今日は　4月1日エイプリルフールですが、北朝鮮では毎日がエイプリルフールのようです。 ●「北朝鮮、コロナ患者の家の扉にくぎを打って5人皆殺し」

(写真：朝鮮日報日本語版)
　北朝鮮の咸鏡北道清津市で3月初め、新型コロナウイルスに感染した一家5人が皆殺しにされるという事件が起きていたことが31日、分かった。
北朝鮮の内部事情に精通する対北消息筋は「この家族に新型コロナウイルス感染症が疑われる症状が出たため、家の中に隔離された」として「隔離された状況で治療も受けられず、家族全員、家の中で亡くなった」と伝えた。死亡した5人は製鉄所を退職した老夫婦と、その娘夫妻と子どもだったことが分かった。
　北朝鮮は、新型コロナウイルス感染症が疑われる症状が出た場合、自宅に隔離し、隔離者の家のドアにくぎを打ち付けて外に出られないよう封鎖していることが分かった。今回、新型コロナウイルスで死亡した清津の家族も家の中に閉じ込められたまま、治療を受けられなかったという。
対北消息筋は「北朝鮮ではコロナで死んでも、コロナという言葉を口にできないよう統制される」として「北朝鮮はコロナ清浄国のイメージを維持するために、コロナの状況を隠ぺいしている」と伝えた。
北朝鮮当局は現在でも新型コロナウイルスの確定患者や死者が1人も発生していないと主張している。しかし実際の状況はこれとは異なるようで、その状況が続々と明らかになっている。
日本の読売新聞は29日、中朝国境付近に配置された北朝鮮軍の部隊で2月末以降、新型コロナウイルスの感染が疑われる死者が100人以上発生していると報じた。同紙は「（コロナが）当初は中朝国境付近で始まり、今では全国に広がっている」として「軍の訓練が中止になったケースも出ている」と伝えた。
北朝鮮国営の朝鮮中央通信は27日、外国出身者とその接触者、風邪の症状がみられる人など「医学的監視対象者」が平安南道・北道や両江道羅先市など全国に2280人いると報じた。これに先立ちロバート・エイブラムス在韓米軍司令官も今月13日「北朝鮮も隣国の中国で始まった武漢コロナウイルス感染症を避けられなかったと確信している」と言及した。
対北消息筋は「中国人が大勢行き来する平壌や平安南道・北道、咸鏡北道の清津と羅先で新型コロナウイルス感染症の患者が集中的に発生している」として「北朝鮮当局が取る措置は、隔離および地域間の移動統制が全て」と話した。
新型コロナウイルスの防疫局面で、公務や商売で他地域に移動するためには、通行証と共に衛生防疫証を所持していなければならないという。消息筋は「衛生防疫証の場合、賄賂を渡しても手に入れるのは困難」だとして「北朝鮮の住民だけでなく、隔離が解除された外国人たちも出国を禁止されて移動が制限され、非常に歯がゆい思いをしている」と伝えた。
事情に精通した対北消息筋は「北朝鮮は、新型コロナウイルスが空気感染するため感染が拡大すれば全滅する恐れがあるという危機意識を持っており、強い対応を取っている」と話した。
北朝鮮の朝鮮労働党の機関紙・労働新聞は31日、リ・ギョンチョル金日成総合大学副教授の寄稿文を通じ、新型コロナウイルスの非常防疫体系に絶対服従することを強調した。北朝鮮では診断キットなど十分な医療設備がなく、地方の場合はまともなコロナウイルス検査など考えられないという。
対北消息筋は「平壌を中心に、新型コロナウイルス感染が疑われる患者たちに中国とロシアから支援された診断キットを使ったところ続々と陽性反応が出た」として「北朝鮮が国際社会に新型コロナウイルスの防疫物資の支援を要請したのも、こうした理由からだ」と話した。
これに先立ち今月28日、国際医療支援団体「国境なき医師団」が支援した新型コロナウイルス対応の防疫関連物資が中国・丹東を経て北朝鮮に到着した。これは米政府系放送局ボイス・オブ・アメリカ（VOA）が31日に報じた。国策研究所の関係者は「北朝鮮当局は新型コロナウイルス感染症の患者や死者がいないと主張しているが、北朝鮮内部でコロナ感染による被害が拡大しているとみられる」と話した。
【引用おわり】
今日は　エイブリールフール・嘘をついても良いとされる日です。この英振り―ルフールの嘘は　人々を笑わせる為・人の心を和ませるために使われます。だから、普通の人を騙す為だけの嘘とは、別物と受け止められています。
普通、嘘というのは「嘘をつくことで相手を騙して、何らかの利益を得る為に使うモノです」と、私は思っていました。
しかし、この嘘の定義は朝鮮半島の嘘の定義には当てはまりませんでした。
記事の北朝鮮のコロナ対応の中にも、「朝鮮半島の嘘の定義」が普通の嘘の定義と違う所が沢山あります。
その一。普通の嘘は「相手を騙せるか否か」で嘘の効果の有無が図れるが、北朝鮮は誰にでもわかる見え見えの嘘をつく。つまり、相手を騙せない　効果の薄い嘘をつく。
記事内の例。
新型コロナウイルスの防疫物資の支援を要請」しているのですから、「新型コロナウイルスの確定患者や死者が1人も発生していない」と主張しても、信じる人はいないだろうと、北朝鮮人でも見当がつくと思います。だから「ばれているのが解っていながら嘘をついている」と考えられます。
こうした場合他国では、嘘つき人物は信用を落としてしまい誰もその人の指示命令を効かなくなってしまいますが、北朝鮮では信用(又は権威)を落とすことにはならないらしくて、当局が見え見えの嘘をつき続けても、人々が服従している。
その二　普通の嘘は「相手を騙して利益を得るためにつきますが、相手を騙せない嘘をつくことで、北朝鮮は却って利益をなくしている。つまり　効果がないだけではなく、自国にとって有害な嘘をつく。
記事内の例。
「これだけ被害がでています。助けて下さい」の方が人道援助の名のもとにより沢山援助物資が貰えます。それなのに、「患者がいない」と言ってしまっては、援助の貰いが少なくなってしまいます。「いやいや、無用だと思いますが、どうぞ受け取ってください」と、頭を下げて差し出す国なんてありませんから…。
このように「嘘をつくことで相手の軽蔑を集めて、貰える援助を自ら捨てている」のが、北朝鮮の嘘であります。
本当に　訳の分からない人達です。
一体何のために　嘘をつくのでしようか？
現実的な効果がなくて　却って有害なのに…。
とこのように論理を展開させてゆくと「実利が無くても、人間が何かをする」のは、どんな時かに行き当たります。これは、「ただやりたい時」「それをするのが嬉しい時」になります。一般的には趣味の世界で、自分の喜びの為にするときです。
とすると、北朝鮮は「嘘がつきたいから　嘘をついている」「嘘をつくのが楽しいから、損をすると解っていても、嘘をつくのがやめられない」という事になります。
ちょっと信じられませんが、論理的にはそうなります。
近頃　やたらとミサイルを撃ちまくってるのも、その類でしようか？日本も米国も、コロナ騒ぎでそれどころではないので「勝手に発射してろ」と言わんばかりの対応しかしてくれないのに、それでも無駄にミサイルを撃っているのは、楽しいからやめられないからなのでしょうか？
まぁ、こちらは　出来ることがないから、暇に飽かせて、唯一できる事をやっていると考えることもできます。餓死者が出始めても、平壌市民に配る食料もないので食糧配給もできない。コロナ患者が出ても　薬もないから　何もできない。何もできないから　唯一できる事＝ミサイル発射をして、国民を脅しているのかもしれません。
しかし、ミサイルを発射すると「やった、これで米国も日本も北朝鮮の人民も、恐れおののいて自分を倒そうとはしないに違いない」と、その時は安心して喜べる。でも一週間もすると不安になる。だから、またミサイルを発射して、安心して喜びたくなる。だから　北朝鮮は度々ミサイルを発射しているのではないかと、私は推測しています。
今日はエイブリールフールなので、何の根拠もない私の妄想も許されるような気がしてブログに書いてみました。