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「《人》の話をよく聞く」と自己満足しておられる岸田首相の頭の中にある《人》とは、自分のお友達・周囲の人で、国民の《声なき自由意思》ではないらしい。とすると、岸田内閣の未来は明るくない気がします【引用開始】●“ただの人”石原伸晃氏が内閣官房参与に 議員バッジなくてもウハウハな自民党のうまみ

2010年、埼玉県坂戸市にて ウィキペギアより 
露骨なオトモダチ人事に非難ゴウゴウだ。  
岸田首相は3日付で、10.31衆院選で落選した自民党の石原伸晃元幹事長を内閣官房参与に任命。観光立国などを担わせるとの名目だ。
ツイッターでは〈東京8区民に喧嘩売っとるん?〉〈落選が民意じゃないの?〉〈選挙に落ちたのは自己責任じゃないの?無職で生活に困ったら生活保護を受ければいい!〉など批判の嵐で、〈#石原伸晃の内閣官房参与任命に抗議します〉が拡散している。  
石原氏は政治キャリア31年を誇る当選10回の大ベテランで、国交相や党政調会長などを歴任。しかも派閥領袖だったが、立憲民主党の新人に約3万票差で敗れ、比例復活もかなわなかった。
「9月の党総裁選で岸田陣営の選対顧問も務めた石原さんは総理の盟友です。1957年生まれの総理、石原さん、(元幹事長の)石破茂さん、(元防衛相の)中谷元さんの4人は『四季の会』という会合を持ち、互いの誕生日を祝う間柄。初当選は石原さんが1期上ですが、総理にとっては『同期の桜』のような存在なのでしょう」(与党関係者)  
もっとも、温情をかけられているのは石原氏だけではない。浪人中の中山泰秀前防衛副大臣(大阪4区)は先月25日付で「政調会長特別補佐」に就任。ブログには高市政調会長と肘タッチを交わすツーショットをアップし、〈外交・国防・ゲームチェンジャー領域担当に就任しました。特にゲームチェンジャー領域担当という役職に自民党本部で拝命したのは、初の事例になると思います〉と誇らしげに書き込んでいる。
「立憲民主党は『バッジがなければただの人』扱いですが、自民は浪人中も何かと手厚い。『政治とカネ』で大臣辞任に追い込まれ、落選した西川公也元農相も参与として3年以上も抱え、鶏卵汚職疑惑に絡んで辞任すると、党幹事長特別参与に就けた。5年ぶりに政界復帰した島尻安伊子元沖縄・北方相をめぐっても、落選中は大臣補佐官をやらせていた」(野党関係者)  
野党から出馬して自民入りを目指す不届きなやからが後を絶たないわけである。
【引用終わり】
落選議員石原氏を内閣官房参与に登用する人事に対しては、好意的なマスコミ論調はありません。かといって、罵詈雑言をあびせている記事もありません。どちらかといえば゛、淡々と事実を伝えている記事か多数派で、この日刊ゲンダイさんが一番手厳しいぐらいです。
ツイッターでは避難ごうごうなのに比べれば、どうも表のマスコミさんの記事は批判を封印しているような印象さえ感じます。ちょうど、小室真子さんの結婚前の期間のように「言ってはいけない」という雰囲気を感じます。
この為でありましょうか? 「人の話をよく聞く」と自分を誇っておられた岸田首相は、石原氏の内閣官房参与起用に対して、だんまりを決め込んでいます。
この他、選挙後に一気に盛り上がった「国会議員の1ケ月100万円の「文書費」を日割りにする」という法案も、「今国会では、通らなくても良い」という態度に出ています。
「人の話をよく聞く」人にしては、不思議な気もします。
最も、岸田首相の頭の中にある《人》が、自分のお友達・周囲の人で、国民の《声なき自由意思》ではないとするならば、石原氏起用に対するダンマリも、文書費改定案の棚ざらしも、整合性が出てきます。
岸田首相が、「石原氏と周囲の人の意見を聞いて、ツイッターに現れる国民の大批判には耳を貸さない。文書費改定案に反対する自民党の一部議員の意見を聞いて、国民の要望には耳を貸さない」とするならば、岸田首相の発言と行動は首尾一貫するのです。
とすると、「新自由主義から分配へ」というスローガンでも、自分の周囲の人達に分配を増やすという事なのでありましょうか?
私は安倍政権が長期政権になったのは、ネットの世論やネットにすら現れない国民の声なき自由意思に耳を澄ませて、表のマスコミ論調に振り回されずに、国民の《声なき自由意思》が望む政策を実現為してきたからだと思います。
例えば、国立競技場に金がかかりすぎると騒ぎになった時には、すぐ設計からやり直すという決断をしました。コロナ過の前には、このような事例は沢山ありました。安倍政権は、国民の《声なき自由意思》に耳を傾けていた。だから、安倍政権擁護の声は小さくても、選挙に連勝で来たのだと思います。
これに対して、どうも岸田首相は、表のマスコミのお気に入りなのか、あまり表のマスコミには批判されません。報道番組では、よいしょするコメンテーターも少なくありません。
しかし、批判されないと、人間は「これでいい」と思いがちですので、却って間違いやすくなります。こう考えると、反自民の系のマスコミは岸田首相には「褒め殺し」の戦法を使っているのかもと、疑いたくなります。
とすると「文書費の棚ざらし」など、岸田内閣は国民の《声なき自由意思》を落胆させることになりますので、未来は明るくない気がします

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