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台湾 蔡総統に再選祝い届く チェコ首都プラハ市、台北と姉妹都市へ 中国は「信頼できないパートナー」

【AFP=時事】チェコの首都プラハのズデニェク・フジブ市長(38)は12日付の独紙に寄せた論評で、中国を「信頼できないパートナー」だと非難すると同時に、台湾の台北市と姉妹都市関係を結ぶ方針を明らかにした。
 チェコのミロシュ・ゼマン大統領が対中関係の親密化を目指して活動しているにもかかわらず、プラハ市と中国は対立しており、フジブ市長のコメントはその論争を再燃させるものだ。
 海賊党に所属するフジブ市長は、独週刊紙ウェルト日曜版への寄稿の中で、中国は「怨恨に満ちており」、チェコの世論に影響を及ぼそうとしていると述べた。
 2018年11月に就任したフジブ市長は、昨年10月に中国の北京市との姉妹都市関係を解消したことについて、説明を試みてきた。
プラハと北京の姉妹都市関係は2016年に結ばれたが、論争の的となっている中国のいわゆる「一つの中国」という主張について、フジブ市政下のプラハ市は支持しない方針を示し、姉妹都市関係を解消した。
 フジブ市長は、チェコ政府に「チベットと台湾の独立に反対する」ことを強いる合意には署名できないと述べ、代わりに13日に台北市と姉妹都市関係を締結する方針を明らかにした。「そうすることで、パートナー都市の一つを失ったが、別の一つを得ることになった」と記した。
 このまま進めば、大方では中国への打撃になるとみられている台湾総統選での蔡英文総統の大差での再選から数日後に、プラハ市は台北市の姉妹都市になる。
 フジブ市長は、中国との外交・経済関係の断絶を主張しているわけではないと強調する一方、欧州の民主主義諸国に対し「このように危険で信頼できないパートナーと同盟を結ぶこと」について、真剣に考えるよう呼び掛け、「脅威や脅迫を前にして、自らの価値観や誠実さを放棄しないよう皆に求める」と訴えた。【引用 終わり】
つまり 2016年に中国北京と姉妹都市になって 中国人と友人付き合いをするようになったら「不誠実で危険な奴だ。とても付き合えない。」と解って 2019年10月に姉妹都市を止めた。
それで 「危険な嘘つきの中国から 脅迫れている」のだから「台湾は 誠実な被害者に違いない」と気づいて、プラハ市は台北と姉妹都市になって、台湾人と友達関係になることにした。
良かったですね。
台湾の皆さんに 心からお祝いを申します。

たぶん、チェコの市民の皆さんは「巨大な独裁国家・ソビエト連邦に服従させられて自由を失っていた経験があるので、巨大な独裁国家・中国に圧迫される台湾・香港の皆さんに共感できるのだ」と思います。
即ち 「同志として 応援したくなるのだ」と思います。
だから 北京と解れるだけでなく 台北と姉妹都市になろうという発想が生まれるのだと思います。

ですから 台湾はプラハ市を範として 姉妹都市を増やしてゆく 「草の根外交」を展開したらどうでしょうか。  
世界には 大きな都市でも数千あります。市町村なら数十万ではないでしょうか?さすがに そんなにたくさんの市町村には 中国も援助をちらつかせて買収する事はしきれないと思います。
仮に 中国が 台湾が勧める姉妹都市樹立を「援助をエサに」妨害してきたらどうでしょう?
今までの台湾断交作戦の国家の例では 中国は「釣った魚に エサはいらない」主義なので、台湾と断交した後(=中国につられた後)には 約束された援助(=エサ)が消えてしまうのが通例でした。
騙されたと後で気づいても 国際社会の国対国の関係では、騙された方が愚かなので 国家は泣き寝入りをするしかありませんでした。
しかし 市町村だったらどうでしょうか。
台北市が 外国のA市と姉妹都市になろうとする。
中国・北京が 妨害するため A市に援助を約束する。
A市は 北京市と姉妹都市になる。
しかし 北京はいつものように約束を守らない。
A市は 怒って姉妹都市を解消する。
台北市と A市は姉妹都市になる。
都市の姉妹都市関係は どちらか一方が嫌になれば解消できます。
そして 中国とゴタゴタを起していると プラハ市のように、欧州の民主主義諸国に対し「このように危険で信頼できないパートナーと同盟を結ぶこと」について、真剣に考えるよう呼び掛け、「脅威や脅迫を前にして、自らの価値観や誠実さを放棄しないよう皆に求める」と訴えたくなります。
つまり 中国人の支配欲・威張りんぼ振りを 草の根の世界に知らしめることができるのです。
 「急がば回れ」です。
台湾の皆さんは 国家を相手にするだけでなく、地方自治体に目標を広げて外交を展開していったほうが、台湾が民主国家である事を世界にアピールできると思います。
そして 10年20年後に、世界の民主国家の主要都市が台北市やほかの台湾の都市と姉妹都市になっていたら、その国家も台湾を見捨てることはできなくなるはずだと思います。
今の日本では 中国は嫌いな国のNO2です。(一位は北朝鮮。3位は韓国)これに対して台湾の好感度は上位です。この為に、政府は中国からどんな圧力を受けても、台湾との民間交流を止めることはできません。また、中国が台湾を武力侵攻したら、日本に不利益があっても経済制裁に動くしかありません。そのように対応しないと(=国民が嫌いな国に味方して、好きな国を見捨てると)選挙に落ちてしまうからです。
現在中国が台湾を武力侵攻しないのは そうしたら「日米の国民感情を敵に回す」からです。ですから 「世界の草の根国民感情を 敵に回す」事になれば 台湾の安全は増すと思います。
 
 

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