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韓国「嘘も100回言えば真実になる」というやつ-マスコミ諸氏が自分の好きな重箱の隅の事実を、あたかも全体・多数・普通の事実のように報道しても、実際の現実は動きません。却って社会が混乱するばかりになります。


【引用①開始】
●韓国旅行に対する「好感度」、日本が「圧倒的1位」=米中泰も「強く推薦」 (1/19(水) 9:41配信WoW! Korea)
 
肯定評価から否定評価を引いた「純推薦指数」で、韓国旅行に対する好感度が日本や中国で高いことがわかった。  
韓国観光公社は、新型コロナパンデミックの2年間を含めた直近3年(2018.1.31~2021.10.31)、主要17か国のSNS(Facebook、Instagram、Twitterなど)に出現した「韓国旅行」に対する認識を分析した結果、韓国旅行の推薦肯定比率(30.4%)から否定比率(14.5%)を抜いた「純推薦指数(SNPS, Social Net Promoter Score))」が15.9と分かり、日本旅行(9.7)、中国旅行(-7.8)に比べて圧倒的に高かったと19日、明らかにした。  
この調査分析は、新型コロナウイルス終息後、海外旅行の早期回復の可能性を打診するためだった。  
調査対象17か国のSNSやオンラインメディアに出現した韓国旅行「バズ量」は計527万8520件で、ポスト(投稿)について生成された共感、コメント、共有(シェア)回数の合計であるエンゲージメント(Engagement)は計8687万719件、韓国旅行キーワードが言及された投稿のフォロワー数基準で潜在力露出量(Potential Impressions)は407億件と推定された。  
国別では、日本・タイ・米国の3か国が韓国旅行に対する総バズ量の74%を占め、その後を中国、インドネシア、フィリピン、英国、インド、トルコ、フランスが続いた。  
日本人の韓国旅行「希望意思」は、2位タイの2倍を超える「圧倒的1位」だった。
【引用⓶終わり】
私は「純推薦指数(SNPS, Social Net Promoter Score))」というのを始めて聞いてその内容・意味がわかりませんので、正直言って「どんな調査をして、その調査結果によって何が明らかになったのか?」は解りません。
しかし、「この記事が何を言いたいのか?」は解ります。
それは【日本人の)韓国旅行に対する「好感度」、日本が「圧倒的1位」=米中泰も「強く推薦」】=「日本人は、韓国旅行が大好き」です。
しかし、私の目に映る現実の日本人は「多数派日本人は韓国、及び、韓国旅行が大好き」という状況ではありません。
「2021年5月 日韓共同世論調査 質問と回答-読売新聞(2021/06/09 05:00 )」を、抜粋で引用します。
【引用⓶開始】
質問と回答(数字は%)
数字の左側が日本、右側が韓国の結果。
◆あなたは、現在の日本と韓国の関係は、良いと思いますか、悪いと思いますか。
                 日  韓
・非常に良い           1  1
・どちらかといえば良い     14  5
・どちらかといえば悪い     52 56
・非常に悪い          29 33
・答えない            5  4
◆あなたは、韓国(日本)を、信頼できると思いますか、信頼できないと思いますか。
次の4つの中から、1つ選んで下さい。
・大いに信頼できる        1  2
・多少は信頼できる       27 17
・あまり信頼できない      44 46
・全く信頼できない       25 34
・答えない            3  2
◆あなたは、韓国(日本)に、親しみを感じますか、感じませんか。
・感じる            38 20
・感じない           57 76
・答えない            5  4
◆今後の日本と韓国の関係は、今より良くなると思いますか、悪くなると思いますか、それとも、変わらないと思いますか。
・良くなる           14 29
・悪くなる            7 10
・変わらない          73 58
・答えない            5  4
【引用⓶終わり】
 この世論調査によれば、韓国に親しみを感じない日本人は57%(過半数)で、信頼できかねるという人が44+25=69%(三分の二以上)で、日韓関係については悪いが52+29=71%(三分の二以上)で、日韓の関係改善の見込みについては、悪くなる=7%・変わらない=73%ですので、80%の人が関係改善の見込みはなく、悪い状態が続くと予想しています。
この世論調査の結果は、おおよそ日本に生きる私が、周囲の人達の心情にふれた結果と同じです。つまり、私の目に映る現実の日本人は「多数派日本人は韓国、及び、韓国旅行が大好き」という状況ではありません。
にもかかわらず、この記事がかかれた。
確かに、日本にも、韓国に親しみを感じる人が38%いて、現状の日韓関係を良いと感じる人も1+14=15%いるからです。つまり、確かに一部の日本人は、韓国ドラマが好きだったりkpopが好きな人がいることで、実際にその数字が出来たのでありましょう。
【「韓国旅行」に対する(日本人の)…「純推薦指数」が15.9と分かり、日本旅行(9.7)、中国旅行(-7.8)に比べて圧倒的に高かった】
 現在の日韓関係でわざわざ韓国旅行に行く理由は、在日韓国人とか、韓国ドラマ・kpopのファン、近くて安いから、のどれかでありましよう。韓国は、仁川空港で乗り換える日本人も入国者数にいれていますから、韓国を訪れる日本人は物凄い数のように観えますが、Record Chinaは2014年9月24日(水) 3時18分に「韓国の繁華街から日本人が消えた!韓国ネット「嫌韓ブームのせい」「時代は変わった」…「(2014年9月)22日、ソウル・明洞はまさに「中国人観光客のショッピング天国」となり、2〜3年前まで多く見られた日本人観光客はその姿を見つけるのも難しくなった」と伝えています。
 これが現実の姿です。
 それなのに記事では、今に至っても韓国旅行に行く少数派の日本人が、韓国旅行は「良い」と思う人の方が多いとう調査結果を書いているのです。
 そして(多分)日本政府が表向き韓国に対抗する姿勢でいても、日本人は「実は韓国が好きだから、韓国旅行の『純推薦指数』が日本旅行中国旅行に比べて圧倒的に高かったのだ」と結論づけているのです。
 早い話が、「明洞から日本人観光客が消えた」という《現実》の姿を無視して、偶々韓国に都合のよい数字が出たから、日本人は「実は韓国が好きにちがいない」という《空想》を世間にふりまいて、人々に信じさせようとしているのだと私は感じます。つまり、いわゆる印象操作・「嘘も100回言えば真実になる」というやつです。
 けれど、いくら印象操作をして韓国人に「実は日本人は韓国が好きなのだ」と思い込ませても、現実の日本人が「韓国が好きだから、理不尽な要求も叶えてあげよう」と思わなければ、現実に韓国の要求が通る事はありません。
 韓国の方で「この要求を出しても大丈夫だ」と勘違いして、日本側の受けられない要求をするので、却って状況は悪化するばかりです。
 この意味で、マスコミ諸氏が自分の好きな重箱の隅の事実を、あたかも全体・多数・普通の事実のように報道しても、実際の現実は動かず、却って社会が混乱するばかりになります。
ニュース・報告の場合は、悪いニュースほど早く知るのが肝要です。早く知れば、それだけ早く対処できるからです。一方良いニュースを知るのは、遅くても構いません。大抵の場合良いニュースは喜んで聞いていればよいだけで、対処する必要はすくないからです。
確かに、人々が知りたい喜べるニュースは、知りたいという人も多いのでマスコミに利益をもたらという側面もあるでしょう。しかし私は、マスコミ諸氏には社会をミスリードしない倫理観を持っていただきたいと、願っています。

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