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米国大統領選 七重の素人予測 ●ニューハンプシャー州はサンダース氏勝利 民主予備選

 米大統領選の候補者選びに向けたニューハンプシャー州での予備選が11日、投開票された。CNNによると、11人が争っていた民主党は、隣州が地元のサンダース上院議員(78)が勝利し、アイオワ州党員集会で躍進したブダジェッジ前インディアナ州サウスベンド市長(38)が小差で2位となった。一方、本命視されたバイデン前副大統領(77)は伸び悩み、アイオワに続く苦戦となった。
 CNNによると、開票率90%時点で得票率はサンダース氏が26・0%、ブダジェッジ氏が24・4%。クロブシャー上院議員(59)が19・8%で続き、バイデン氏は8・4%と5位だった。

 民主党の候補者指名争いでは、各州・地域に計約4千人の代議員が割り当てられており、各候補が過半数獲得を目指している。ニューハンプシャー州の代議員は24人と全体の1%未満だが、全米で最初の予備選のため、注目度が高い。1970年代以降、民主・共和両党の最終的な大統領候補は必ず、ここで2位以上に入っている。
●次戦のNH州 サンダース議員がリード、ブダジェッジ氏追い上げ 2/10(月) 9:22配信 (CNN 抜粋) 
ブダジェッジ氏の支持率の伸びはほとんどバイデン氏の支持を奪ったことによるものだ。
ブダジェッジ氏はバイデン氏の主要な票田である高齢者と、穏健あるいは保守的な有権者からの支持を伸ばした。45歳以上の有権者のなかでブダジェッジ氏は8%↑。バイデン氏は9%↓。穏健・保守的な有権者からの支持をブダジェッジ氏は6%↑、バイデン氏は5%↓。
サンダース氏の支持率は全体的に安定しており、45歳以下の若年層やリベラル層の支持を固めている。
【引用 終わり】
米国大統領選 七重の素人予測
1 民主党大統領候補 予測
ブダジェッジ氏 勝率3割
サンダース氏 勝率1.5割
ブルームバーグ氏 勝率5.5割
ブダジェッジ氏 対 サンダース氏の場合は 案外簡単な予測で、前回の民主党の大統領候補の予備選でヒラリー氏に投票した人は2人の対立構造になった時には、ブダジェッジ氏に投票する確率が高いからです。
サンダース氏(左派・社会主義者)は、おそらく民主党の全国大会では勝てません。
これがなぜかといえば もしサンダース氏が民主党の大統領候補になったら、民主党の上層の部のエリート達は、自分達が現在の倍近い税金を払わなくてはならなくなるからです。即ち 「自分が(個人的に)大損する」だから、民主党の上層部はサンタダース氏を(個人的に)支持しません。
ですから、サンダース氏は 前回の共和党のトランプ候補と同じように同じ党内で有力者が押し上げてくれないのです。トランプ候補は それでも党大会を勝ち抜きましたが、私はサンダース氏では難しいと思います。
なぜなら 民主党の中で(個人的に)サンダース氏を大統領にしたくない人達が、「とにかく トランプ大統領を引き下ろしたい」と熱望する多数派の民主党員に、大統領選の本選では 「サンダース氏では左過ぎて トランプ大統領には勝てない」という大キャンペーンを始めるだろうからです。
ですから 結局のところは、民主党の大統領候補は中道派の人物が選ばれると思います。
この大きな前提のもとに、民主党大統領候補の選出を予測します。
すると、大富豪の元ニューヨーク州知事ブルームバーグ氏が3月のスーパーチューズディから 民主党大統領選挙に参戦すると言っていますので 最終的な民主党の候補はブダジェッジ氏かブルームバーグ氏になります。
ブルームバーグ氏は途中参戦です。アイオワもニューハンプシャーも捨ててしまう。こんな参戦の仕方は聞いたことがありませんが、初期の予備選は騒ぎだけ大きくて票の重みは4%しかないので、捨ててもいいという事らしいです。さすが 成功した実業家の大富豪、大胆ですね。
 すると 現在はブダジェッジ氏が バイデン元副大統領の中道の票を奪って躍進していますが、 バイデン氏の票は今後はブルームバーグ氏にも流れるようになります。
 ですから 当面は左派の票を殆ど独占するサンダース氏がトップを走ることになります。
しかし、その後 まずバイデン氏が脱落して、次にブダジェッジ氏かブルームバーグ氏が脱落して、民主党大会ではサンダース氏 対 生き残った中道派候補になりますと、「サンダース氏では トランプ大統領には勝てない」という大キャンペーンが功を奏して、生き残った中道派候補が民主党大統領候補に選出されるという流れになります。
では、ブダジェッジ氏とブルームバーグ氏がどちらが生き残る可能性が高いかと言えば、私はブルームバーグ氏であると思います。
その理由は、まず第一にブルームバーグ氏は大富豪なので、選挙資金を人に頼る必要がない。これに対してブダジェッジ氏はこれから選挙資金を集めながら、大統領選を戦っていかなければなりませんが、ある程度は集まっても、これがなかなか難しいと思います。
なぜなら、民主党支持者の黒人・ヒスパニック・学生層は、サンターズ氏を支持して寄付しますので、オバマ大統領が集めたようには ブダジェッジ氏は資金を集められません。
そして ブダジェッジ氏躍進の原動力は、その鮮やかな弁論術のようですが、ブルームバーグ氏は鮮やかすぎる実績を持っています(事業経営の成功と ニューヨーク州知事としての政治的実績)。
ですから ブルームバーグ氏が、テレビ討論会でよほどのへまをしない限りにおいては、ブルームバーグ氏の方が有利です。
さらに ブダジェッジ氏は男色家です。
4年前に「米国発の 女性大統領」を前面に押し出しました。だから 女性票は相当取れたと思います。
しかし「米国発の 男色家大統領」このキャッチフレーズはまだ使えません。民主党の中では(表面的には)問題にされないかもしれませんが、しかし票の動向にはマイナス要素の方が大きいと思います。
民主党支持者の中には、案外敬虔なキリスト教徒もいたりします。ヒスパニックと一部黒人層です。この人達は 民主党支持者でありますから、声に出して「男色家であるブダジェッジ氏を 批判しません」しかし、実際に投票するとなると、棄権したり相手候補に投票したりする確率も少なくありません。
つまり 3月のスーパーチューズディで、(保守的な)中西部の傾向が解らないと、確かな事は言えませんが、私は、「ブルームバーグ氏が有利である」と思います。
アメリカ人は 本音では 自分で成功した大実業家(=アメリカン・ドリームを実現した人)を尊敬していますし…
1 大統領選挙 本選予測
①トランプ大統領 当選確率 8割 
民主党候補がサンダース氏
サンダース氏が大統領選挙の本選で勝利するのは 左過ぎるがゆえに難しいと思います。
②トランプ大統領 当選確率 7割 
民主党候補がブダジェッジ氏 
ブダジェッジ氏が男色家でなかったら、トランプ大統領に勝利したと思います。12年前のオバマ旋風の再来になったでしょう。
しかし、男色家であるという一点で、結果として米国大統領として《他国との外交面で 支障をきたす》という事が、現実的思考をするアメリカ人の投票行動を左右すると思います。
即ち ブダジェッジ氏と戦う事になると トランプ大統領陣営が、サウジアラビア等のイスラム諸国から、反対の声が上がるように促すと思います。もしかしたら、促さなくても、「わが国では 男色禁忌である」という発表位は自発的になされるかもしれません。
故に 「もしブダジェッジ氏が大統領候補に当選したら どう米国と付き合っていけばいいのか」と 苦悩するイスラム諸国をアルジャジーラなどが報道すると、色々な事が起こってくると思います。
一部の人達は、却ってブダジェッジ氏の応援に力を入れることになるでしょう。しかし「より一層、イスラム過激派の標的になる可能性が高くなる」ので、及び腰になる人の方が多いのではないかと思います。
ですから 民主党の大統領候補がブダジェッジ氏であっても、トランプ大統領の再選は かなり確実であると思います。
③トランプ大統領 当選確率 ?割 
民主党候補が ブルームバーグ氏
これは 今現在では まだ解りません。
ただ「トランプ大統領が 生理的に嫌い」というアメリカ人のエリートはかなりいます。
ですから ブルームバーグ氏の出方次第で、反トランプの共和党を取り込むことに成功すれば、ブルームバーグ氏有利になるかもしれません。
ただ 私自身まだブルームバーグ氏の公約などには 詳しく触れていませんので ちょっと予測できません。

④なぜ ブルームバーグ氏が 大統領選挙への出馬を決心したか
それは 「自分が出馬しなければ 民主党はトランプ大統領に勝てないと予測したからだ」と思います。
もしワシントンの民主党上層部が 本気で「トランプ大統領に 勝ちたい」と思って、現実的な選択をしていたなら、それは案外簡単だったと思います。
共和党員みたいに見える 若々しい中道派候補を出せばよかっただけです。つまり 男色家でないブダジェッジ氏のような候補をだせば、共和党の中にいる反トランプ票も取り込めるので、楽勝だったと思います。
例を挙げれば 共和党のライアン前下院議長みたいな人です。ワシントンにはぞろぞろいそうな人なので、その中から一人選べば、トランプ大統領に勝てたと思います。
それなのに「なぜ、バイデン副大統領を出してきたのか?」私にはさっぱり解りません。
もしかしたら、ワシントンの民主党議員は、まだ米国の主要マスコミの世論調査を信じているのかもしれません。
マスコミが推す候補は 前回共和党予備選に立候補したジョブ・ブッシュ氏も、全く支持を集められませんでした。また 今回のバイデン前副大統領も 早々に討ち死にしそうな勢いです。
そうです。
アメリカ大統領選挙に関しては マスコミに推してもらわない方が良いのかもしれないというのに、「反トランプ」で大手マスコミと同盟関係にある為に、米国民主党はまだそのことに気づけていないのかもしれません。その為に「バイデン副大統領をかついでしまった」のかもしれません。
この為に ブルームバーグ氏は「これはダメだ。トランプ大統領に勝てない」と判断して、ご自分で出馬したのだと思います。
以上 七重のアメリカ大統領選の素人勝手予測でした。
「言論の自由」と「素人という立場」があるので どうとでも言えるのはとてもありがたい事だと実感します。
追伸)
① キリスト教徒の中にある 男色家への生理的嫌悪感
② 欧米知識人の中にある トランプ氏への生理的嫌悪感の事例記事を添付します。

① キリスト教徒の中にある 男色家への生理的嫌悪感
●ブティジェッジ氏の同性愛知らず… 支持者が投票撤回を要求 2020年02月07日13時08分

【デモインAFP=時事 抜粋】米アイオワ州の党員集会で、ブティジェッジ氏を支持する票を投じた女性が、同氏が同性愛者であることを知り、信仰を理由に投票内容の撤回を求める出来事があった。(写真は演説をするピート・ブティジェッジ氏)
女性は、アイオワ州地方部で開かれた集会で、ブティジェッジ陣営の選挙区幹事に対し、「彼には同性のパートナーがいるって? 冗談でしょ?」と語ると、「なら私はそんな人間にホワイトハウスにいてほしくない。だから私の票を返してもらえますか?」と要求した。
ネット上でニッキー・ヒーバーさんと特定されているこの(女性に対応した)選挙区幹事は女性に対し、候補者の性的指向は問題ではないと語りかけていた。
ヒーバーさんが「心の奥深くまで掘り下げて考えてもらいたいのですが、相手が言うことに賛成できるのなら、その人が女性なのか男性なのか、異性愛者なのか同性愛者なのかは重要なのでしょうか」と聞くと、女性は「彼は聖書を読んだ方がいい」と返した。
ヒーバーさんは、ブティジェッジ氏は聖書を読んでいると返答した上で、女性に対し、あなたの考え方は尊重していると表明。「自分の心の中に問いかけてほしい。あなたはキリスト教徒女性のようだし、私もキリスト教徒の女性だから。私の神は、私に対してすべての人を愛してほしいと考えている」と語った。
これまでの世論調査では、同性愛を公言している大統領を米国人が受け入れられるかについて、まちまちの結果が出ている。米新聞社マクラッチーが昨年行った調査では、民主党の重要な支持層である黒人有権者の多くがブティジェッジ氏の性的指向を問題視する可能性があることが示されている。【翻訳編集AFPBBNews】
② 欧米知識人の中にある トランプ氏への生理的嫌悪感の事例記事を添付します。
●「緊張激化なければカナダ人は生きていた」 トルドー首相、旅客機撃墜で米批判

2020年1月14日 13:17 発信地:オタワ/カナダ

❮ 撃墜されたウクライナ機 犠牲者の追悼式典でトルドー加首相。カナダ・アルバータ州のエドモントンで(2020年1月12日撮影)。
【1月14日 AFP 抜粋】カナダのトルドー首相は13日、最近の緊張激化がなければ、イランに撃墜された旅客機に乗っていたカナダ人犠牲者たちは今ごろ生きていただろうと発言し、米国の行動が一因だと批判した。
 報道によるとトルドー首相はカナダのテレビ局グローバルが行ったインタビューで、「もしも緊迫した状態でなければ、(イラン)一帯における最近の緊張の激化がなければ、亡くなったカナダ人たちは今ごろ、自宅で家族と過ごしていたことだろう」と述べた。
 また国際社会は「イランの非核化が必要なことを非常に明確に理解している」と同時に、「米国の行動によってもたらされた(イラン)周辺地域の緊張にも対処していた」と述べた。
 今月3日、イラクの首都バグダッドの空港付近で米軍の無人機の攻撃によりイランのガセム・ソレイマニ司令官が殺害されたことで、米国とイランの間で長年続いてきた緊張はいっそう激化した。
 トルドー氏は、ソレイマニ司令官に対する無人機攻撃についても、米政府から事前警告があった方が「明らかに」良かったと述べた。(c)AFP
※ イランが間違って撃墜したのは、トランプ大統領のせい?「世の中の悪い事は 直接関係なくても、すべて、トランプ大統領の責任だ」
一国の首相が 正気で言っているらしいところが怖いです。「世の中の悪い事は 直接関係なくても、すべてユダヤ人が悪い」に通じる思考回路の発言ですから…

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