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岡江さんは癌の手術をしていました。だから、「癌治療を受けている感染者の方には、細心の注意を払って治療にあたってください」それが、岡江さんの遺言なのでは…

国会で岡江久美子さんが議題に 野党「岡江さんの命救えた可能性…」加藤大臣「同世代として衝撃」重症化対策を強調  2020/04/24 15:20【 FNNプライムオンライン 】
© FNNプライムオンライン 衆院厚労委で岡江久美子さんの死が議題に
女優でタレントの岡江久美子さん(63)が新型コロナウイルスによる肺炎で亡くなったことが24日の衆議院厚生労働委員会で取り上げられた。野党議員の「救えた命である可能性がある」との指摘に対し、加藤厚労相は医療提供体制の整備などに全力で取り組む考えを示した。
衆院厚生労働委では、野党会派の無所属・小川淳也衆院議員が次のように質問した。
「きのうの岡江久美子さんの件なんですけれども、4月3日に発症されたと報道でお聞きした。6日まで自宅で様子見をすると。そして容体が急変されて入院されてそのままだったと。これは早期に例えば病院に収容して治療薬として期待をされているアビガンなどの投与あれば救えた命である可能性があるのではないかと、私は素人ながら思いますが、大臣いかがですか」
岡江さんは今月3日に発熱したあとしばらく自宅で療養していたものの、その後6日になって容体が急変して入院し、新型コロナウイルス陽性が判明したとされている。また、重症化の背景には、乳がん手術に伴う治療による免疫力の低下があった可能性も指摘されている。小川議員は、政府が当初PCR検査の件数増に積極的でなかったことに疑問を呈すると共に、早期にPCR検査や治療を受けていたら岡江さんは助かっていた可能性があるのではないかと質した。加藤勝信厚労相は次のように答弁した。
加藤厚労相
「岡江久美子さん、私ども同じ世代の方で、芸能界で活躍されていた。亡くなられたこと大変残念であり、同世代としても衝撃を持って受け止めたところであります。ただ、委員ご指摘の個別にどういう判断でどういう風にされていたかちょっと承知しておりませんし、こうであれば、こうであったらとなかなか言いがたいところがあるので、個別にコメントは差し控えさせていただきたい」
加藤大臣はこのように「同世代として衝撃をもって受け止めた」と述べる一方、岡江さんのケースについては、個別のコメントを控えた。そして次のように政府の基本姿勢を強調した。
「そうした亡くなる方を最小限にしていく、重症化を予防していく、これは大きな目標として掲げさせていただいている所ですから、引き続きその目標の実現に向けて医療提供体制含めてしっかり取り組ませて頂きたい」
また加藤厚労相は、埼玉県で自宅療養をしていた男性2人が死亡したことについて、軽症者は基本的に宿泊療養とすることを徹底すると答弁した上で、ホテルなどの宿泊施設の情報提供にも取り組む考えを示した。(フジテレビ政治部)
【引用終わり】
なんと申しますか、加藤厚労相も小川淳也衆院議員も、一番重要な事をぽろっと落としていると思います。
報道によれば、岡江さんは癌の手術をしていました。それから放射線治療を受けていたのです。だから免疫力が低下していたはずです。ですから、軽症であっても容体が急変する可能性が高いとして、少なくても入院しているべきでした。早めにアビガンを服用するという手立てもあったと思います。
英国では血液や骨髄のがんを患ったり、臓器移植を受けたりした感染すると特にリスクの高い約150万人に対し、12週間自宅を出ず、人との接触を一切断つよう呼びかけていました。
家族や友人が近くにおらず買い物ができない人には食料や薬を玄関先に届けるとし、協力してくれるボランティアを募って、リスクの高い人達が外出しないでいられるようにしています。
けれど、日本ではこのように呼びかけはありませんでした。その結果感染しても、お元気そうな外見から自宅待機組に入れられてしまったのだと思います。
つまり、自宅か入院かのトリアージの基準自体がおかしいと思います。
それなのに、記事では乳がん手術に伴う治療による免疫力の低下があった可能性も指摘されているのに、国会議員たる小川議員は「早期にPCR検査や治療を受けていたら岡江さんは助かっていた可能性があると、PCR検査の件数増に積極的でなかったことに疑問を呈する」ピント外れです。
加藤厚労相はまだましで、「埼玉県で自宅療養をしていた男性2人が死亡したことについて、軽症者は基本的に宿泊療養とすることを徹底すると答弁した上で、ホテルなどの宿泊施設の情報提供にも取り組む考えを示した」そうですが、がん患者云々とおっしゃられたとは記事にはありません。
日本の国会は一体どうなっているのでしょうか?
英国のように癌の方は感染すると危険ですと広報だけでもしていれば、岡江さんご自身が医師に申し出ておられたのではないでしょうか?それを考えると「まさしく救えた命である」と悲しくてなりません。
ですから岡江さんは「癌治療を受けている方は、本当感染しないように気を付けて、外出を控えて下さい。そしてもし万が一感染してしまったらご自身から医師に申し出て細心の注意の元で治療を受けられるようにして下さい」そう遺言をして下さったのではないかと思います。
深い悲しみの中で、国民は癌の治療を受けて免疫が呈している時には一層危険であると、あなたに教えて頂きました。
ありがとうございます。
安らかにお休みください。
(追伸)

英首相、12週間の自宅隔離要請 リスク高い150万人
3/23(月) 10:06配信  朝日新聞社

ロンドンの英首相官邸で22日、新型コロナウイルスの感染拡大の対策について記者会見したジョンソン首相=AP
 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、英国のジョンソン首相は22日、感染すると特にリスクの高い約150万人に対し、12週間自宅を出ず、人との接触を一切断つよう呼びかけた。
家族や友人が近くにおらず買い物ができない人には食料や薬を玄関先に届けるとし、協力してくれるボランティアを募るという。
対象は、血液や骨髄のがんを患ったり、臓器移植を受けたりした人たちで、無料で医療を提供する国営の国民保健サービス(NHS)から個別に連絡する。
ジョンソン氏は「他のいかなる措置より命を救う効果が高い」と協力を求めた。政府の発表によると、この助言に従うかは「個人の選択」で、余命半年以内と宣告された人たちは、従わない決定もできるとしている。
英国では22日までに5683人の感染が確認され、281人が死亡した。政府は全国民に不要不急の外出は避け、他人と2メートルの距離を保つよう呼びかけているが、晴天の週末だったこの日は、ロンドン各地の公園で、人々が密集した状態で散歩や花見を楽しんだ。

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