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韓国で 人心が揺れ始めているようです。こんな時に余分な騒動はやめましょうよ。文さん頑張れ! 韓国大統領、新型肺炎で冷静な対応促す 検疫施設巡り抗議デモ

[ソウル 30日 ロイター] - 中国の新型肺炎を巡り、韓国の文在寅大統領は30日、恐怖に屈しないよう呼び掛けた。
武漢市には約700人の韓国人が滞在しており、退避に向けて30日午前にも第1便がソウルを発つ予定だったが、聯合ニュースによると、出発が遅れている。理由は不明だが、同日中に出発する見通しという。
文大統領は演説で「新型コロナウイルスからわれわれを守るのは恐怖心や嫌悪ではなく、信頼と協力だ」と述べ、「偽ニュース」が過度な不安を生み出していると非難した。
韓国では29日、政府が武漢からの帰国者の検疫に使用する予定の施設周辺で抗議デモが起き、デモ隊がトラクターを使って施設へのアクセスを阻止した。
政府は帰国者を少なくとも2週間、同施設に隔離することを提案している。文大統領は、最初に退避させるのは症状のない人に限定し、退避後は隔離すると強調。「政府は施設の周辺住民が不安を抱かないよう緻密な措置を講じる」とし、住民の不安払しょくに努めた。【引用 終わり】
「検疫に使用予定の施設周辺で 抗議デモ」が起きたという事は、(運悪く)新型肺炎感染地区にいた自国民に対する共感力が不足して、「ウィルスを持ち込む不届き者は こっちくんな」の心境に陥っている人たちがいるという事の表れだと思います。
韓国人特有の ウリ=「自分が属する仲間内」と ナム=「自分に関係ない他人の総称」で 分類すると以下のようになります。
韓国人と中国人の場合は 韓国人はウリ 中国人はナム
この為に 聯合ニュースによれば 
【韓国政府は 中国滞在の韓国人にマスクを配布する為に14.3万枚輸送】
【上海の韓国総領事館は 政府支援のマスク3万枚を管轄地域内の韓国国民に配る】と明らかにしたそうです。

日本の普通の感覚では こういう時には 自国民にこっそり配るにしても、「中国政府に 救援物資としてマスクを届けました」と派手に宣伝した後のような気がしますが、「助けるべきは ウリ(韓国人)だけだ」が肌感覚の韓国では、「韓国人にだけ配ります」の方が 国民受けが良いのかもしれません。

だから 平然と「韓国人にだけ 配ります」とマスコミが報道するのだと思います。日本でこんな報道が流れたら「みっともない」「何やってんだ」と批判の嵐になると思います。

そしてこのウリナム分類を 同じ韓国人で武漢に滞在したかしないかに、適用すると以下になります。 
武漢にいない韓国人はウリ 武漢にいた韓国人はナム
今の所は韓国人全体的な感覚ではありませんが、少なくても抗議デモに参加した韓国人は上記の感覚です。この場合、武漢にいた韓国人は、「韓国にウィルスを持ち込む=自分を危険にする敵対者」と分類されて、ナム扱いになります。
最も まだ帰国していませんので、多くの人達は韓国人=ウリのくくりに入れているので 帰国反対運動までは起きていません。
このように 韓国人のウリナム分類は、その時その場で変わります。家族対世間の時には 「家族=ウリ 対 世間=ナム」で、家族は結束強く 親子兄弟姉妹は一心同体になったりします。それでは家族愛が強い民族かと言えば、遺産争いなどになると「自分=ウリ 対 兄弟姉妹=ナム」になるので、兄弟姉妹で骨肉の争いを繰り広げることになります。

結局のところ 「最終的には 自分だけがウリ」なのですが、その自分を守る為に仲間を求める訳です。

「朝鮮日報」の「病院もホテルもタクシーも「中国人お断り」…「武漢肺炎」発「NOチャイナ」拡散憂慮」の記事の中に

【全北大社会学科のソル教授は「結局、(新型肺炎による恐怖の中で、政府を信頼できない)こうした現象が続く場合、自分自身を除く全ての人を疑う『不信社会』になっていく懸念が大きい」と話した】とあるのですが、私は元々「最終的には 自分だけがウリ」なので、自然に「自分自身を除く全ての人を疑う『不信社会』がすでに出来上がっている」と思います。

だから 今すでに 韓国では「中国=有害ナム」の排除が始まっているのであります。中国人は しつこく恨みを覚えているのに 後々の事を考えればやめておいた方がよいのですが、韓国の人達には 抑えが効かないようです。

この為に 文大統領も国民に冷静を呼びかけたのでありましょうが…。恐らく 韓国の国民感情を抑えることは、彼にはできないでしょう。

「一寸先は 闇」と申しますが ホント世の中は解らない者です。まさか私、自分が「文大統領も大変だな。お気の毒様」と同情する時が来るとは、思ってもみませんでした

追伸 「朝鮮日報」の記事 2編を抜粋引用させて頂きます。

●病院もホテルもタクシーも「中国人お断り」…「武漢肺炎」発「NOチャイナ」拡散憂慮
中国発の「武漢肺炎」に対する不安感が国内でも急速に広がり、各地で反中・嫌中の動きが拡大している。
美容整形外科は予約取り消し・タクシーは乗車拒否…中国人観光客「患者扱い…不快」
 28日午前、ソウルにある美容整形外科。中国人客2人が来院すると、職員はまず2人の体温を測り「韓国に入国して何日たったか」と尋ねた。「5日だ」と答えると、職員は「体温は正常だが(武漢肺炎の)潜伏期間の可能性があるため、病院の利用は難しい」と2人を帰らせた。
病院の関係者は「全体の10%が中国人客だが、国内顧客の予約キャンセルの問い合わせが相次いでいるため、やむを得ず中国人客を受け入れないことにした」と話した。
 ソウル市江南区ノンヒョン洞のあるホテルでは「宿泊不可」と言われた中国人観光客たちがスーツケースを持って出てきて、付近のファストフード店に向かった。このホテルは24日までに42件の中国人観光客からの予約分について全額払い戻し措置を取り、当面は中国人に限り宿泊禁止とすることを決めた。ホテルの関係者は「中国人ではない他の国籍の宿泊客の不安を考慮し、中国人の予約を一時的に停止した」と説明した。
 この日、新沙洞でタクシーを探していた中国人観光客3人は、3度の乗車拒否に遭った。相次いで乗車を拒否された中国人観光客女性Aさん(23)は「武漢から来たわけでもないのに手当たり次第拒否するとはどういうことか」「(武漢肺炎)患者でもないのに患者扱いされているようで不快だ」と話した。タクシーを捕まえられなかった中国人たちは、地下鉄3号線の新沙駅へと向かった。
あるタクシー運転手は「午前中も、明洞まで行ってほしいという中国人3人を乗せたが、丁重に『降りてください』と告げた」として「万が一この車に乗ったお客さんたちに病気がうつったらと心配になった。申し訳ないので中国人の多い明洞、江南駅、弘大などには今日はなるべく行かないようにする」と話した。
 ■ネットで高まる「NOチャイナ」…「武漢肺炎は中国の生物化学兵器」などの噂に不安感増大
 インターネットの世界では「NOチャイナ」というポスターがシェアされ、露骨な反中感情が表出している。このポスターには「ボイコット・チャイナ」「コロナウイルス」「死ぬのは嫌です 受け入れるのは嫌です」などの文言が書かれている。中国人の国内への入国禁止措置を求めているわけだ。
 その上、国内で確認された3、4人目の感染者がソウル・江南など首都圏一帯を歩き回っていた事実が分かり、政府の防疫管理に対する不信と不安感がインターネットのコミュニティーを通じて爆発している。
 青瓦台(韓国大統領府)ホームページの国民請願掲示板には「中国人の入国禁止要請」に関する書き込みが相次いで寄せられ、子育て中の女性などが集まるネットのコミュニティーでは、関連する請願をシェアする運動が広がっている。
 具体的な対応策が出てこない中、フェイクニュースや悪質な噂が次々に生成され、広まっている。この日午前、ユーチューブには「武漢肺炎は中国共産党の生物化学兵器」「中国の生物化学兵器研究施設からコロナウイルスが流出した」という内容の映像が投稿され、1万2000回以上の再生回数を記録した。ツイッターでは「感染者が1回咳をすれば周囲の14人が同時に感染する」など、事実と確認されていない内容がリアルタイムで共有されていた。
■「政府に対する不信が外国人嫌悪につながる」
 専門家らは「政府の防疫に対する不信から生まれた恐怖と不安が、中国人を対象とした『ゼノフォビア(外国人嫌悪)』の形で表れている」と指摘する。政府が疾病管理に対する信頼を与えられないことから、やみくもに攻撃対象を探してしまうわけだ。
 啓明大社会学科のイム教授は「やみくもに攻撃対象を探すゼノフォビアよりも、自分自身の衛生に気を付けるのが疾病管理ではより科学的かつ合理的な行動」だ。
全北大社会学科のソル教授は「結局、こうした現象が続く場合、自分自身を除く全ての人を疑う『不信社会』になっていく懸念が大きい」と話した。
 梨大木洞病院応急医学科のナム臨床助教授は自身のフェイスブックで「中国人の入国禁止は最後の手段にすぎず、密入国時のルートを把握することができないため伝染病が広がる場合はより複雑になる」として「ゼノフォビアは問題解決に何の役にも立たず、『マスク着用』『手洗い』などが最も効率的かつ良い方法」と説明した。
●「中国に消えろ」…韓国人と中国人がソウルのど真ん中で乱闘
ソウル市麻浦区の弘大入口駅近くで、言い争いの末に乱闘を繰り広げた韓国人と中国人らが警察に立件された。
 ソウル麻浦警察署は29日午前1時半ごろ「中国人が韓国人を殴って首を絞めている」という通報を受けて出動し、中国人のA容疑者を現行犯で逮捕して取り調べていると明らかにした。
 警察によると、現場には当時、韓国人3人と中国人4人がいた。両グループは道を歩いているときに肩がぶつかり、言い争いになって殴り合いに発展したという。
 中国人グループは警察の取り調べに対し「韓国人たちから『中国に消えろ』などと言われた」と供述していることが分かった。
 ただし双方は警察の取り調べで互いに合意し、処罰不願書(処罰を求めないことを表明する文書)を提出した。警察は「公訴権なし」の意見を付して送検する方針。

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