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イラン企業を甘く見て国際訴訟で完敗した韓国政府

 韓国政府が昨年6月に イランのダヤニ一族との「投資家・国家間訴訟(ISD)」で敗訴したことを受け、英国の高裁に判定の取り消しを求めていた訴訟で、韓国政府が再び敗訴した。
これにより、韓国政府は昨年の判決に従い、2010年の韓国資産管理公社(KAMCO)などの債権団が大宇エレクトロニクスを売却する過程で ダヤニ一族から没収した契約金に利子を上乗せし、総額730億ウォン(約69億円)を支払わなければならない立場となった。
ISDは投資先の国の政府による過失で被害を受けた企業が起こす国際訴訟だ。韓国政府を相手取ったISDで判決が確定したのは今回が初めてだ。
■イラン企業との訴訟は完敗
今回の訴訟は 通貨危機以降解体された大宇グループの系列企業、大宇エレクトロニクスを売却する過程を巡るものだ。
債権団は2010年、イランのエンテックハブ(筆頭株主 ダヤ二一族)を売却に向けた優先交渉対象者に選び、578億ウォンの契約金を受け取った。
しかし、エンテックハブが債権団に買収価格を当初契約よりも1500億ウォン引き下げるよう要求したことから 債権団は契約を破棄し、契約金を没収した。
ダヤニや債権団の契約破棄は違法だとして、韓国の裁判所に提訴したが主張が認められなかったため、15年9月に国連傘下の国際商取引法委員会の仲裁判定部にISDを起こした。
仲裁判定部の判断は韓国の裁判所とは異なった。
【引用 中断】
韓国は すごい国です。
普通 不動産契約などの場合 買い手と売り手が契約した時の手付金は 後に買い手が「やっばり 買わない」と言った時には返さなくてよい。売り手が「やっぱり売らない」と言った時には 2倍返し3倍返し(仮契約書に書いてある)が相場です。
所がこの場合 売り手が「やっぱりやめた」と言って、契約金を返さないのですから 普通ではありません。「売りますよ」といって契約金を貰ったら、「やっぱりやめた」で契約金を没収では 「売ります詐欺」と言われても仕方がありません。
しかも それを国家がやって 裁判所がOKし、さらに国民が「恥さらし」と思わないのですから、呆れるほかありません。
やはり 韓国は特異な国です。しかし国際社会には韓国の常識は通じなくなっています。ここで 記事本文に戻って 裁判内容を確認します。
【引用再開】■英裁判所、韓国の主張全く認めず
韓国政府は大きく分けて3つの争点を「判決取り消し訴訟」の理由として挙げた。
まず、契約破棄の主体は債権団なので、ダヤニが 債権団ではなく韓国政府を相手取り仲裁を申し立てるのは誤りだとした。
しかし、英高裁は債権団の筆頭株主が政府系の韓国資産管理公社(KAMCO)だったことから、最終的に韓国政府が責任を負うべきだと判断した。
第二に ダヤニはシンガポール法人を通じ、韓国に間接投資しているため、韓国・イラン投資協定上の投資者とは見なせないと主張した。(当時ダヤニはイランに対する米国の制裁で韓国に直接投資できなかったため、う回ルートで投資を行おうとした。)
これについて、英高裁は売却契約が韓国の法律の適用を受け、金融取引も韓国の口座を通じて行われており、韓国に投資したものと見なされるとした。
第三に韓国政府はダヤンのシンガポール法人が契約金を納付したという事実だけでは投資協定上の投資行為に該当しないと主張した。
しかし、英高裁は契約金納付も投資と見なされるとし、ダヤニの主張を認めた。
【中間引用 終わり】
この裁判における韓国側の主張は いずれも「本来 貰うべきお金だったから 返さない」ではありません。即ち「本来 貰うべきお金ではなかった」事は 知っている訳です。
その上で もっともらしい屁理屈を並べ立てて、「返したくない」とタダをこねていた訳です。
ところが 今回は 国連傘下の国際商取引法委員会の仲裁判定部も 英国の高裁も 韓国の屁理屈を認めなかったのです。
これはなぜでしょうか?
裁判というのは みようによっては「屁理屈合戦」なので、「屁理屈がうまい」という意味で 韓国は裁判上手だったのです。
それなのに なぜ今回は「韓国の屁理屈が通じなかった」のか?この疑問に対して 記事では 韓国の取り組みが弱かった為であり 今後が心配だと主張しています。
【引用】■残る国際訴訟にも懸念
金融委は「英国の裁判所がイラン側にあまりに寛大な判決を下したために敗訴した」としているが、専門家は「国際的な法律紛争に対する韓国政府の対応能力の不足を如実に示した完敗だ」と評した。
ローンスター、エリオットなど海外のプライベート・エクイティー・ファンドが韓国政府を相手取り起こした数兆ウォン規模の訴訟も続く
金融委は別の案件なので影響はないとしているが、簡単に勝訴できるとみていたダヤニ一族との訴訟で敗れ、政府の能力に疑問が投げ掛けられているのだ。【引用 終わり】
このように記事では 韓国政府の力不足(=韓国流屁理屈を通す力の不足)が 敗訴の原因だとしています。

しかし 私は、もう一つ理由があって そちらの方が大きいような気がします。

その理由とは 韓国のいう事は「嘘が多い」韓国は「約束を守らない」ということが 国際的に知れ渡ってきているからだと思います。だから 韓国側が「もっともらしく屁理屈をいっても、そりゃ屁理屈だろう」と相手にしてもらえないので、裁判に負けてしまうのです。

これを 韓国側からで 説明すると

今 韓国では イラン(国家)から「9年預けてある 原油代金を早く払え」と請求されて 韓国マスコミは大騒ぎしています。「とうするんだ」という論調です
そして イランダヤニー一族との 裁判に負けても「どうするんだ」です。まだ ローンスターからもエリオットからも訴えられている。また負けて「払えといわれたら どうするんだ」です。

「これが 韓国だ」と言うべきなのかもしれませんが 「返すべき金は 早く返せ」「払うべき金は 払え」という主張する韓国記事には まだお目にかかっていません。

しかし 普通の国際常識では「払うべき金は 払え」です。これが あまりにも当たり前なので 国際人は「韓国人もそう考えている」と誤解していました。

だから 今までは 韓国人が「○○で払えない」というからには、その「○○」が多少変でも、韓国人には「本来 払うべき金ではないと考える それなりの《事情》があるはずだ」と 頼まれもしないのに勝手に考えてしまっていたのです。

しかし 韓国が「払うべき金を 払わず済ませる為に 『○○といおう』と国民皆で口裏を合わせる国だ」と段々に知れ渡ってきた為 韓国人の「こういう訳で 払えません」が信じてもらえなくなったのです。

とはいえ 北朝鮮が アメリカに「クリスマスプレゼントをあげる」と 国際的に公言していましたが
近頃 韓国にイラン サンタさんから 7兆ウォン 730憶ウォンの請求書が届くのは「一足早い クリスマスプレゼント」でしょうか?
検察サンタさんからは 玉ねぎチョさんに逮捕状もプレゼントされそうです
中国出張中の文大統領は まだ夢の中ですが…

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