怒💢千葉県の災害対応には当事者能力が欠如していると思う

今朝テレビを見ていたら　千葉県某市では　
災害ごみが　仮置き場にトラック5千台分溜まっているそうです。
その理由は　なんと　2週間たっても処理業者が決まっていないから

は？　
業者に電話して　見積もりとって　決める　机の上で出来るのに…
2週間　何やってたの？

私の《妄想》では
激甚災害に指定されれば　大体その辺は国がやってくれる（補助金がでる）
しかし　まだ　激甚災害に指定されていない
でも　県も市町村も　
「ひどい災害だから　国は何かやってくれるだろう」と期待している
だから　県も市町村も
「どこまで自分で　やらなくてはならないか　解らない」

つまり　やるべきことが　目の前に山積みになって　見えている
しかし　「自分達が　やらなくちゃならないのかな　大変だな国がやってくれないかな」と　期待して　
とりあえず　ブルーシートや土嚢を配布している。

けれど　今度の災害は　
国が前面に立って動かなくてはならない激甚災害だったのでしょうか？
確かに　テレビは　
連日「停電　大変だ」「屋根が壊れて　大変だ」と派手に報道していますが　これは　東京に近くて　取材しやすいせいもあると思います
冷静に　今回の台風を振り返れば　
国には　災害対策本部も設置されませんでした。
それは　なぜか？
災害時に　国がまずやるべきことは　人命救助です
たしかに　台風15号で被害はでた。
しかし　その被害の殆どは　家屋の一部損壊で　
火災保険に加入していれば、保険でカバーされるものです
後は　停電と断水。
確かに　大きな災害だったけれど
果たしてこれが　国家が動かなければならない　激甚災害なのか？

ここで　結論を言わせていただくと
私は　台風15号は「県レベルの　大災害だった」と思います
そして　なぜ
「千葉県の災害対応には　当事者能力が欠如していると思う」かといえば
やるべきことが　見えているのに　
予算がないからやらない（できない）と思って　やらずにいるからです

福岡市の駅前で　道路が陥没したことがありました。
あの時は　それこそあっという間に　道路が修復されました。
これは　なぜか　
市長が　すぐ直すと決断して　建設会社を動かしたからです
おそらく　時間的に見て　見積もりも取らなかったと思います
議会にかけて　補正予算を組むこともなかった
けれど　建設会社は　市長がいうのだから「金は貰えるだろう」と
安心して　大車輪で動いたのです

予算を取ってなくても　政治家が決断すればできる
つまり　「決断して　やれ　という」
そして　「後で　そのかかった費用を　どうにかする」
私は　これが　「政治家の為すべき事だ」と思います

そこで　「千葉県に当事者能力があったら　どうなっていただろうか」と
また《妄想》してみます

1　被害　①停電　②断水　③家屋の一部損壊　
2　対策の内　千葉県と市町村の為すべきことの抽出
①　停電の復旧は東京電力なので　県の　停電被害の対策としては　
第一に　県指定の拠点病院の電気が確保されているか確認して　
電気が足りなければ　即座に電源車を手配する
次に　市町村から　情報を集めて
病院　老人ホームなど　どこに配車すべきか　決定する。
②　断水は　基本的には　各市町村で給水活動をする
　　自衛隊にも　出動を要請する
③　家屋の一部損壊の対策　
〇後かたづけ　〇災害ごみの処理　〇屋根の上にブルーシートを張る
　　これは　一義的には　個人での対策となるが
これだけ件数が増えると　地域で迅速に行う事はできなくなるので
公助があれば　被災者は大変助かる

この件で　やる気があれば　千葉県にできた（できる）事
〇後片付けのボランティアの募集　
東京で募集して　県が　バスか臨時の電車を手配する
　　　東京の日比谷公園に　午前7時くらいの集合で
移動時間の間に　どこに行ってもらうか決定する
各地で　後片付けを手伝った貰う
　　　
※今回のボランティアの募集は　殆ど市内です
　　　　被害にあっている人間から　ボランティアを募集する？
　　　　「集まるわけがない」それが解らないのが不思議です
　　　　
皆　自分の事で手いっぱいで　人のことまで手が出せません
　　　　自分の家の片づけをして　
電気がついて　ほっと一息　少し休みたいのが本音です
また　手助けできる人は　親族や友人知人の手助けをします
　　　　つまり　共助です
　　　　その　共助から漏れた人達へ　助けの手を出すならば
　　　　役所の人間が　自分で動くか　
役所が支払いをして　人手を手配するか
外から　ボランティアを頼むしかない
　　　　それが解らず　市内でボランティアを募集するとは
　　　　？？？　その発想がわかりません
　　　　
〇災害ごみの処理は　県が支払うから
「各市町村に　すぐ業者を手配してくれ」と文書で依頼する
　　〇屋根のブルーシートを張る
ブルーシートや垂木などを用意して　
自衛隊に1000人とか2000人とかの人材派遣を要請する
　
これだけやっても　かかる費用はせいぜい100憶円位では
正直　見当はつきませんが　1000憶円はかからないと思います
千葉県に払えない額ではないし　まして集められない額ではない
後で「国に　半分補助して」と頼んでもいいですし
森田知事がテレビで「故郷納税してください」と国民に頼んでもいい
集め足りない分は　最悪　県債を発行すればいい訳です
災害対策費用に県議会がＮＯというとは　まず考えられません
ですから　決心さえすれば　
千葉県には色々なことができたと思います

まとめ
「なぜ　千葉県には（福岡市とちがって）当事者能力がなかったのか？」
それは　県民が選んだ知事が
「決断して　やれ」と言わなかったからなのでした

そこで　一句「災害で　初めてわかる　選挙は大事」