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室井佑月さんが、マスコミに重宝される理由。室井氏が、マスコミ人が言いたくても言えない事を平気で口にできる《発言領域》を持っているからのような気がします。 ●室井佑月 “天敵”安倍首相の辞任意向報道に本音「明日から何を心の支えにしよう」

作家でタレントの室井佑月
タレントで作家の室井佑月(50)が28日、文化放送「大竹まこと ゴールデンラジオ」(月~金曜後1・00)に出演し、安倍晋三首相(65)が辞任の意向を固めた報道についてコメントした。  
ジャーナリスト青木理氏(53)をゲストに迎えたコーナーの冒頭で、パーソナリティーの大竹まこと(71)が「始まる前にニュースが飛び込んで参りました。安倍首相辞意の報道について説明。すると室井は「不謹慎だけど、シューッていう泡のもので乾杯したいねというのと、明日から何を心の支えにしようというか」と本音を明かした。  
室井は06年に発足した第1次安倍内閣から、ことあるごとに首相の政策に異議を唱えてきた。「だって長かったんだよ?本当に相性が悪いというか、(安倍首相が)やりたいことが、私が賛同できないことばかりだったから。第1次安倍政権から反発してきたから、もう何年になる?」と、長きにわたる安倍政権への反発を振り返った。  
それでも、このタイミングでの辞意は意外だったようで、この日午後5時からの会見の内容についても「会見で『元気でーす!』って言うのかと思ってた」と予想していたという。室井の発言に、大竹は「5歳の子供みたいなこと言うわけないだろ!」とツッコミを入れていた。  
安倍首相の人柄について、室井は「負けず嫌いは負けず嫌いだったよね。あの給食のマスクみたいなのをずっとやり続けたんだから」と、政府が支給した布マスク「アベノマスク」を着用し続けたことを引き合いに語った。
【引用終わり】
 この安倍総理の辞任会見の後で、マスコミの報道に違和感を感じたのは、今まであれ程安倍政権を批判していたのに「やっと辞めさせた。反アベマスコミ世論の勝利だ」という論調が無い事です。
 民主党が選挙で勝って政権交代が起きたときには、「民主主義(=反自民マスコミ)が勝利した!」と自画自賛の報道が花盛りだったのに、今回はそれがありません。
 反アベの過激が言葉で知られる立憲の蓮舫副代表はツイッターに「8年近く、内閣総理大臣として大変な激務の中で勤められてこられたことに心から敬意を表します。治療に専念され、御身体をご自愛していただきたいと強く思います」と投降したそうです(デイリーより)。  
 私は、「今まであれ程口を極めて批判していたのは、何なのですか?」と蓮舫氏に伺いたい。
東スポによりますと、NHKから国民を守る党副党首の丸山穂高衆院議員も蓮舫議員同様に、安倍総理に「敬意とご回復の祈念」をツイッターに投稿したそうです。
???
一体何なのでしょうか?
この疑問に東スポが答えてくれました。
 「丸山氏はと、珍しく〝優等生モード〟で安倍首相を気遣った」のだそうです。
 そうだったのか!
「優等生」はこういう時に、本音は言えない。〝優等生モード〟でに「敬意とご回復の祈念」をしないと、人格を疑われてしまいますから…。だから、日頃「安倍総理のやる事は、すべて悪い」と言っていた人達が、いきなり「心からの敬意」などと言い出すのでした。
 成程成程です。
 だから、日頃ご自分で「自分は劣等性だ」と公言している室井佑月氏だけは、「不謹慎だけど、シューッていう泡のもので乾杯したいねというのと、明日から何を心の支えにしようというか」と本音が言えるのですね。
そして 「相性が悪い」「反発してきたから…」と、率直に発言できるのだと思います。
普通の「優等生」の知識人は、「相性が悪い(=嫌な感じがする)」からとは言えません。嫌いだから反対だとは言えないのです。
だから「優等生」の知識人は「室井佑月氏に登場願って、自分達の感情を代弁してもらっているのだな」と、今回の事で私は感じました。
大竹氏は、室井佑月氏の「会見で『元気でーす!』って言うのかと思ってた」という意見に「5歳の子供みたいなこと言うわけないだろ!」と突っ込んだそうですが、室井佑月氏の『元気でーす!』は、「病気は薬で抑えていますから、続投します」と言うのかと思ったという事を、一言で表した比喩で有ります。
今回大竹氏は、笑わせる為に突っ込んだのだとは思いますが、表面上の言葉に右往左往するマスコミの姿を露呈しているようにも、感じてしまいました。
「不謹慎だけど…明日から何を心の支えにしようというか」という室井佑月氏の言葉に、最も近い言葉を発したのは国民民主党の玉木雄一郎代表でした。
産経新聞によりますと、玉木代表は次のように述べたそうです。
「自民党に代わる政治勢力が何を訴え、何を旗印にするのかを、より明確に示していく必要が出てきた。『安倍内閣がダメだ』だけではもう通用しなくなるので、骨太の政策論や理念の提示が、より強く求められるようになった」「職を辞さなければならないほど体調が悪化していたのであれば、早く治療に専念していただきたい。一方で新型コロナウイルス対策などで国政の継続はしっかりやっていかなければならない。後継の総理・(自民党)総裁が誰になるのか注視していきたい」と語った。
はぁー。
安倍総理が辞任すると、【明日から何を心の支えにしよう】【『安倍内閣がダメだ』だけではもう通用しなくなる】
 つまり蓮舫氏の「8年近く…心から敬意を表します」というのは、《8年も『安倍内閣がダメだ』だけでやってこられたのは、あなたのおかげです》なのでしょうか?
室井佑月氏も玉木代表も正直なのだと思います。「優等生でありたい野党議員や知識人が、自分達の感情を代弁してもらっている」のですから、彼らの言葉には「それなりに注目していった方がよい」のかもしれません。

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