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大和撫子の真骨頂は「いかなる苦難にあっても、負けることなく、前を見据えてコツコツと努力してゆく芯の強さ」にあります。「ふわふわ・キャビキャビしている」なら、日本女子サッカーには「なでしこ」を名乗って欲しくないです。【引用開始】●高倉監督「ふわふわしてる」岩渕「ふわふわしてない」“試合の入り方”で巧妙掛け合い

試合後、PKを外したなでしこジャパン・田中美南をなぐさめる高倉麻子監督(撮影・金田祐二)
2012年ロンドン五輪銀の日本は1次リーグE組の初戦で、2大会連続銅のカナダと1-1で引き分けた。  
0-1の後半39分、MF長谷川唯(24)が自陣から送ったロングボールに抜け出したMF岩渕真奈(28)が、右足で起死回生の同点ゴールを決めた。
なでしこジャパンで歴代単独最多となる5試合連続ゴールの岩渕は「チーム全員の気持ちが乗ったゴールだった」と振り返った。  
試合後の記者会見には高倉麻子監督(53)と岩渕が出席し、巧妙な掛け合いを演じた。
前半6分の失点について問われた高倉監督は「ゲームの入りに関しては、ずーっと気をつけてねと言っている。ずーっとふわふわするなと言っている」と苦々しい表情。すると左隣の岩渕から小声で「ふわふわはしてない」と“ツッコミ”が入った。  
「ふわふわしてないの?じゃふわふわしてないみたいです」と笑顔で返した指揮官は「今日もいい教訓になった。チームとしてもさらに集中力を上げていこうということ。自分たちで変えていくしかない」と締めくくり、
24日のイギリス戦(札幌ドーム)に向けて切り替えた。
●なでしこ、人種差別に抗議の“片膝つき” 「話し合ってチーム全員で決めた」 7/25(日) 5:30配信【スポニチ】



<日本・英国>キックオフ前、英国イレブンとともに片膝をつく長谷川(左)ら日本イレブン(撮影・西海健太郎)
◇東京五輪第2日 女子サッカー1次リーグE組 日本0ー1英国(2021年7月24日 札幌ドーム)  女子サッカー、日本―英国戦で、両国の選手が試合開始前に片膝をつき、人種差別への抗議の意を示した。今大会は政治的、宗教的、人種的な宣伝活動を禁じる五輪憲章第50条の規制が一部緩和。英国は21日の初戦チリ戦でも実施しており、DF熊谷は「英国の選手たちのアクションに対して、リスペクトという意味で私たちもやろうということはチーム全員で話し合って前日に決めた」と経緯を明かした。
【引用終わり】
なでしこジャパンは、英国に0-1で敗戦しました。
ただ、負けはしましたが、カナダと引き分けた後で、24日のイギリス戦には「英国チームと一緒に膝附きしよう」と気持ちを切り替えたチームですから、「皆で、仲良く一生懸命頑張ったんだから、それでいいよね」になります。
カナダ戦の前半6分の失点について、監督が「○○が△△で…」と状況分析をせずに、選手に「気を付けてね」と言ってたのに 選手が「ふわふわしていて気を付けてくれなかった」と解説するチームですから、「それでいいのだ」になるはずです。
選手に「気をつけてね」と声をかけるのなら、素人でもできます。なんか、選手が宿泊するホテルの人達が朝に送り出すときに言いそうな言葉のような気がします。
また「ふわふわしないで (気を入れて頑張れよ)」は、やはり素人のご両親とか、近所のおじさんおばさんが言ったら、ピタッと来る言葉のような気がします。
だから、監督が「気をつけてと言ったのに…」という言い訳をするのには、どうも違和感があります。
「気をつけてね」と言っても、気を付けたら相手チームに得点されないわけではありません。監督だったら、「相手のチームの○○選手をマークしろ」とか、具体的に相手に特選させない方法を選手に指導するのではないでしょうか?
しかし、「気をつけてね」と言えばいいと思っているらしい監督さんは、次の英国戦に向けて「今日もいい教訓になった。チームとしてもさらに集中力を上げていこうということ。自分たちで変えていくしかない」と締めくくりました。
そして、選手達は「自分たちで変えていく」為に、皆で話し合って「人種差別に反対する膝附きを、英国チームと一緒にしよう」と決めたのであります。
そして、英国に負けた。
まあ、これはこれで、スポーツの在り方の一つのような気がします。ただ、「国家の威信がかかる」→「だから国民の税金が配分される」=今はやりのオリンピックではなくて、一般庶民が「自分のお金で自分が楽しむためにする」=アマチュアスポーツの世界のように感じます。
言葉を変えますと、なでしこジャパンの選手と監督は、「自分達が楽しむためのスポーツをしている」のであって、自分自身の最高の実力を、人々の前で披露するという「人に披露して魅了する・魅せるスポーツ」をしていないような気がします。

だから、たぶんこのままでいくと、なでしこジャパンの人気は下がると思います。視る価値がないと思えば、人は試合を視なくなりますから…。

澤穂希さんがいたころのなでしこジャパンは、こんなチームではありませんでした。私は、澤穂希さん達のなでしこからは「誰にも顧みられずに、援助される事もなくても、苦情もいわず泣き言も言わず、だだ努力を続けて、大きな花を咲かせた」という印象を感じました。

だから、大和撫子の真骨頂は「(泥の中に咲く蓮の花のように) いかなる苦難にあっても、負けることなく、前を見据えて努力してゆく芯の強さにある」と考える私は、「今の日本にもこんな素晴らしき大和撫子がいる」と胸が熱くなり、涙が止まらず、大いに勇気づけられました。

ですから「自分達が楽しむために、サッカーをする」チームでいるのならは、「なでしこの名前は使って欲しくないな」とちらっと思いました。 

つまり、今の日本女子サッカーは、ふわふわ・キャビキャビで、大和撫子を感じませんので、一人の日本女性としては「なでしこ」を名乗って欲しくないです。名前をシュガージャパンとかふわふわジャパンに変えたらどうでしょうか?

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