非常に残念・寂しいという感情もありました。「嫌だ」と強く感じた人もいました。しかし、それが平成の天皇陛下のご希望で有ると確信しましたので、多くの国民は「お疲れ様でございました」とご退位を受け入れる事が出来たのです。
これがもし、「平成の天皇陛下がご退位をお望みでないのに、誰かによって御位を追われる」のならば、国民は絶対に許しませんでした。ですから、「女性天皇・女系天皇・女性宮家問題」も、天皇陛下のご意思であれば、それがどんな決定であっても、多くの国民は受け入れる事が出来るのです。
現在、皇室範改定について天皇陛下のご意思をお伺いする事が出来ないのは、日本国憲法第二条に「皇位は、世襲のものであつて、国会の議決した皇室典範の定めるところにより、これを継承する」とあるからです。
この憲法二条を「皇位は、世襲のものであつて、(天皇又は内閣が発議し)国会の議決した皇室典範の定めるところ…」と改定すれば、天皇家の未来像を天皇陛下のご意思のままに決定する事が出来ます。
私は、これが本来の形であると思います。
ですから、憲法改正論議では、是非憲法第二条の改定を心に留めて頂きたいと思います。

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