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プーチン大統領が「米国のバイデン氏は、覚悟はないけれど、人聞きのいい言葉をとりあえず言っとけばよいという大統領だ」と判断すれば、東ウクライナに侵攻すると思います【引用開始】

●「小規模な侵入なら制裁弱まる」発言、バイデン氏が軌道修正…ウクライナ大統領が苦言 (1/21(金) 11:31配信 ワシントン=横堀裕也、モスクワ=工藤武人 読売新聞)

バイデン大統領(AP)
米国のバイデン大統領が19日の記者会見でウクライナ情勢について、ロシアによる「小規模な侵入」であれば制裁が弱まるとも受け取れる発言をしたことに波紋が広がり、バイデン氏は20日、「ロシア軍がどんな部隊であれ、ウクライナ国境を越えて侵入すれば、それは侵攻だ。同盟国と厳しい制裁措置を科す」と発言を軌道修正した。
 バイデン氏は19日の会見で、「ロシアの侵入が小規模にとどまった場合、どのような対応を取るべきか、同盟国間で争いが起きる」と述べた。この発言に対し、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領が20日、ツイッターで「大国には、小規模な侵攻や小国というものが存在しないということを再認識してもらいたい」とし、「愛する人を失う悲しみに大小がないのと同じことだ」と苦言を呈していた。
 バイデン氏は20日、改めて記者団に「どんな形での侵入も、ロシアは高い代償を払うことになる。プーチン大統領には明確に伝えてある」と強調した。
【引用終わり】
思い起こせば、2020年の米国大統領選挙の時には、当時の民主党の大統領候補ジョー・バイデン氏とその次男ハンター・バイデン氏を巡る「ウクライナ疑惑」が報道されていました。

【これはバイデン氏がオバマ政権で副大統領を務めていた頃、ハンター氏がウクライナのエネルギー会社ブリスマの取締役に就任して高額の報酬を受け取り、その見返りに父親(アメリカ副大統領)の政治力を使ってブリスマの捜査を担当していたウクライナの検事を解任させるなど、同社に様々な便宜を図ったという疑惑だ。

(バイデン氏「ウクライナ疑惑再燃」が映し出す米国メディアの試行錯誤 2020.10.29ジャーナリスト小林雅一より抜粋)】
 多くの報道によれば、バイデン親子は毎月500万円程度貰っていたそうです。
 これを恩義とするならば、バイデン氏は米国大統領としてだけでなく、個人としてもウクライナを守る道義的責任があるような気がします。
 それなのに、「小規模」な侵入ならば、大した制裁をしないかも…。なんぞと宣うとは、バイデン氏からは信義に欠ける人柄が見受けられます。
 選挙の時には、「不法移民の流入を減らすために壁をつくろう」といったトランプ前大統領を人権無視の悪者呼わばりして、自分は人道的だと宣伝したので「バイデンさんなら追い出されない」と勘違いした、不法入国希望者が国境に殺到したら、入国させずに追い返した行動からも、バイデン氏の発言は、人気取りのためにお綺麗な言葉を並べているだけで、実際に行動する覚悟に欠けているように観えます。
もしくは、言ってるだけで「出来なきゃしょうがない」という気持ちで、本当のやる気はないから、綺麗な言葉がいくらでもいえるとも言えます。
日本の市井の私が、こうバイデン大統領を見切ってしまうのですから、プーチン大統領はバイデン氏に直接会うばかりでなく、情報機関からも詳細な性格分析を受け取っているでしょうから、バイデン氏がうっかり漏らした「ロシアの侵入が小規模にとどまった場合、どのような対応を取るべきか、同盟国間で争いが起きる」という見込みが、本音か否かははっきり判断できると思います。
このバイデン大統領の発言を具体的に言えば「ロシアがウクライナ東部だけを侵略して、傀儡国家をつくったり、ロシアに編入したにしても、アメリかは強い態度で、ロシア許すまじと同盟国を引っ張って、最大級の経済制裁を目指す事はしない。多分、ロシアからの天然ガスがない国に引っ張られて、気の抜けた制裁になるだろう」です。
バイデン氏が発言を20日「どんな形での侵入も、ロシアは高い代償を払うことになる。プーチン大統領には明確に伝えてある」と言い直したとしても、「高い代償とは何か」を具体的に言っていないので、「高い代償=気の抜けた制裁」だと読み解く事もできるのです。
プーチン大統領は、「高い代償」を「気の抜けた制裁」ととるでしょうか? それとも「ロシアとの断交に近い、真の高い代償」と取るでしょうか?
私は、限りなく「気の抜けた制裁」と取るような気がします。だから、ウクライナ東部はいよいよ危なくなった気がします。

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