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米に続き 仏も対北制裁解除に反対しているのに…文政権は独自に速度戦

 韓国政府は16日、金剛山の個人観光を認める意向を表明するなど、北朝鮮制裁の迂回路探しに乗り出した。韓国政府は「独自に推進する北朝鮮関連事業を選別中だ」とした上で「(米国などに)理解を求めたい」とコメントした。
これに対して米国と日本はもちろん、フランスもこの日「北朝鮮に対する制裁は維持すべき」とする従来の考えを改めて確認した。国際社会が一致して反対する中、韓国政府だけが国際社会による制裁を避け、北朝鮮との事業を積極的に進める考えを明確にした形だ。
韓国統一部のある当局者はこの日「軍事境界線付近での協力と個別の観光などを検討している」と発言した。
韓国外交部のイ・ドフン朝鮮半島平和交渉本部長は15日(米国時間)、米ワシントンで北朝鮮への個人観光について「(米国に)一度話をしたい」「腹を割って話をし、相手側の理解を求めることが今最も必要なことだ」などと述べた。
韓国大統領はこの日、国家安全保障会議を開催し「朝米非核化交渉の実質的な進展に貢献する方向で、南北協力を推進する方策について話し合った」と説明した。
 これに対して 米国は北朝鮮に対する制裁を維持する考えを改めて強調した。
ハリー・ハリス駐韓米国大使は、外信記者団との懇談会で「韓国は北朝鮮と行ういかなる計画も米国と話し合わねばならない」と指摘した。
ビーガン副長官は中国外交部の楽玉成・筆頭副部長と電話で会談し、北朝鮮との交渉を継続する考えを改めて伝える一方「制裁の完全な履行」を中国側にも求めた。
フランス政府も同じ考えをすでに表明している。
韓国政府による独自の動きに各国がブレーキをかけた形だ。
 米国務省は「われわれは北朝鮮に対して一致した対応を取るため、緊密に調整することを約束した」とも強調した。米国との協力抜きの韓国による独自行動は許さないという意味に解釈できそうだ。
フランスも、文大統領の発言に懸念を表明した。フランスは「北朝鮮による制裁回避の行動は継続しており、非核化が進まない現在の状況では制裁の解除や緩和は妥当ではない」との考えを示した。

 日本でも南北協力構想に批判的な声が上がっている。日本の読売新聞は 文在寅政権が北朝鮮との協力に前のめりとなっている背景として「⑴4月に総選挙を控え、左派の支持層に向けて南北関係の進展をアピールしたい思惑がある」との見方を伝えた。
同紙はさらに「中国とロシアは、安保理決議が求める北朝鮮労働者の本国送還を厳格に履行していない」「韓国まで制裁緩和に動き、北朝鮮包囲網が骨抜きとなる事態は回避しなければならない」と主張した。

 これに対して北朝鮮は金剛山にある韓国側観光施設について「2月末までに完全撤去せよ」という内容の通知文を昨年末に韓国政府に送付していたことが分かった。
米アトランティック・カウンシルのロバート・マニング研究員は「金正恩氏は金剛山観光地区事業を単独で進める考えを示したが、文大統領がなぜ北朝鮮に(観光を)懇請するのか理解できない」と指摘した。【要約しての引用 終わり】
文在寅政権が 
米国に しつこく食い下がって、ウンザリされて
日・仏に 批判され、呆れられながら
「北朝鮮との協力に 前のめり」となっている理由が
「⑴4月に総選挙を控え、左派の支持層に向けて南北関係の進展をアピールしたい思惑がある」からなのかどうかは知りません。
けれど 経済制裁を受けて「食うや食わず」の北朝鮮に、韓国が援助をしたいとしても、

普通は 北朝鮮が「お願いです。助けてください」
→韓国「今 米国に『助けてやりたいから 制裁の目こぼしをしていれ』と頼んでいるから、ちょっと待て」です。

それなのに 実際の南北の反応会話は
北朝鮮「(韓国よ)2月末までに 完全撤去せよ」と命令
韓国 「北朝鮮をお助けできるように 観光に行かせて頂けるように、米国などに訴えているのですが、しばらくお待ちください」と 暗黙に反応しています。

米国研究所のマニング氏が「(この南北関係は)理解できない」と発言していますが、理解出来たら「その方が異常だ」と言うような気もします。
私には、「文在寅政権一派の皆さんの《行動原理》はさっぱりわかりません」が、「この《理解不能の行動》をしてくれていると、国際的に『韓国政府は 変だ』という印象が広まるだろう」ことは予測できます。
だから 是非とも頑張ってください。

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