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常識をとりもどして、「カーボンニュートラル」=無駄な努力はやめませんか。日本が出すCO2は世界の3%しかありませんので、日本が経済破壊しても何も変わりません。また日本は人口が減っていますので、このままでも自然に日本のCO2の排出は減ります。


世界の二酸化炭素濃度の経年変化グラフ
ネットで「二酸化炭素濃度の経年変化 - 気象庁」 をクリックすると、色々と勉強になります。まず「2019年の世界の平均濃度は、前年と比べて2.6ppm増えて410.5ppm」だったそうです。この数値は「工業化(1750年)以前の平均的な値とされる278ppmと比べて、48%増加」しているそうです。もしも本当に、人間の活動が地球の大気のCO2濃度を48%も増加させているとすれば、人間って凄いですね。尚、二酸化炭素濃度がギザギザで上昇しているのは、光合成は15度以上の時になされるので、夏場は植物が光合成をしてCO2濃度が下がり、冬場は光合成がお休みなのでCO2濃度が上がるからだそうです。
ただ、私はどうも変な気がします。
下の図が環境白書に掲載されている、人類が輩出したガスの推移です。

この図をみると、CO2排出量は年毎に一定の割合で増えている訳ではありません。2000年位までは緩やかな増加で2008年までは急こう配になっています。また、リーマンショック後の大不況の時には人類はCO2排出量を減らしました。
にもかかわらず、気象庁の「世界の二酸化炭素濃度の経年変化グラフ」では、2000年まではゆるやかにCO2濃度が上がり2000年以降は急こう配に濃度が上がり、2008~2009年には濃度が下がるのではなくて、ほぼ一直線で大気中のCO2濃度が上がっています。
これって、CO2君が「人類の皆さんがCO2の排出に頑張った時でもさぼった時でも、僕たちが調整して一定の割合で濃度をあげていきます」と頑張っているという事ですよね。つまり、CO2の方が人間の活動には関係なく、着々と濃度を上げているという事です。
しかし、私には全世界のCO2が自らの意思で協力し合って、毎年同じだけ濃度を上げているとは信じられません。
ただ、大気中のCO2は植物の光合成によってO2に変えられています。ですから、植物の方が「毎年人間が出したCO2の内でこれだけ残してあとは光合成でO2に変えよう」と、人間の出すCO2の量に対応して光合成力を調整していれば、CO2濃度が一定の割合で増加するという事も、机上の空論ではあり得ます。しかし、私には全世界の植物が意思疎通を図って、光合成力を調整するなどということがあり得るとは、信じられません。
近頃は都市化が進み、しかも砂漠化も進んでいるといわれていますので、植物の光合成によってO2に変えられるCO2の量がさほど増えたとも思えません。とするならば、CO2とO2との関係が、人間を含んだ動物と植物の関係の中で完結しているとするのならば、「世界の二酸化炭素濃度の経年変化グラフ」の直線でのCO2濃度の増加と、世界の温室効果ガス排出量の推移の曲線での変化の間には矛盾があるという事になります。

CO2として残る分
植物の光合成でO2に変えられる分
 
CO2とO2との関係が、人間を含んだ動物と植物の関係の中で完結しているならば、CO2濃度の上昇は植物の光合成力を超えた分だけ増加するので、直線ではないのです。
 
ですから、私は、CO2とO2との関係は、人間を含んだ動物と植物の関係の他に、何か別のブラスアルファーがあると考えるのが、常識・普通だと思います。
例えば、海底火山を含む火山から大量のCO2が噴出しているなどです。いずれにしても、人類が出すCO2を多少減らしたところで、大気中のCO2濃度は上昇し続けるようだと考えるのが妥当だと思います。
さらにもう一つ、日本が自国経済を傷つけてCO2の排出を減らす対応を決めるまえに、考慮すべき重要な事は、「日本がこれ以上CO2の排出を減らしたところで、世界のCO2排出量には大して変わりがない」ということです。
次の図も環境白書に載っている図です。

(環境白書より)
2017年の日本の排出量は3.4%です。今ではもっと減っています。確か3.1%だとか…。つまり、日本人が頑張って太陽光などで世界一高い電気をつくって工場生産における国際競争力をなくして産業を死滅させても、減らせるCO2は世界からみれば3%です。インドや中国が経済成長すれば、その比率はさらに減ります。
つまり、米国・中国・インドがやるかやらないかだけで、日本もEUも、世界全体でみればほとんど関係がないのです。

(環境白書より)
第一、日本は今人口が減っています。2050年頃には1億人となり、現在よりも24%も人口が減るのです。ですから、一人当たりのCO2排出量を増やさないだけでも、30年後にはCO2排出量は4分の一減らせます。その上無理せず節電すれば、もう10%ぐらいは楽勝でしょうから、これ以上経済を傷つけながら無理する必要は全くないのです。
ですから私は、世界中に蔓延する奇怪な「人間が排出するCO2によって地球が温暖化する」という常識があれば信じられない《お話》に洗脳されて日本経済を破壊する人物ではなくて、常識がある人物が総理大臣になって「うっかりしていましたが、日本は人口が減りますので、このままでもCO2の排出量は勝手に減ってゆくので無理はしない事にしました。いやー、少子高齢化にもいいことがあります。ハッハッハッ」と世界を煙に巻いてくれたらいいなと、思います。

(環境白書より)

(環境白書より)

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