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安倍さんのいい所 「恥も外聞もなく」撤回し変更する事 つまり「君子 豹変す」または「朝令暮改」 ●「指定感染症」施行、2月1日に前倒し 武漢帰国便費用は政府負担に 新型肺炎

衆院予算委員会で答弁する安倍晋三首相=31日午前、国会内
 政府は、新型コロナウイルスによる肺炎を感染症法上の「指定感染症」とする政令の施行期日を2月7日から同1日へ前倒しする方針を決めた。
中国・武漢市から在留邦人を帰国させるためのチャーター便の運賃については政府負担とする方向で検討する。
安倍首相が31日の衆院予算委員会で表明した。
「指定感染症」とする政令が施行されると、感染者を入院させるなどの強制措置が可能になる。28日に閣議決定し、周知期間を経て2月7日に施行する予定だったが、世界保健機関(WHO)が新型コロナウイルスに関する緊急事態を宣言したことを受け、早めることにした。
チャーター便の経費をめぐっては、政府は当初、帰国希望者に片道分約8万円を請求する方針だったが、与党から政府負担を求める声が出ていた。【引用終わり】
「指定感染症」施行日と 帰国便費用負担問題は 与野党議員と世論が 珍しく声をそろえて批判していました。私も大いに不満でした。
 すると 一夜にして一転。
明日には「指定感染症」として施行され 帰国便費用は政府負担になりました。 
こんなに簡単に方針が変更できるなら 最初から《お役所的判断》ではなく《普通の日本人の常識的判断》で、方針を決めて欲しかったと思います。
具体的に言えば、「法律ないから 出来ない」はずじゃなかったの?「法律なくても こんな簡単にできる」なら、最初からやっといてよ。
私は 今 こんな心境でございます。
とはいえ、2点の方針が変わったのは 嬉しく思います。
見出しにもあげましたが 安倍さんのいい所は「こっちの方がよかった」と思えば「恥も外聞もなく、撤回し変更する事ができる」ことですよね。

権力者のこうした態度は 諺では「君子 豹変す」または「朝令暮改」と言われます。
このうちで「君子 豹変す」は 良いイメージがあり、「朝令暮改」には 悪いイメージが付きまといます。
なぜかといえば「君子 豹変す」は 権力者が「恥も外聞もなく、撤回し変更する」と「こっちの方がよかった」という方に進むので、「《皆》にとっても 良い方向に進む事になる」という視点です。
「朝令暮改」は、権力者が豹変すると、前の命令で物事を進めようと準備していた「《部下・関係者》が、急な変更で迷惑する事になる」という視点です。
このように一つの事象でも、立場によって受ける影響は「良い 悪い」と違ってきます。だから 言葉ではどうとでも表現できます。
なんとなくですが、今回の新型肺炎は、今までの感染しようとは違うような気がします。
それは 普通の感染症は 症状が出ていない時は 他人に余り感染させません。しかし どうも今回のコロナウィルスは(バスの運転手さんが感染した事例を踏まえると)感染すると症状が出ていないにもかかわらず、人に感染させてしまいます。
勿論 感染しても症状が出ないままに、一定程度の期間で体内からウィルスが消えてくれればよいのですが、ウィルスが消えてくれなかったら どういう対処をしなくてはならないのでしょうか?
感染を広げないためには「全国民にウィルス検査をして 感染者を隔離する」しかありません。しかし これが実行可能でしょうでしょうか?
また 一旦感染したら 生涯隔離する事が出来るのか?(昔の ライ予防法のような 法律を作って…)
つまり この新型肺炎は 「空気感染するC型肝炎」と同等の危険をもつ可能性があるような気がします。「感染しても元気なうちは 発症しないでウィルスと強制している。しかし、免疫が落ちたり 風邪などを引いた時に、肺炎を引き起こして重篤化する」そんな病気かもしれないと思うのです。
勿論 これは最悪想定ですが、危機管理は最悪想定の下に行うモノです。(ですから「感染の広がりと ワクチン・治療薬の開発の《時間との競争》である」と考えておく必要もあると思うのです)
要するに この新型肺炎は「かなり ヤバイ病気である」可能性が低くありません。
ですから 政府関係者の皆さんには 最悪想定で常に思考して対策を講じて頂くとともに、国民も「言葉では どうとでも表現できる」という事を肝に命じて、「現在の危険は 実際に、自分の生死に直結するか」と理性で受け止めて、パニックにならないように「今のうちから 覚悟して 待つ」ようにした方がよいような気がします。
最も 症状の出ない感染者から 一定程度の期間で体内からウィルスが自然消滅する可能性もありますから、その場合には 2~3ケ月後に このブログを読み返して「バカみたいなこと考えていたんだな」と 私は自重して苦笑いすることになります。

ホント そうなって欲しいものですが どうも今は「私の頭は SF」です。

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