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中国への渡航禁止になった時 日本にできる事 ━ 中国と世界との窓口空港を提供すべきであります。 米、中国への渡航禁止を勧告

米カリフォルニア州ロサンゼルス空港で、アジア発の航空機で到着したマスク姿の人々(2020年1月29日撮影)s
【AFP=時事】米国務省は30日夜、中国への渡航警戒レベルを最高のレベル4に引き上げ、米国民に中国に「渡航しない」よう勧告した。
 世界保健機関(WHO)が新型コロナウイルスについて「国際的な公衆衛生上の緊急事態」を宣言したことを受け、これまでの「渡航の再検討」の勧告から渡航情報を見直した。
国務省は、中国に滞在する全ての米国人に対し、直ちに「商用ルートでの脱出を検討する」よう呼び掛けている。
【引用 終わり】
この他 世界の航空会社の中には 中国便の飛行を取りやめる会社も出てきています。
武漢住民1400万人の内 900万人が中国全土に散り散りに逃げたらしい事を考慮すれば、自国民を一刻も早く帰国させたいと考えるのは ある意味当然です。中国にいる時間が短ければ短いほど、感染する確率は低くなりますから…。
いずれにしても、今回の世界保健機関(WHO)の緊急会合では「緊急事態宣言」を宣言するだけで「中国への渡航制限勧告」は(中国の抵抗によって)見送られましたが、米国が動いたように、遅かれ早かれ「中国への渡航制限」が出る流れになると思います。
さて その時 日本はどうすればいいでしようか?
「世界各国と同じように 中国との行き来を止める」事もできます。しかし、そうすると 大混乱がさらに増してゆくような気がします。
なぜならば 各国政府が自国民への帰国を呼びかけたとしても、民間航空便が動いている時に素早く帰国できる人ばかりではありません。
特に、現在の中国には数百万人の外国人が居住しているはずです。中国全体の百分の一の人口の武漢からの帰国でこの騒ぎですので、取り残されるはずの人数は数十万数百万に達するものと想像できます。
とすると 世界保健機関(WHO)が中国への渡航制限を勧告するまでには、中国と世界が制限の中でどうつながっていくかを考えておかなければなりません。
そして その時には 中国の隣国である「日本が 中国と世界の窓口を提供する」事が 世界全体にとって 最も合理的な形になると思います。
その方法を一転 提案します。
中国と世界の窓口空港を一つ作って 中国と窓口空港を航空機が往復する体制をつくる。この窓口空港は関西国際空港が最適です。
なぜ関西国際空港かと言えば、海の上に浮かんでいる空港だからです。その上 この際には伊丹空港・神戸空港で国際路線を運用していれば、窓口空港=関西国際と近くて 国際乗り継ぎに便利です。勿論 きちんと隔離できれば 窓口空港は他の空港でも構いませんが とにかく1つの空港を窓口空港として提供するのは 日本の責務であると考えます。
さらに 窓口空港所在地の市長や知事が反対すると うまく運びませんが 幸い現在の大阪は府知事も市長も 公徳心のある肝の据わった方なので 受け入れてくれると思います。世界の為に
こうして窓口空港を設置後は 世界から中国への渡航を希望する人は、伊丹・神戸空港を使って来日して 関西国際空港から中国へ飛ぶ。
そして 中国から関西国際空港へ来た方は、ウィルス検査と一定期間の経過観察の後に異常がなければ関西国際空港から出て、伊丹・神戸から世界へ飛ぶ。

注)本当は オーストラリアのクリスマス島とか、硫黄島とかの離れ小島の方がいいのですが、それだと人権侵害とかになりそうですし、世界とつなげるということが難しくなってしまいます。

このような 何らかのシステムを作らないで やみくもに各航空会社が中国への飛行を止める。世界各国が中国からの飛行機の着陸を拒否するという流れに任せおくと、半年後には 世界の人心も物流も壊滅的な打撃を生めるようになると思います。
なぜなら このまま中国国内に蔓延するようになれば 貨物船の船員たちの中にも 発症する人達が出てきます。中国の事だから 船の中の病人の発生は極力隠すことでしようが、隠しきれるものではありません。
いずれにしても この新型肺炎は 世界への拡散を防ぐことはもはや不可能に近いようです。出来るだけ中国国内に閉じ込めて拡散速度を遅くする。どうじに、ワクチン・治療薬の開発を急ぐ。これが 現状で選択できる 最善の道であると思います。
そして 拡散速度を遅くするために 私は 日本が窓口空港を提供する事を提案します。

最後に 窓口空港のもう一つの必要性を付記します。もし窓口空港があれば 中国にいる人々は脱出できるという安心を持つことができるので 違法な脱出を試みる人がへります。窓口空港がなくて適法な脱出方法がなければ、おそらく 誰もが密航しようとするでしょう。そうなってしまったら、中国から陸路でラオスを抜けて対ベトナムへ または密航船で台湾・沖縄・韓国へ 何の検査も受けない人達がなだれ込むことになります。
私は このような事になれば 制御できない大感染が引き起こされると思います。人々が違法な脱出を試みないでいられるようにも、窓口空港は必要なのです。
 追伸として 韓国の報道記者の武漢脱出記と 米独二重国籍留学生の事例を付記します。人間は 閉じ込められ命が危ないと思えば 何としても脱出しようとします。

追伸
1 地図にもない抜け道通りタクシーで武漢脱出…後ろから車が数十台ついてきた パク特派員の武漢脱出記
 「申し訳ありません。ご予約の1月25日の武漢-北京便が公共安全上の原因により取り消しとなりました。キャンセルや期間の変更をご希望の場合は…」
 23日午後5時、中国南方航空が送ってきたテキストメッセージを受け取って実感した。この都市に閉じ込められたことを。
 新型コロナウイルスが突然拡散しているという知らせを聞いて武漢に到着したのは22日の朝だった。25日には武漢を出発する予定だった。ところが、武漢市防疫指揮本部は23日未明、「午前10時から公共交通機関を停止し、飛行機・電車を利用して武漢を離れることができなくなる」と電撃的に発表した。
 それでも当初はそれほど心配していなかった。この日、駅やバスターミナル前に出て取材している間も、「駄目なら車で行こう」と思っていた。記者が行った武漢市の中心地区・江漢区のあるスーパーマーケットでは野菜コーナーに所々空いたスペースがあったが、買い占めと言うべきほどの混乱状況はなかった。だが、時間が経つにつれて不安が膨らんできた。ホテル側が宿泊延長を拒否したため、泊まる所も問題だった。滞在期間中でも、ホテルの入り口で体温を測り、37.5℃を超えたら部屋から出ていかなければならないと言われた。
 昼過ぎになると、中国国営テレビ局の中国中央テレビ(CCTV)が「武漢市交通当局は同市にある主な高速道路の出入口を閉鎖している」と報道した。武漢総領事館側は「一般道路は通行が可能だが、いつ閉鎖されるか分からない」と言い、ホテルのスタッフは「既に一般道路も閉鎖されている」と言った。漢口駅の近くで会った警察官は「時間が経つほど出るのが難しくなるだろう」と語った。
地図にもない抜け道通りタクシーで武漢脱出…後ろから車が数十台ついてきた
 日が落ちてくると、春節(中国の旧正月)期間中、一日13万人が利用する漢口駅周辺も人影が消えた。手遅れになる前にでていかなければという気持ちからタクシーを呼んだ。約30分待った末、やっと1台来た。
 「宜昌に行ってください」。武漢から西に300キロメートル離れた宜昌市まで行ってほしいという言葉に、マスクをした運転手のリンさんは戸惑った様子を見せ、「出られるかどうか分からない」と言った。携帯電話の地図アプリをつけると、武漢周辺道路には「通行禁止」の表示が20件近く出た。
 閉鎖された高速道路を避けて西に走った。車2台が通るのがやっとの道もヘッドライトをつけた乗用車やトラック数十台が行列していた。記者のように封鎖令をかいくぐって武漢から出ようとしている行列だった。
 闇を突き抜けて1時間ほど走ったころ、前の車が一斉に止まった。約50メートル先の検問所では、警察官と防疫服を着た人々が車に停止するように言っていた。武漢が故郷の運転手リンさんは携帯電話のメッセージ・アプリで運転手仲間たちに助けを求めた。工事中の道路を含めて未舗装道路を走ったが、3回も行き止まりになっていて車を引き返した。地図にない高架の下の道路に入ったことで、記者が乗った車は検問所を迂回(うかい)して通り抜けることに成功した。記者が乗ったタクシーと一緒に車数十台が武漢から脱出した。
 リンさんは宜昌まで約300キロメートルを走ったが、給油を除いて一度も車を止めず、「道路状況がどうなるか分からないから、できるだけ早く戻らなければならない」と言った。武漢市は24日に同市内のタクシー運行を制限し、26日からは許可を受けた車以外、すべての車の市内中心部における運行を禁止した。
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
2 武漢は「この世の終末」、足止め米大学生の孤独な脱出行
[29日 ロイター] - 米国生まれの大学生、ニコラス・シュナイダーさん(21)は1週間ほど前から、新型コロナウイルスの感染拡大で隔離措置が取られた中国湖北省武漢市から脱出する方法を模索し続け、そのたびに失敗してきた。
人口約1100万人の武漢市。普段はせわしなく人々が行き交う街頭を、今は不気味な静けさが覆う。シュナイダーさんは武漢大学で、応用数学の一種である測地学を学ぶ学生だ。専門家がコロナウイルスの感染源だと考えている海鮮市場から、約16キロメートルの地点に大学はある。
「ゴーストタウンのようだ。人も自動車もほとんど見ない。不気味。まるで、この世の終末のような気がする」。シュナイダーさんは29日、ロイターの電話インタビューにこう答えた。
中国当局は23日、感染拡大を食い止めるため、武漢に出入りする交通網をほとんど遮断した。米国とドイツの二重国籍を持つシュナイダーさんは23日朝、市を出る列車に飛び乗ろうと思ったが、両親に止められたという。
「ウイルスが広がっている時に駅のような場所に行くものじゃないと。だからとどまることにしたけど、その時初めて恐怖を感じた。どうしていいか分からなかったから」
シュナイダーさんは、米独の当局者らに脱出の方法を照会。米大使館は1100ドル(約12万円)のチャーター機の座席を用意してくれた。しかし大使館の担当者からは、シュナイダーさんの住所から48キロも離れた空港まで自力で移動するしかないと告げられた。ほとんどの交通が停止していて、行く手段がないと言うと、座席は他の人に譲ると言われたという。
「耳を疑った。困っている国民に対する態度じゃない。勝手にしろと言われているようだった」チャーター機は210人の米国人を乗せて飛び立ち、29日に米カリフォルニア州に到着したもようだ。
米国務省幹部は29日に電子メールで「新型コロナウイルスによるリスクが高く、弱い立場にある人々を優先した。小さな子どもや高齢者、他の健康問題を抱える人々など、リスクの高い人々だ」と回答した。
大半の年月をドイツで暮らしてきたシュナイダーさんは、次にドイツ大使館員に連絡を取った。すると、足止めされている他の学生数名と一緒に空港に送迎するバスと、2月1日にドイツに出発する航空便の座席を約束してくれたという。
ロイターは、ドイツ政府代表にコメントを求めようとしたが、今のところ連絡が取れていない。
航空便が出発するまで、シュナイダーさんは自室に引きこもり、近所に水と食料の買い出しに出掛ける以外は外出を控えるつもりだ。出発時にはプロバスケットボールのチーム、マイアミ・ヒート(熱)のロゴが入った黒いキャップをかぶり、手袋を着け、厚い布のマスクで鼻と口を覆うつもりだ。

2月1日にはぜひとも脱出したい。「縁起の悪い服装で自分の首を絞めなきゃいいんだけどね」

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