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どうも欧米の現在の《善悪基準》では、黒人の人達が「怒りを感じる言葉はNG」らしい。つまり「黒人のアジアン差別は良い。アジアンの黒人差別は悪です」「ノルウェーの捕鯨は良い。日本の捕鯨は野蛮」と同じで、いつも通りの片手落ちなので、気を付けた方がよさそうです。【引用開始】●ドイツ五輪代表が試合放棄、人種差別被害で選手がピッチ去る



東京五輪サッカーU-24ドイツ代表のヨルダン・トルナライア(2020年9月25日撮影)。
東京五輪に出場するサッカーU-24ドイツ代表は17日、ホンジュラスとの親善試合中にヨルダン・トルナライアが人種差別行為を受けたとして、85分で試合を放棄した。  ドイツは、和歌山でホンジュラスと対戦した。   
ドイツサッカー連盟(DFB)はツイッターに、「試合は5分早く、1-1で終わった。ヨルダン・トルナライアが人種差別行為を受けたため選手はピッチを去った」と投稿した。  
クンツ監督は連盟のツイッターで、「われわれの選手の1人が人種差別を受けたとき、プレー続行の選択肢はない」と23歳の同選手を擁護した。   
一方、ホンジュラスサッカー連盟は、「ピッチ上での誤解」が今回の事態に至った原因であったとツイッターで弁明した。  
トルナライアは、2020年2月に行われたドイツカップの試合で、シャルケ04のファンからモンキーチャント(猿の鳴きまね)を浴びせられた。  
ナイジェリアにルーツを持つトルナライアは、これに怒って試合中にドリンクボトルが入ったケースをピッチに叩きつけ、2度目の警告を受けて退場処分を受けている。
●デンマーク代表はUEFAに「脅された」? 試合再開の決断“強要”を選手らが批判 6/14(月) 22:02配信【フットボールチャンネル編集部 抜粋】



【写真:Getty Images】
MFクリスティアン・エリクセンがピッチ上で倒れたあと試合を再開する決断を強いられたとして、デンマーク代表の選手などから欧州サッカー連盟の対応を批判する声が上がっている。 
エリクセンは現地時間12日に行われたユーロ2020(欧州選手権)初戦のフィンランド代表戦で試合中に突然倒れ、ピッチ上で心臓マッサージを受ける非常事態となった。
エリクセンが担架で運び出されたあと試合は一時中断となったが、その後再開され、フィンランド代表が1-0で勝利を収める結果に終わった。  
両チームに対してはそのまま試合を再開するか、翌13日の正午から再開するかの選択肢が提示された。欧州サッカー連盟は「両チームの選手たちの要請により」試合の再開が合意されたと説明していた。
GKキャスパー・シュマイケルは決断を迫られたことを振り返った。「僕らは置かれるべきではない状況に置かれたと思う。…もっと上の誰かが今は決断をする時ではないと言って、翌日まで待つべきだったかもしれない。…少しでも悪くない方を選んだが、プレーできる状況じゃない選手も多かった」
「3つ目の選択肢があっても良かった」とFWマルティン・ブライトバイテは語っている。  
キャスパーの父親・レジェンドGKピーター・シュマイケル氏によれば、「3つ目の選択肢」は存在していたという。だがそれは、試合を放棄して0-3の敗戦扱いになるという選択肢だった。事実上、デンマーク代表は欧州サッカー連盟に試合を再開するよう「脅されていた」状況だったとも表現されている。
【引用終わり】
私は「デンマーク代表は欧州サッカー連盟に試合を再開するよう『脅されていた』状況だった」のかどうかについて、何かいうつもりはありません。
たぶんですが、ルールによって、3つの選択肢が提示されて、両チームの選手たちが、そのまま続行を選んだのだと思います。
なぜ「ルールによって」と思うのかと言えば、試合を放棄すれば、(0-1でもなく、0-2でもなく、0-4でもなく) 0-3の敗戦扱いになると提示されたのならば、試合を放棄は3点のビハインドと決まっていたのだろうと、サッカーのルールに疎い・私は推測するからです。
つまり、ルール通りに進んだのなら、全く問題はないと思います。
また、もしデンマークが勝利していれば、デンマークの選手たちは「倒れた仲間の分も頑張った」という美談になっていたと推測できるので、デンマーク×フィンランド戦に関しては、実は私は感想を持ちません。
なのに、なぜ引用しているのかと言えば、「ドイツ五輪代表の試合放棄」との、大会主催者の対応の違いが大きかったからです。
 
デンマーク×フィンランド戦の主催者は欧州サッカー連盟という大組織で、ドイツ×ホンジュラス戦は (親善試合なので) 対応を決める組織が無かったのかもしれません。
しかしですね、ドイツの五輪代表の黒人選手が相手のホンジュラスチームから「人種差別を受けた」として、ピッチを去ってしまったら試合が、5分早くその時で終わったことにしたというのは、どうも変だと思います。
私の感覚では、選手の心臓発作 (命の危機) と、選手の人種差別への怒り(感情の危機) では、 (命の危機)の方が重いような気がします。
また、人種差別的な言葉を投げつけられても、ぐっと我慢して、自分の為すべき事=サッカーを試合終了までする事が、選手・プロとしての義務だと信じるからであります。
故に、サッカーはみる人達が喜んでくれればそれで構わないのでしょうが、こんなことがサッカーから一般化すると、問題だと思います。
つまり一般企業では、「人種差別された→自分が頭に来た→職場放棄」《善》になってしまうと、恐ろしくて、人種差別されそうな人たちを雇えなくなってしまいます。ですから、やはりルールは「感情に流されることなく」厳格に適用すべきだと思います。
ただ、どうも欧米では「自分が《善》だ」という立場を獲得すれば、「反対派を悪だ」と罵倒して、社会から抹殺しようとする習慣があります。
欧米社会は、通常が「片手落ち」なのです。というか「自分達が善だと感じれば善で、悪だと感じれば悪だ」という、感情的レッテル貼りの社会なのです。
そして、どうやら今の欧米の主要オピニオンリーダーは、黒人は《善なる人種差別の被害者》なので、「怒りを感じる言葉はNGだ」と感じるらしいです。そして、「黒人は《善なる被害者》なので、アジアンを罵倒しても良い」と感じるらしいです。
だから、黒人のヨルダン・トルナライア選手が「怒りを感じる言葉を受けた」と怒った時には、ドイツチームのクンツ監督は「われわれの選手の1人が人種差別を受けたとき、プレー続行の選択肢はない」と職場放棄した23歳の同選手を擁護したのです。
そして、黒人のデンペレ選手が「日本人の顔が醜い」とか「日本語がオカシイ」とか嘲笑い、白人のクルーグマン選手が同意したように笑った事に関しては、フランスのサッカー連盟の会長は、二人とも優しい選手達だと擁護したのです。
欧米人の「自分達が善だと感じれば善で、悪だと感じれば悪だ」という感情的レッテル貼りは、他所から見ればどう考えてもまともではありません。
しかし、感情なので「話せばわかる」というモノではありません。
欧米人は善悪で物事を判断しようとするので、どうしても感情的な主観で判断してしまいます。だから、片手落ちで、多くの有色人種国から敬意を集める事が出来ません。この為に、社会経済では世界を引っ張って、援助もしながら、裏みを集めてしまうこととなり、国際社会を不安定にさせてしまいます。
例えば、彼らは「ノルウェーは善だから、捕鯨をしても見ない振り。日本は遅れていて野蛮を残した国だから、捕鯨は野蛮だと止めさせようとする」事が正しいと感じてしまうので、ダブルスタンダードを「良い事だ」と信じてやっている訳です。
しかしですね、日本だけでなく、欧米諸国の何かにつられて日本の捕鯨にNOの投票をする国々だって、ノルウェーやカナダの捕鯨は批判しないで日本だけやり玉にあげるのは変だと内心は感じているはずです。
つまり、口ではお綺麗な事を言っていても、片手落ちでなので、多くの有色人種国から敬意を集める事が出来ないのであります。
要するに、この片手落ちだという点で、中国に付け入る隙を与えている訳であります。
最も、欧米人は、まだ最後の羞恥心は持ち合わせています。
例えば、カナダのトルドー首相は、日本が「捕鯨をします」と言って捕鯨委員会を脱退した事に対して批判しましたが、自国のカナダが捕鯨をする為にとっくの昔に捕鯨委員会を脱退しているのを知ると、沈黙しました。
つまり、また゛中国よりはマシなのでありますが、欧米人の「黒人のアジアン差別は良い。アジアンの黒人差別は悪魔」はまだこれからも続きそうですので、「それが欧米の豪なのだ」と突き放して考えて、腹を立てずに気を付けていた方がよさそうだと思います。

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