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大坂なおみ選手は、ガラスの城で、彼女のご機嫌とりで高給を得る人達に外界から遮断されているらしい。それで、透明から曇りガラスに変えたいらしいですが、透明ガラスだから高収入で ご機嫌取りが高給を貰っていられる訳で…。【引用開始】●大坂なおみ、約3か月ぶりの記者会見で泣き出し中断


ウェスタン・アンド・サザンOP(米シンシナティ)に出場する大坂なおみ(日清食品)が16日、大会前の公式オンライン記者会見に出席した。質疑の途中で泣き出して約4分間中断。再開後は落ち着いた様子で再び質問に答えた。大坂が記者会見に登場するのは5月9日のイタリア国際開幕前会見以来だった。  
会見場にはヘッドバンドに日本語で「大坂なおみ」と描かれたヘッドホンをして登場。会見序盤は、東京五輪の感想、五輪期間中に心の健康を訴え棄権し、復帰した体操女子のシモーン・バイルス(米国)に対しての思い、記者会見についての考え方などを語っていた。  
泣くきっかけになったのは、地元シンシナティの記者が記者会見の方式やメディアとの関係性を問うた質問。
数秒黙って「ごめんなさい、考え中」と上を向くなどした。
司会者が「次の質問に移りますか?」と聞いたが「興味深い話題なので答えたい。もう1度質問を言ってほしい」と自ら求めた。
改めて「会見が好きではないとのことだが、よりよい方法があるなら探りたいと思う」などと問われると「私はみんなのために話すことはできない。自分のためにしか話せない。でも若い頃からメディアにたくさん興味を持たれて、それは自分のバックグラウンドも一因だと思う。第一に私はテニス選手であって、だからこそ多くの人に興味を持ってもらえているのだと思う」などと答えた。  
答え終わった後から泣くのを我慢するような様子をみせた。旧知の記者から全米OPに向けての準備、ハイチへの思いなどの質問を聞いているうちに、涙がこらえきれなくなり、記者が「ごめんなさい」と言うと「いえ、あなたはとてもいい人だから」と言いながら、涙があふれた。
司会者が「少し休憩をとりましょう」と促し、オンライン画面を一時切断。約4分の中断後、「先ほどの質問をもう1度。その後は日本語の質問に移ります」と再開させた。大坂は英語の質問に1つ、日本語の質問に3つ答え、約20分間の会見を終えた。
【第一引用終わり】
この記事を読むと、大坂なおみ選手は「(多くの人に興味を持ってもらえていて、しかもそれで収入を得ているのに)、私はみんなのために話すことはできない。自分のためにしか話せない」と、悩んでいるようです。
確かに、大坂なおみ選手は、日本国籍を取っていても「日本のみんな」の為に話すことはありません。
例えば、ブラックライブズマター(黒人差別反対)マスクをして、テニスの試合会場に現れても、黒人のサッカー選手デンペレ氏が日本人を侮辱した時には、ダンマリです。
また、ハイチの地震に心を寄せて「早々に賞金を寄付する」と発表しても、日本の洪水災害には、ダンマリです。
しかしですね、日本人の一人のおばさん(一応は人生の先輩)から言わせてもらえば、そんなことで悩む必要はありません。
結局、出来ない事は出来ないのですから、あなたは今後も、自分の為に話し続けてゆくでしょう。
そして、そんなあなたを応援したい人は応援して、興味ない人は関わり合いにならないだけです。
ただ、ビニネスという面では、ハイチ人の国民的英雄になるよりは、日本人の多数派が誇りと思える選手でいた方が、収入は高くなります。この意味では、大阪選手はエージェントの選択に成功しているとは言えません。
その事実が垣間見える、東京スポーツの記事2本を抜粋で引用します。
【引用開始】
●大坂なおみ 露呈された「腫れ物扱い」 五輪会見スルー騒動は “必然” だった 8/14(土) 【東京スポーツ抜粋】
【東京五輪 祭典の舞台裏(3)】(大阪は勝利した1・2回戦では、五輪規則通りに取材エリアを通っていたのに、3回戦で敗戦した後には取材エリア=ミックスゾーン)に姿を現さず、関係者が大慌てになる騒動を巻き起こした。
…大坂がミックスゾーンを通り過ぎる際、複数の関係者が大坂のエージェントを務める外国人男性に「通らないとダメだ」と声に出して忠告していたのだ。それでも足を止めずに過ぎ去り…大騒動に発展してしまった。  
事情をよく知るテニス関係者は「エージェントがすぐに呼び戻せば何の問題もなかったが、そうもいかない事情がある。年収60億円の大坂選手はマネジメント会社にとって替えの利かない商品。万が一、気分を損ねて辞められたらたまらない。とにかく大坂を不機嫌にさせないように…という接し方になってしまっている」と指摘。
また、別の関係者は「言語の壁もあるが、協会と大坂選手がまともにコミュニケーションを取れていない」と話している。  本人の意図せぬままカネが動き、周囲は腫れ物に触るように接する。大坂を取り巻く異常な環境が、東京五輪という究極の場面で浮き彫りになってしまったようだ。
●大坂なおみを〝号泣フリーズ〟させた米記者に批判殺到も…編集長は「有意義な交流」と表現
8/17(火) 【東京スポーツ抜粋】
 ロイター通信によると、(大坂が記者の質問に返答に窮して涙を浮かべ、会見が4分間中断した事)について、大坂の代理人を務めるスチュアート・デュギッド氏が激怒。「(質問した)シンシナティー・エンクワイアラーの〝いじめっ子〟は、プレーヤーとメディアの関係が今とてもひどい理由の縮図だ」と強く糾弾。「ズーム(オンライン取材)に参加した誰もが彼の口調がすべて間違っていて、彼の唯一の目的が威嚇することだったことに同意するだろう。本当にぞっとするような行動だ」と猛非難した。  
これを受けて米放送局「NBC」は、シンシナティー・エンクワイアラー社のベリル・ラブ編集長の見解を報道。
「記者会見での大坂さんとの丁寧な対話に感謝する。(問題の質問は)有意義な交流につながったと感じる率直な質問だった。とはいえ、その質問が彼女を動揺させたことを心から遺憾に思う」と語った。
【引用終わり】
即ち、大阪選手は、彼女のご機嫌を取る事で、膨大なマネージメント料を稼ぐ事を目的にしているエージェントによって、「自分の感情はすべて正しい。世間の決まりがオカシイのよ」という気分にさせられてしまっているのだと思います。気の毒と言えば気の毒ですが、自分をちやほやしてくれるエージェントに膨大なマネージメント料を支払っているのは、大阪選手自身であります。 
ヒストリカルロマンス小説家のメアリ・バログの小説の登場人物・ワージンガム公爵が次のような心境に至ったと内省する場面があります。
「人には人生で好きな事をする自由がある、いったのは誰だったか?誰かそんなことを言った者がいただろうか?あるいは、そんな愚かな、そんな不正確な、そんな見当違いなことを言った者などいなかったのだろうか? しかし、何に関しても何ひとつ知らないくせに、すべてのことに関してすべてを知っているつもりだった遠い少年時代には、自由があると思っていた。自分の夢と信念を自由に追えばいいと思っていた。自分では無敵のつもりだった。青春時代とは人生における危険な時期だ」
大阪選手のキャラクターでは「すべてを知っている」と傲慢になっている訳ではないでしょうが、「自分が好きな事をすれば、それは善となる」と、周りを取り囲むエージェントによって錯覚させられているような気がします。
しかしですね、大阪選手は、少なくても次の事を理解している人にマネージメントをしてもらった方がよいと思います。それは「大阪選手の発言と行動によって、ファンが増えたり減ったりする。そしてファンが減ればスポンサーは離れて収入が減るので、その内にエージェントは高額なマネージメント料を貰えなくなる」です。
つまり、大阪選手を説得して、「日本人を侮辱したデンペレ選手の言葉は悲しい」とツイッターを打たせたり、「父の国ハイチでは大地震・母の国日本では大洪水が発生しています。次の試合の賞金を両国に寄付したい」とか発言させたりすれば、日本企業は大阪選手にスポンサー料を払い続けるでしょう。しかし、このままでは、一言も批判しないけれど、時間の流れと共に静かに1社ずつ離れてゆくのが日本企業です。
奇しくも、昨日ジャニーズ事務所で多くのタレントを育てた藤島メリーさんが死亡していたというニュースが流れました。メリーさんは「若くしてスターになったタレント達が。いい気になって羽目を外して世間のつまはじきにならないようにと、厳しく指導していた」らしいです。
奇妙な事に、私は大阪選手が可哀そうに思えます。

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