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悔やまれる「優しかった母」  今どこに「頼りになる兄」 車で避難中流される? 福島・相馬

大雨が降る前に 避難する方法を考えなくては

10/29(火) 7:00配信【毎日新聞 要約】

花沢さん親子が乗っていたとみられる車を調べる捜索隊員=福島県相馬市和田地区の農地で2019年10月28日、高橋秀郎撮影
 福島県相馬市の海岸で26日朝に遺体で発見されたホテル従業員、花沢三保子さん(61)は、体に障害がある長男の正智さん(38)を連れて車を運転し、高台にある勤務先に避難する途中で濁流に流されたとみられる。正智さんは行方不明のままで、同県警や自衛隊などは28日も捜索を続けた。
 花沢さんは病気がちの夫が約14年前に他界。同市沿岸部にあった自宅が東日本大震災の津波で流され、正智さんと2人で災害公営住宅で暮らしていた。現在のホテルに約20年間勤めて接客を担当し、歩行が難しくなる難病があった正智さんも飲食店で働いていた。
 ホテル関係者によると、親子は東日本大震災の時に高台にある勤務先に避難し、台風19号が襲来した今月12日も同じように身を寄せていた。花沢さんは25日午後8時半ごろ仕事を終えて帰宅し、同9時20分ごろに職場からの電話に「流される」と伝えたのを最後に連絡が途絶えた。【終わり】

いつもきちんと避難していた 花沢さん親子が犠牲になられたとは、「いたましい」の一言です。
ご冥福を お祈りします。
台風19号の時は、本当にマスコミはじめ気象庁も大騒ぎでした。しかし、台風21号関連では、ただ大雨予報だけで、騒ぎにはなっていませんでした。ですから、私たち千葉県民も油断していましたし、福島県の皆さんも普通の大雨だと思われたのだと思います。同じくらいに騒いでいてくれたら、花沢さんも 事前に避難をされていたのではないでしょうか?大雨が降る前に…だからこそ、花沢さん親子の遭難には、胸が締め付けられる思いがします。

そこで考えました 河川の周りの電柱に「堤防の高さ」を目立つように記してもらえないでしょうか。
地表面が堤防より高ければ「堤防+〇m」
低ければ「堤防-〇m」と表記してもらいたいです。
河川の水が堤防の決壊または堤防からあふれる時には、低い土地に流れてゆきます。高い土地には流れません。危険なので避難した方がよいのは低い土地に住んでいる人達です。 
人々の避難が遅れがちなのは、自分が「危険な所にいるのか 否か」がわからないからです。だから 危険でも非難しません。でも危険だと解っていたら 早めに・雨が降る前にでも非難するでしよう。

なぜ その表示をしないのかと言えば、そんな表示をすると「《土地の価格が 下がる》と反対する人が一部にいるからだ」と、かなり前にテレビで見ました。
けれど悪い情報は知っているからこそ、対策がとれます。
土地が低いから 新築・建て替えの時には 土地のかさ上げをするか 高床式に建てるなどの対策がとれます。そして 近所に一軒でもそんな家が建てば、(事前に 了解をとっておいて)その家に 避難させてもらう事もできるのではと思います。民間一時避難ホームとして、補助金が出る制度もいいかもしれません。
水が来てから 遠くの避難所まで行こうとすると死者もでます。しかし テレビでの情報では 水がたまり始めて30分か1時間でと良く聞きます。隣近所までなら なんとか行けるのではないでしょうか。
どうすればいいのか?
皆で知恵を出し合い 思いやりを持ち合う事が
肝要だと思います。

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